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海外語学研修体験記

【vol.56 2023年8月】(中国・西安外国語大学 竹山 百香さんより)

                              
国際社会学部国際社会学科中国語専攻2年 竹山 百香
 
 私はこの夏、中国陝西省西安市にある西安外国語大学で海外語学研修を行いました。初めての中国であることや日中情勢が良いとは言えない中での出発に渡航までの1か月程緊張しながらの準備となりました。しかしいつも学校で過ごす友人たちとの中国生活だったので、何とかなるだろうという気持ちもありました。
 
 西安での生活については、月曜日から金曜日まで毎朝8:00-12:00まで授業があり午後の時間は自由時間でした。朝が1限より早いため最初の方は慣れるのに苦労しましたが、毎朝大学のすぐそばにある朝ごはん屋さんに通うことを目標に早起きをしていました。授業には様々な国からの留学生がいてとても刺激的な毎日でした。授業終了後は学食をテイクアウトし、私と私のルームメイトはほぼ毎日西安市内の地下鉄でショッピングモールへ行くことがほとんどでしたが他にもみんなで動物園や大唐不夜城の周辺散策、兵馬俑観光にも行きました。移動に必要な交通カードを作ることや、地下鉄の乗り方など外に出るだけでも多くのことを学ぶことができました。またルームメイトと公園で遊んだり、足つぼ・漢服体験など私が中国でしたいと思っていたことに沢山付き合ってくれたり一緒に楽しんでくれたりしたおかげで初めての中国生活はとても良い思い出ばかりになりました。
 
 中国での生活で一番楽しかったことは中国人と沢山交流できたことです。留学の序盤の方に西安外国語大学で日本語を学ぶ中国人の子たちと仲良くなる機会がありました。私はそこで出会った中国人の女の子と仲良くなることができ、中国生活で私がしたかったことを沢山サポートしてもらいました。カラオケやプリクラ、中国で有名な飲み物屋さんなど沢山連れて行ってもらいました。彼女とは今でも連絡を取り合いWeChat(中国版メッセージアプリ)でテレビ電話をしお互いの言語を勉強しています。他にも韓国人のクラスメイト達にご飯に連れて行ってもらったり、お別れの時にクラスメイト達からお土産をもらったりと1か月という短い時間でしたが沢山の思い出作りが出来てとても幸せでした。
 
 中国での一か月間の生活の中でもちろん中国語の伸びに驚きましたが、帰国してからの中国に対する興味関心がより深くなっていることに驚きました。この1か月間で中国のSNSを利用することが習慣となったことや、中国語を専攻する友人と中国語で日常会話することでより中国に関心を持つことができました。また、中国人の留学生に対して中国語で話しをできるようになったことや中国の話題でたくさん話しができたことは留学してよかったなと思った瞬間でした。
 
 今回の留学を通して私はより中国のことが好きになることができました。必ずまた中国に行きたいと思います。
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