国際的研究
本学社会人大学院生が国際学会で最優秀賞を受賞
2025-12-26
カテゴリ:お知らせ
12月13日、韓国ソウル大学校で開催された韓国環境教育学会(Korean Society for Environmental Education)において、地域創生研究科・国境離島文化振興コース 修士課程の中村茂さん(指導教員:石田聖准教授)が、ポスター発表にて最優秀発表賞を受賞しました。
受賞した研究内容は、 “Exploring Human–Sea Relationships through Migratory Birds: A Pilot Bio-Cultural Diversity Program in Kabashima, Nagasaki“(邦題:渡り鳥を媒介とした人と海の関係性の探究―長崎県樺島における生物文化多様性の試行的プログラム)です。
中村さんがフィールドとしている長崎市樺島における、渡り鳥を媒介とした環境教育プログラムを通じて、生物多様性と文化的多様性が相互に支え合う「生物文化多様性(Biocultural Diversity)」の理解を促進する実践的研究です。
海・森・集落といった多様な環境が凝縮された島嶼地域の特性に着目し、海鳥観察、民俗芸能体験、地域住民による語りなどを組み合わせた学習プログラムを設計・検討し、期待される教育効果を検討しました。
本研究は、COP15で採択された「昆明・モントリオール生物多様性枠組」や、日本の生物多様性国家戦略(2023–2030)とも接続する内容であり、環境教育における国際的潮流と地域実践を架橋する試みとして高く評価されました。
また、外来種問題や人と自然の関係性の変容といった現代的課題を、体験的学習を通じて捉え直す点も特徴です。
今回の受賞は、地域資源を活かした教育・研究の国際的意義を示すもので、今後、中村さんは地域と連携し、さらなる実証研究と社会実装に取り組んでいく予定です。





