長崎県公立大学法人 平成28年度第2回経営協議会 議事録
日 時 | 平成28年11月11日(金) 10:30~12:00 |
出席者 | 稲永理事長、太田副理事長(学長)、百岳専務理事(事務局長)、前田委員、才木委員、大楠委員、古河委員(副学長)、平野委員(副学長)、松尾監事 |
場 所 | 長崎県立大学佐世保校第1・第2会議室 |
配布資料 | 【資料1】 長崎県公立大学法人の第3期中期目標・中期計画(素案)について 【資料2】 第3期中期目標・中期計画(素案)のポイント 【資料3】 第3期中期目標・中期計画(素案)全体版 【資料4】 佐世保校の建替えについて 【資料5】 長崎県立大学関連の新聞記事 |
議 事 | 【審議事項(1) 第3期中期目標・中期計画(素案)について】 事務局から資料に基づき主に次のような説明があり、素案のとおり県へ提出することを了承された。 県が示す中期目標〔第3期〕策定にあたっての基本的な考え方 (1)長崎県立大学における地方創生の推進 (2)内容の重点化(第2期:45項目→第3期:30項目) (3)中期計画の項目毎に数値目標を可能な限り設定 (4)国の高等教育に関する動向、大学を取り巻く環境の変化への対応 今後の策定スケジュール 平成28年12月 ・県議会、法人評価委員会から意見を受けて中期目標・計画(素案)の修正。 平成29年 3月 ・県議会 第3期中期目標(案)を上程、議決。 ・理事会・経営協議会にて第3期中期計画(案)を審議。 ・中期計画を県に提出し、知事の認可。 基本的な目標 ○地域志向で、社会人基礎力を有する人材の育成 ○地方創生に寄与する取組の強化 ○教育・研究機能の着実な質の向上 中期目標の重点・基本目標 Ⅰ 大学の教育研究等の質の向上に関する目標 Ⅱ 業務運営の改善及び効率化に関する目標 Ⅲ 財務内容の改善に関する目標 Ⅳ 自己点検・評価及び当該状況に係る情報の提供に関する目標 Ⅴ その他業務運営に関する目標 中期計画の個別項目(30事項) 一部の目標に係る達成水準の設定や、来年度予算に関連する項目等について、県と調整協議中の項目もあり、今後変更の可能性もある旨を踏まえ、各個別項目について説明。 事務局からの説明に引き続き以下のような質疑応答が行われた。 委員) クロスアポイントメント制度とは、具体的にどういったものか。 法人) 他機関と本学で協定を締結し、優秀な教員が双方に常勤職員としての身分を有して所属する仕組み。給料は、出向元が一括で支払うが、例えば7対3等の従事割合(エフォート)を決め、出向先が出向元へ相応の額を支払う。 国立大学で導入が進んでおり、全国の学生が、日本のトップレベルの教育の受講が可能。 委員) どんどん活用していけば、学生にも刺激になると思う。 委員) 女性の管理職の割合は、どの程度か。 法人) 教員は27名のうち6名、事務職員は10名のうち1名である。 委員) もっともっと女性の活躍の場を。 委員) 中期目標は県が設定するものであるが、県の担当者と大学側の担当者での協議で進められている印象があるため、特に、現在県と調整協議中の項目については、もっと県側の担当課と大学法人側が協議・話し合い作り上げるプロセスとなる様、経営協議会として申し入れしてほしい。 法人) 地方独立行政法人法で、中期目標は設置者である県が設定することとなっている。大学側で は中期計画を作成しながら、実施したいことを盛り込むことはできる。 法人) 県からは、春ごろに税金で賄われているのであるから、県民に分かりやすいように、具体的な数値目標を入れて計画を策定するように要請があった。その後、学部学科長を含めたメンバーで叩き台を作成した後、学長をトップとする中期計画推進本部において議論し、随時、県の意図する部分は学内に伝えながら策定してきた。 特に県内就職率の10%向上や、看護学科学生の地元就職率向上に向けた取組の目標値が、まだ大学と県の間で調整できていない状況。 委員) 細かい部分を当事者が説明できる機会があればと思う。 法人) 経営協議会でご意見を頂いたということを、県側にも伝えたい。 【報告事項(1)佐世保校の建替えについて】 事務局から資料に基づき説明があり、特筆すべき意見等はなかった。 |