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情報システム学科
研究室紹介
情報システム学科は多彩な専門分野による10研究室にて構成されています。それぞれの研究室でどのような教育・研究活動が行われているかを紹介しています。
最終更新日 2022年6月1日

メディアコンテンツクリエーション研究室(青木研 教授)

メディアコンテンツクリエーション研究室では、コンピュータグラフィックスを中心とした映像や、バーチャルリアリティ、ミックスドリアリティなどのXR、ゲームコンテンツやメタバースなどをテーマとして、その表現技術や制作支援技術の研究や作品制作をおこなっています。本学科ではモーションキャプチャーやグリーンバック撮影が可能なメディアスタジオを利用できるため、高度な作品制作や先端的な映像技術の研究がおこなえます。また、プログラミングによる数理的な方法でCG造形をおこなう数理造形についても研究をおこなっています。

実世界情報研究室(有田大作 教授)

実世界情報研究室では、サイバーフィジカルシステム(CPS)に関する研究をおこなっています。CPSとは、実世界(フィジカル空間)とコンピュータの世界(サイバー空間)とを密に繋げることで、産業に役立てたり、社会問題を解決したりすることを目指すものです。本研究室では、CPSを実際のフィールドで利用できることを重視しており、具体的には農業分野を研究の対象としています。例えば、イチゴの収穫台車に様々なセンサを取り付けて、イチゴハウス中の情報を収集・分析して、農家のために可視化する研究を行っています。

情報デザイン研究室(片山徹也 教授)

本研究室では、情報技術とデザインを用いた人間・モノ・環境の良好な関係づくりの構築を目指し、「人間中心設計」(Human Centered Design)による情報デザインについて研究を行っています。グラフィックデザインを構成する諸要素やモバイル端末・タッチパネル等のデジタルデバイス画面を介して提供されるコンテンツに着目し、誰もがわかりやすく使いやすいと感じるユーザビリティやアクセシビリティの高いデザインを探求する研究室です。本研究室所属学生の卒業研究のテーマは、Web広告やPOP広告デザインのイメージ評価、画像編集ソフトを用いた眉メイク画像のレタッチ、カーナビに適したフォント評価、コンビニATMのタッチパネル画面上のボタンやキーボードの配色デザイン、モバイルECサイトのWebデザインや商品パッケージデザインの色面積比等多岐に渡ります。

数学と数理構造研究室(永野哲也 教授)

数理構造というと難しく聞こえますが、およそ世の中の自然およびシステム(機械システム、情報システム、ゲーム、・・・)の中には必ず何がしかの数理的な仕組み(システム)が隠れています。この研究室は、そういう数理構造を調べて、どのような仕組になっているのを数学を使って明らかにしようというところです。また、数学そのものの研究も行います。数学の研究というとまたもや難しそうですが、自分にとって明らかでない事柄からはじめて、その使われている数学を調べるという研究です。例えば、整数が13の倍数かどうかの判定法は何か?などです。

空間デザイン研究室(平岡透 教授)

「地理空間情報を用いた地域防災および環境評価」と「新しいタイプのノンフォトリアリスティックレンダリングの生成と機械学習による評価」に関する研究を行っています。「地理空間情報を用いた地域防災および環境評価」では、航空写真や衛星データ、レーザスキャナデータ、道路ネットワークデータ、土地利用データなどのさまざまなデータを用いて地域防災や環境評価に関する分析を行っています。「新しいタイプのノンフォトリアリスティックレンダリングの生成と機械学習による評価」では、写真画像や動画、3次元データからこれまでにない非写実的な画像に変換する手法、また機械学習を用いた非写実的な画像の評価手法の開発を行っています。

ヒューマンインタフェース研究室(辺見一男 教授)

ヒューマンインタフェース研究室では、これまでにない新しいインタフェースの開発を行っています。詳細については http://www2.sun.ac.jp/prof/hemmi/LabIntroduction/_index_LabIntroduction.htm を参照してください。現在、特に力を入れているのはボイスユーザーインタフェースを備えたコミュニケーションロボットを核として使用し高齢者をサポートするシステムの開発を行っています。このシステムは高齢者のフィジカル面(身体面)だけでなくメンタル面(精神面)もサポートすることを目標に開発しています。システムの概要を以下の図に示します。


まちづくり工学研究室(吉村元秀 教授)

地域の住民である「ヒト」、地域の活動である「コト(イベント)」、地域に広がる「モノ(サービス)」がスマートに連動する住みよい「まち」をデザインし、その要素となるシステムを設計・開発しています。 「まち」には、QRコードやICタグを利用したキャッシュレス決済やスマートなレジシステム、交通系のICカードが普及しています。 学習機能をもったスマートスピーカーが家庭に普及し、自動車の完全自動運転も夢ではありません。 そんな「まち」づくりのためのデザインやシステムのコンセプトを提案し、技術開発を行うのが吉村研究室です。

感性情報学研究室(飛谷謙介 准教授)

近年,Eコマースの普及による市場環境のグローバル化に伴い,ユーザのニーズが多様化し,プロダクトのカスタマイズ化やパーソナル化に対する要求が高まっています。このような要求に応えるためには,一人ひとりの嗜好や感性を的確に把握し,それらにあわせて具体的なデザインに展開する方法論が必要と言えます。当研究室では,ヒトの感覚や感性を指標化する技術を開発し,深層学習などの人工知能技術を活用することで、新たな「感性価値」を創出する研究を進めています。

音響心理学研究室(藤沢望 講師)

私達の身の周りには無数の音が溢れています。朝なんとなく付けたテレビの音、街の様々な場所で流れるBGM、子供たちの遊ぶ元気な声…、心を癒やす音もあれば、不快に感じる音もあります。これらの音や音楽は、私達の心理や行動に様々な影響を与えます。周囲の音を遮断して作業に集中したいときもあれば、落ち込んだときには心に響く音楽を聞いて元気を取り戻すこともあるでしょう。音響心理学研究室では、このような「音と人間の心理・行動の関係」を実験的方法によって明らかにし、人間にとっての音の意味、音の役割を解明していくことが目的です。

視覚メディア研究室(前村葉子 講師)

視覚表現を中心とするマルチメディア情報処理の研究に従事。デジタル・アナログ問わず種々の作品を対象とし、それらをコンテンツとしてより豊かに味わうための表現方法を工学的アプローチにより考察し提案することを目指す。写真、マンガ、紙芝居、似顔絵、ゆるキャラ、車、イラスト画、てぬぐい、ゲームなど、対象とする作品は広範である。これらに向き合う際に生じる心的表象を手掛かりとして、各種センサ、信号処理、機械学習など、情報社会に求められる最新技術を駆使する。(研究室ロゴは「画」を模したデザインで卒業生若杉氏提供)

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