国際金融論ゼミ（経営学部国際経営学科・大澤ゼミ）で2023年12月25日、日本銀行長崎支店と長崎歴史文化博物館を見学して来ました。日ごろゼミで研究している金融理論が現実の日本経済や実際の金融政策とどのように結びついているか、日銀職員の方に、支店の役割と関連付けて、分かりやすく解説して頂きました。また、夏に切り替わる新しいお札についても、一足先にレクチャーして頂きました。最新鋭のニセ札防止技術、とくに渋沢栄一の肖像画が浮き出て動く３Dホログラムには、一同、目を見張りました。

　また、地元の歴史や文化への理解を深めるために、長崎歴史文化博物館を見学しました。長崎は長い間、「世界への窓口」の役割を果たし、最先端の「知と技の集積地」だったことを改めて確認しました。江戸時代のオランダ語の辞書や『解体新書』をはじめ、幕末の写真撮影所やモールス信号機など興味深い展示品でいっぱいです。また、長崎奉行所ゾーンでは、江戸時代にタイムスリップした気分を味わいました。

　今回のフィールドワークでは、わが国の金融・経済だけでなく、地元の文化や歴史に対する理解も深めることができました。学生たちにとり、県内での就職も含め、自らのキャリア選択を考える一助となることを願っています。