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研究シーズ集

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医薬品業界における流通系列化の生成過程
研究キーワード
流通系列化,一般用医薬品(OTC、大衆薬、売薬),特約店制度
学部学科
経営学部 経営学科
研究者
神保 充弘 教授
研究目的
日本の産業界において流通系列化が本格的に展開されるようになったのは高度経済成長期のことであった。しかし、流通系列化という企業行動そのものはこの時期になって突如として行われるようになったものではなく、一部の産業界において、太平洋戦争が勃発する以前から、先駆的な企業によって導入されていた。
医薬品産業はそのような産業の1つであった。
この研究では、日本の製薬企業による流通系列化がいつ、どのような背景のもとで、何を目的として、どのような手段を用いて導入・展開されることになったのかを、代表的な企業の事例研究を通じて実証的に明らかにする。
研究概要
日本の製薬企業による流通系列化については、いくつかの企業の事例が先行研究によって明らかにされている。
たとえば、大正製薬は1928年、特約株主制度を採用し、卸売業者を介さず小売業者に直接販売する仕組みを導入して販売チャネルの整備に本格的に乗り出していた。
また、武田薬品工業は新薬の製造・販売に伴い、大正期には卸売業者の整備に着手していたが、1939年には同社専属の卸売機関として武田薬品大阪配給所を設立して、資本的にも人的にも関与するなど、きわめて高度な系列化を実施していた。
この研究では、これらの事例研究をふまえながら、従来、先行研究によってはほとんど光が当てられることがなかったいまひとつの重要な存在として星製薬の事例を取り上げ、その販売組織の構築過程に焦点を当てつつ、その実態を浮き彫りにする。
用途・研究効果・実用化のイメージ
関連情報
研究の詳細は、科学技術情報発信・流通総合システム(J-STAGE)のホームページをご覧ください。
URL: https://www.jstage.jst.go.jp/article/bhsj/43/2/43_2_2_3/_article
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