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【研究紹介③】辺見一男教授のコミュニケーションロボット(Unibo)を用いた高齢者サポートシステムに関する研究を紹介します
2023-04-01
この研究では、ユニロボット社製のコミュニケーションロボット(Unibo)を使っています。Uniboの外観を図1に示します。Uniboは顔がディスプレイになっていて、マイク、カメラ、スピーカーを内蔵しています。また、首は上下左右に動き、手は上下に動きます。とてもかわいい姿をしているので高齢者にも大変好評です。Uniboに種々の機能を追加することによって高齢者のサポートを行うようなシステムを開発しています。この研究は、情報技術と看護技術を融合する必要があるので、看護学科の先生たちとチームを組んで研究を行っています。

このシステムは高齢者のフィジカル面(身体面)とメンタル面(精神面)をサポートために次の機能を持たせています。図2にシステムの概要を示しました。図の中の①から⑥は表1の①から⑥の説明に対応しています。

●フィジカル面のサポートを行う機能
①バイタルサインの測定
 酸素飽和度、体温、血圧、脈拍を測定します
②顔の写真撮影
 医療機関に送るための顔の写真を撮影します。顔色は健康のバロメーターです。
③医療機関へのデータの送信
 酸素飽和度、体温、血圧、脈拍、顔の写真、を医療機関に送信します。
④口腔機能訓練(パタカラ体操)
 誤嚥性肺炎を予防するために「パタカラ体操」を実施します。

●メンタル面のサポートを行う機能
⑤TV電話での通話
 UniboにはTV電話が内蔵されていますので、家族との会話や看護師との連絡を取ることができます。TV電話ですのでお孫さんの顔を見ながら話をすることが可能です。
⑥ゲーム
 シリトリや歴史クイズなどUniboと一緒に楽しむことができます。
図1 Uniboの外観
図2 システムの概要
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