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研究シーズ集

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紙芝居上演を通じての対人コミュニケーションに関する研究
研究キーワード
紙芝居、対面コミュニケーション、上演者、観客、作者、共感
学部学科
国際社会学部 国際社会学科
研究者
柳田 多聞 准教授
研究目的
紙芝居の上演者には、観客と対面した上で、他者が作った作品の内容を分かりやすく届ける技能が求められる。それには、作品の絵と脚本から作者の意図を汲みとる作業や、観客の年齢や理解状況を踏まえて効果的な上演技法を選んで実践する作業が必要となる。それらの技能の習得・向上に取り組む実践は、対人コミュニケーションについての効果的な学習プロセスにほかならない。誰でも取り組める紙芝居上演からどのような学びを得ることができるか、を探究することが本研究の目的である。
研究概要
具体的な研究テーマは以下のように多岐にわたる。

「対面コミュニケーションのあり方について」
• 上演者の表情やしぐさ、視線や顔の向きについて
• 語りの口調や「間(ま)」のあり方について
• 上演中の観客からの反応への受け答えなど、上演者と観客とのやり取りについて
「作品の下読み(内容分析)について」
• 各場面の絵や脚本の理解について
• 物語展開の理解、登場人物への共感について
「観客理解について」
• 乳児・幼児のコミュニケーション特性と紙芝居との関連
• 児童・生徒のコミュニケーション特性と紙芝居との関連
• 思春期・成年期のコミュニケーション特性と紙芝居との関連
• 老年期・認知症のコミュニケーション特性と紙芝居との関連
「上演技能の協同学習について」
• 同好者グループによる協同学習方法について
• 作品表現と自己表現のあり方について
用途・研究効果・実用化のイメージ
研究成果は以下の場面への応用が考えられる。
• 対面コミュニケーションに関わる人材育成の実践的演習
• 自己表現など対人行動に取り組む実践的演習
• 国語表現の発展的演習
• 地域に根ざす紙芝居文化活動者の自主学習支援
関連情報
「紙芝居上演の心理学的研究の構想」、長崎県立大学国際情報学部研究紀要、第12号、351-358、2011
「一幼児の紙芝居鑑賞中の反応行動」、長崎県立大学国際情報学部研究紀要、第14号、255-264、2014
「異なる演者による紙芝居上演に対する観客の注目の差異」、国際社会学部研究紀要、第1号、135-144、2016
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