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地方社会における包摂的なイノベーションの仕組みの解明
研究キーワード
包摂的なイノベーション
学部学科
地域創造学部 公共政策学科
研究者
車 相龍 教授
研究目的
本研究では、地方社会を背景に、希望の職に就けない青年たちと用途を失った空き店舗・空き家が従来とは違うカタチ・ナカミで結合することで経済的価値を取り戻す、ひいては創り出すことを包摂的なイノベーションと称し、その仕組みを解明することを目的とする。
研究概要
本研究の目的は、青年を主体とした包摂的なイノベーションの仕組みを明らかにすることである。
ここでいう包摂とは、日本では2000年代半ばから学術的な議論が本格化した排除(exclusions)の概念はもちろんのこと、近年、サスキア・サッセン(2014)により議論が始まった放逐(expulsions)という探索的な概念も視野に入れて、それらの概念が指す状態から復帰・回復することを意味する。
本研究では、そうした排除・放逐による経済的価値の喪失危機に瀕する無職の人間と無用の空間との新たな結びつきとして、地方社会を背景に、希望の職に就けない青年たちと用途を失った空き店舗・空き家が従来とは違う「カタチ」または「ナカミ」で結合(combination)することで経済的価値を取り戻す、ひいては創り出すことを包摂的なイノベーションと称し、そのカタチ・ナカミを解明することに研究の主眼を置く。より具体的には、青年たちと空き店舗・空き家との新たな結合の構造について、「人間✕空間」「人間✕人間」「空間✕空間」という3つの側面から、包摂的なイノベーションの成功に欠かせない㋑経済的に持続可能なビジネスモデルと、その構築に向けた㋺青年による集団的参画の取り組み、そして、そうしたビジネスモデルおよび取り組みによって㋩再生された一連の日常空間の関係構造を、包摂的なイノベーションに関連した制度的環境および地域的環境に留意しながら解明することを目標とする。
用途・研究効果・実用化のイメージ
本研究を通じて、「どうすれば、青年が地方に残れるか」という疑問に対して答えを探り、ひいては地方社会を悩ませている青年人口の離脱問題の改善に活用できる知見が得られることを期待する。
関連情報
車相龍、「旧長醫家住宅主屋の活用方案に関する研究」、松浦市受託研究、2017。
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