本文へ移動

研究シーズ集

長崎県立大学研究シーズ集検索

流通・経営から見た歴史、軍港都市の歴史
研究キーワード
歴史・流通・ドイツ・ヨーロッパ・世界経済・軍港都市・佐世保・経営と文化
学部学科
経営学部 国際経営学科
研究者
谷澤 毅 教授
研究目的
・商品流通や経営、また文化の伝播などの観点から歴史について研究を行っている。流通の観点からグローバル化、近代化、都市化の原点をヨーロッパに探り、その影響が日本をはじめ世界各地へと及んできた過程の検証を目的としている。
・佐世保を中心に軍港都市の歴史について調べている。ドイツ・キールなど他の軍港都市との比較史的な考察を交えて、軍港都市の特徴や役割について正確に理解することを目的としている。
研究概要
・商業・流通が歴史をつくり上げていく力、いうなれば「歴史形成力」に関心を持ち、情報の流通や文化の伝播も視野に入れながら考察を続けている。まずは、中世・近世のドイツで誕生した「ハンザ同盟」というユニークな商人・都市共同体について調べ、その成果を『北欧商業の研究 - 世界経済の誕生とハンザ商業』という研究書にまとめた。次いで、考察範囲を広げ、普段授業で取り上げている内容を中心に商業・流通の「歴史形成力」、グローバル化について検討を進め、『世界流通史』というタイトルのテキストを作成した。

・佐世保に居住するようになって生活者としての立場から軍港を意識するようになった。このような経験をもとにドイツ・キールと佐世保との比較、また同じく後発先進国・敗戦国であるドイツと日本の近代化、復興・発展に関する比較史的な研究を進めている。その成果は『佐世保とキール 海軍の記憶 - 日独軍港都市史小史』という著作にまとめている。

・最近では、経営と文化に関する歴史的な観点からの研究に着手し始めている。知識人や文化人として名高い過去の経営者に注目し、経営者の社会的貢献や経営と文化とのかかわりなどにつ
いての考察を進めている。
用途・研究効果・実用化のイメージ
・商業・流通の発展を歴史と関連付けて理解することにより、グローバル化や豊かさ・格差の問題、自然と人間との関係に関するより深い理解が可能となり、今後の社会の在り方について検討するための何らかの素材を得ることができる。
・軍港都市の歴史、役割を正確に理解することにより、軍港都市をあらためて顕彰し、今後の軍港都市の街づくりについて検討するための何らかの素材を得ることができる。
・経営者に関する幅広い理解により、経済・営利重視の現代の風潮を相対視する視点が得られる。
関連情報
参考文献
谷澤毅『北欧商業史の研究 - 世界経済の形成とハンザ商業』知泉書館、2011年。
谷澤毅『佐世保とキール 海軍の記憶 - 日独軍港都市史小史』塙書房、2013年。
内田日出海・谷澤毅・松村岳志(編)『地域と越境 -「共生」の社会経済史』春風社、2014年。
谷澤毅『世界流通史』昭和堂、2017年。
TOPへ戻る