・・・・・・・最終更新日:2024年4月1日・・・・・・・
2024年度に担当予定の科目です。講義内容(予定)はシラバスに掲載されるので科目だけ列挙します。
健康と食生活(看護学科1年=選択:1Q)=3回担当
チーム医療論(看護学科2年=必修:1Q)=8回担当
臨床栄養指導実習(栄養健康学科4年=必修:1Q)=15回担当(1回2コマ)
チーム医療論(栄養健康学科4年=必修:1Q)=8回担当
特別演習U(栄養健康学科4年=必修:1Q)=「生命倫理」特別講義や現場の管理栄養士さんの講義を中心に
アカデミックスキル特講(大学院博士後期課程1年=必修:1Q)=3回担当
健康科学特論(大学院修士課程1年=専攻共通必修:1〜2Q)=1回担当
アカデミックスキル特論(大学院修士課程1年=専攻共通必修:1〜2Q)=1回担当
栄養療法学T(栄養健康学科3年=必修:2Q)=15回担当
最新栄養科学特論(大学院修士課程1年=専攻共通選択:2Q)=1回担当
地域創生学演習(大学院博士後期課程1年=必修:2Q)=4回担当
臨床栄養臨地実習(栄養健康学科4年=必修:7〜9月)=2週間
チーム医療演習(看護学科・栄養健康学科4年=選択)=8月に集中講義
食看護学演習(看護学科1年/栄養健康学科1年=必修:3Q)=1回担当
栄養療法学U(栄養健康学科3年=必修:3Q)=15回担当
マネジメント・リーダーシップ特論 (大学院修士課程1年=修士課程共通必修:3〜4Q)=3回担当
キャリアデザイン (全学教育科目=選択:4Q)=シーボルト校科目責任者(オムニバス)
臨床栄養管理学(栄養健康学科3年=必修:4Q)=15回担当
栄養科学特別講義(栄養健康学科4年=選択:4Q)=12月〜1月に5回ほど担当
臨床栄養学特論(大学院修士課程1〜2年=選択:4Q)=受講者がいれば15回担当
実践栄養科学特講(大学院博士後期課程1年=選択必修:4Q)=3回担当
卒業研究(栄養健康学科4年:通年)
・・・・・・・更新日:2023年3月10日・・・・・・・
2023年度に担当予定の科目です。講義内容(予定)はシラバスに掲載されるので科目だけ列挙します。今年は2年ぶりに「キャリアデザイン」を担当させていただくことになりました。
健康と食生活(看護学科1年=選択:1Q)=5回担当
チーム医療論(看護学科2年=必修:1Q)=8回担当
臨床栄養指導実習(栄養健康学科4年=必修:1Q)=15回担当(1回2コマ)
チーム医療論(栄養健康学科4年=必修:1Q)=8回担当
特別演習U(栄養健康学科4年=必修:1Q)=「生命倫理」特別講義や現場の管理栄養士さんの講義を中心に
アカデミックスキル特講(大学院博士後期課程1年=必修:1Q)=3回担当
健康科学特論(大学院修士課程1年=専攻共通必修:1〜2Q)=1回担当
アカデミックスキル特論(大学院修士課程1年=専攻共通必修:1〜2Q)=1回担当
栄養療法学T(栄養健康学科3年=必修:2Q)=15回担当
最新栄養科学特論(大学院修士課程1年=専攻共通選択:2Q)=1回担当
地域創生学演習(大学院博士後期課程1年=必修:2Q)=4回担当
臨床栄養臨地実習(栄養健康学科4年=必修:7〜9月)=2週間
チーム医療演習(看護学科・栄養健康学科4年=選択)=8月に集中講義
食看護学演習(看護学科1年/栄養健康学科1年=必修:3Q)=1回担当
栄養療法学U(栄養健康学科3年=必修:3Q)=15回担当
マネジメント・リーダーシップ特論 (大学院修士課程1年=修士課程共通必修:3〜4Q)=3回担当
キャリアデザイン (全学教育科目=選択:4Q)=シーボルト校科目責任者(オムニバス)
臨床栄養管理学(栄養健康学科3年=必修:4Q)=15回担当
栄養科学特別講義(栄養健康学科4年=選択:4Q)=12月〜1月に5回ほど担当
臨床栄養学特論(大学院修士課程1〜2年=選択:4Q)=受講者がいれば15回担当
実践栄養科学特講(大学院博士後期課程1年=選択必修:4Q)=3回担当
卒業研究(栄養健康学科4年:通年)
・・・・・・・更新日:2022年3月7日・・・・・・・
2022年度に担当予定の科目です。講義内容(予定)はシラバスに掲載されるので科目だけ列挙します。昨年度も新型コロナの影響により多くの科目で遠隔授業(Google classroom)を余儀なくされましたが、今年は対面授業がどれくらいできるでしょうか・・・。また、2022年度から大学院・博士後期課程(地域創生専攻)が始まりますので、そちらも担当します。
健康と食生活(看護学科1年=選択:1Q)=7回担当
チーム医療論(看護学科2年=必修:1Q)=8回担当
臨床栄養指導実習(栄養健康学科4年=必修:1Q)=15回担当(1回2コマ)
チーム医療論(栄養健康学科4年=必修:1Q)=8回担当
特別演習U(栄養健康学科4年=必修:1Q)=「生命倫理」特別講義や現場の管理栄養士さんの講義を中心に
アカデミックスキル特講(大学院博士後期課程1年=必修:1Q)=9回担当
健康科学特論(大学院修士課程1年=専攻共通必修:1〜2Q)=1回担当
アカデミックスキル特論(大学院修士課程1年=専攻共通必修:1〜2Q)=1回担当
栄養療法学T(栄養健康学科3年=必修:2Q)=15回担当
最新栄養科学特論(大学院修士課程1年=専攻共通選択:2Q)=1回担当
地域創生学演習(大学院博士後期課程1年=必修:2Q)=4回担当
臨床栄養臨地実習(栄養健康学科4年=必修:7〜9月)=2週間(学外実習か学内実習かは新型コロナの状況次第であり、いまのところ未定)
チーム医療演習(看護学科・栄養健康学科4年=選択)=8月に集中講義
食看護学演習(看護学科1年/栄養健康学科1年=必修:3Q)=1回担当
栄養療法学U(栄養健康学科3年=必修:3Q)=15回担当
マネジメント・リーダーシップ特論 (大学院修士課程1年=修士課程共通必修:3〜4Q)=2回担当
臨床栄養管理学(栄養健康学科3年=必修:4Q)=15回担当
栄養科学特別講義(栄養健康学科4年=選択:4Q)=12月〜1月に5回ほど担当
臨床栄養学特論(大学院修士課程1〜2年=選択:4Q)=受講者がいれば15回担当
実践栄養科学特講(大学院博士後期課程1年=選択必修:4Q)=3回担当
専門ゼミナール(栄養健康学科3年:3〜4Q)
卒業研究(栄養健康学科4年:通年)
・・・・・・・更新日:2021年3月24日・・・・・・・
2021年度に担当予定の科目です。講義内容(予定)はシラバスに掲載されるので科目だけ列挙します。昨年度は新型コロナの影響でほとんどの科目で遠隔授業(Google classroom)を余儀なくされましたが、今年は対面授業(役所的には「面接授業」と言います)ができればいいなとおもっています。
健康と食生活 (看護学科1年=選択:1Q)=7回担当
チーム医療論 (看護学科2年=必修:1Q)=8回担当
臨床栄養指導実習(栄養健康学科4年=必修:1Q)=15回担当(毎週2コマ)
チーム医療論(栄養健康学科4年=必修:1Q)=8回担当
特別演習U(栄養健康学科4年=必修:1Q)=「生命倫理」特別講義や現場の管理栄養士さんの講義を中心に
栄養療法学T(栄養健康学科3年=必修:2Q)=15回担当
臨床栄養臨地実習(栄養健康学科4年=必修:7〜8月)=2週間(学外実習か学内実習かは新型コロナの状況次第であり、いまのところ未定)
チーム医療演習(看護学科・栄養健康学科4年=選択)=受講者がいれば8月に集中講義を行います
健康科学特論(大学院前期課程1年=専攻共通必修:1〜2Q)=1回担当
アカデミックスキル特論(大学院前期課程1年=専攻共通必修:1〜2Q)=1回担当
最新栄養科学特論(大学院前期課程1年=専攻共通選択:2Q)=1回担当
食看護学演習 (看護学科1年/栄養健康学科1年=必修:3Q)=1回担当
栄養療法学U (栄養健康学科3年=必修:3Q)=15回担当
臨床栄養管理学 (栄養健康学科3年=必修:4Q)=15回担当
キャリアデザイン (全学教育科目・看護1年=必修:4Q)=科目責任者(オムニバス)
栄養科学特別講義 (栄養健康学科4年=選択:4Q)=12月〜1月に5回ほど担当
臨床栄養学特論 (大学院前期課程1〜2年=選択:4Q)=15回担当
実践栄養科学特講 (大学院後期課程=選択:3〜4Q)=2回担当
専門ゼミナール (栄養健康学科3年:3〜4Q)
卒業研究 (栄養健康学科4年:通年)
・・・・・・・更新日:2020年3月27日・・・・・・・
2020年度に担当予定の科目です。講義内容(予定)はシラバスに掲載されているので科目だけ列挙します。今年からクオーター制が開始され、大学院も再編されるため、変更になった科目もあります。
健康と食生活 (看護学科1年=選択:1Q)=9回担当
チーム医療論 (看護学科2年=必修:1Q)=8回担当
臨床栄養指導実習(栄養健康学科4年=必修:1Q)=15回担当(2コマ)
チーム医療論(栄養健康学科4年=必修:1Q)=8回担当
特別演習U(栄養健康学科4年=必修:1Q)=「生命倫理」特別講義や現場の管理栄養士さんの講義を中心に
令和2年度NICEキャンパス長崎コーディネート科目「食と健康を科学する」(1〜2Q)=1回担当
栄養療法学T(栄養健康学科3年=必修:2Q)=15回担当
臨床栄養臨地実習(栄養健康学科4年=必修:7〜8月)=7月に2週間の病院実習
チーム医療演習(看護学科・栄養健康学科4年=選択)=受講者がいれば8月に集中講義を行います
健康科学特論(大学院前期課程1年=専攻共通必修:1〜2Q)=1回担当
アカデミックスキル特論(大学院前期課程1年=専攻共通必修:1〜2Q)=1回担当
最新栄養科学特論(大学院前期課程1年=専攻共通選択:2Q)=1回担当
食看護学演習 (看護学科1年/栄養健康学科1年=必修:3Q)=1回担当
栄養療法学U (栄養健康学科3年=必修:3Q)=15回担当
臨床栄養管理学 (栄養健康学科3年=必修:4Q)=15回担当
キャリアデザインT (全学教育科目1年=必修:4Q)
キャリアデザインU (全学教育科目2年=選択:4Q)
栄養科学特別講義 (栄養健康学科4年=選択:4Q)=12月〜1月に5回ほど担当
臨床栄養学特論 (大学院前期課程1〜2年=選択:4Q)=15回担当
実践栄養科学特講 (大学院後期課程=選択:3〜4Q)=2回担当
専門ゼミナール (栄養健康学科3年:3〜4Q)
卒業研究 (栄養健康学科4年:通年)
・・・・・・・更新日:2019年3月28日・・・・・・・
2019年度に担当予定の科目です。講義内容(予定)はシラバスに掲載されているので科目だけ列挙します。今年も「しまなび」
を担当することになりました。他にも少し変更があります。
長崎のしまに学ぶ (全学=必修:前期)=4〜8月
しまのフィールドワーク (全学=必修:前期)=8月あるいは9月(10月に発表会)
健康と食生活 (看護学科1年=選択:前期)=5回担当
教養セミナー (学部共通科目1年=必修:前期)=後半(栄養健康学科)に1回担当
チーム医療論 (看護学科2年=必修:前期)=8回担当
栄養療法学T(栄養健康学科3年=必修:前期)=15回担当
臨床栄養指導実習 (栄養健康学科4年=必修:前期)=15回担当(週2コマ)
チーム医療論 (栄養健康学科4年=必修:前期)=8回担当
特別演習U (栄養健康学科4年=必修:前期)=「生命倫理」特別講義や現場の管理栄養士さんの講義を中心に
臨床栄養臨地実習 (栄養健康学科4年=必修:前期)=7月に2週間の病院実習
チーム医療演習 (看護学科・栄養健康学科4年=選択:前期)=受講者がいれば8月に集中講義を行います
栄養科学特論 (栄養科学専攻博士前期課程1年=必修:前期)=1回担当
栄養科学演習 (栄養科学専攻博士前期課程1年=必修:前後期)=2回(前期1回、後期1回)担当予定
食看護学演習 (看護学科1年/栄養健康学科1年=必修:後期)=1回担当
栄養療法学U (栄養健康学科3年=必修:後期)=15回担当
臨床栄養管理学 (栄養健康学科3年=必修:後期)=15回担当
栄養科学特別講義 (栄養健康学科4年=選択:後期)=12月〜1月に5回ほど担当
臨床栄養学特論 (栄養科学専攻博士前期課程1〜2年=選択:後期)=15回担当
生活習慣病予防論 (看護学専攻・看護学共通科目=選択:後期)=3回担当
専門ゼミナール (栄養健康学科3年後期)
卒業研究 (栄養健康学科4年通年)
・・・・・・・更新日:2018年4月10日・・・・・・・
2018年度に担当予定の科目です。講義内容(予定)はシラバスに掲載されているので科目だけ列挙します。
長崎のしまに学ぶ (全学=必修:前期)=4〜8月
しまのフィールドワーク (全学=必修:前期)=8月あるいは9月(10月に発表会)
健康と食生活 (看護学科1年=選択:前期)=5回担当
教養セミナー (学部共通科目1年=必修:前期)=後半(栄養健康学科)に1回担当
チーム医療論 (看護学科2年=必修:前期)=8回担当
栄養療法学T(栄養健康学科3年=必修:前期)=15回担当
臨床栄養指導実習 (栄養健康学科4年=必修:前期)=15回担当(週2コマ)
チーム医療論 (栄養健康学科4年=必修:前期)=8回担当
特別演習U (栄養健康学科4年=必修:前期)=「生命倫理」特別講義や現場の管理栄養士さんの講義を中心に
臨床栄養臨地実習 (栄養健康学科4年=必修:前期)=7月に2週間の病院実習
栄養科学特論 (栄養科学専攻博士前期課程1年=必修:前期)=1回担当
栄養科学演習 (栄養科学専攻博士前期課程1年=必修:前後期)=4回(前期2回、後期2回)担当
食看護学演習 (看護学科1年/栄養健康学科1年=必修:後期)=1回担当
栄養療法学U (栄養健康学科3年=必修:後期)=15回担当
臨床栄養管理学 (栄養健康学科3年=必修:後期)=15回担当
栄養科学特別講義 (栄養健康学科4年=選択:後期)=12月〜1月に5回ほど担当
臨床栄養学特論 (栄養科学専攻博士前期課程1〜2年=選択:後期)=15回担当
実践栄養科学特講 (栄養科学専攻博士後期課程1年=選択:後期)=3回担当
生活習慣病予防論 (看護学専攻・看護学共通科目=選択:後期)=3回担当
専門ゼミナール (栄養健康学科3年後期)
卒業研究 (栄養健康学科4年通年)
・・・・・・・更新日:2017年6月30日・・・・・・・
2017年度に担当予定の科目です。講義内容(予定)はシラバスに掲載されているので科目だけ列挙します。
健康と食生活 (看護学科1年=選択:前期)=5回担当
教養セミナー (学部共通科目1年=必修:前期)=後半(栄養健康学科)に1回担当
チーム医療論 (看護学科2年=必修:前期)=森田教授と4回ずつ担当
栄養療法学T(栄養健康学科3年=必修:前期)=15回担当
臨床栄養指導実習 (栄養健康学科4年=必修:前期)=15回担当(週2コマ)
チーム医療論 (栄養健康学科4年=必修:前期)=森田教授と4回ずつ担当
特別演習U (栄養健康学科4年=必修:前期)=「生命倫理」特別講義や現場の管理栄養士さんの講義を中心に
臨床栄養臨地実習 (栄養健康学科4年=必修:前期)=7月に2週間の病院実習
栄養科学特論 (栄養科学専攻博士前期課程1年=必修:前期)=1回担当
食看護学演習 (看護学科1年/栄養健康学科1年=必修:後期)=1回担当
栄養療法学U (栄養健康学科3年=必修:後期)=15回担当
臨床栄養管理学 (栄養健康学科3年=必修:後期)=15回担当
栄養科学特別講義 (栄養健康学科4年=選択:後期)=12月〜1月に5回担当
臨床栄養学特論 (栄養科学専攻博士前期課程1〜2年=選択:後期)=15回担当
実践栄養科学特講 (栄養科学専攻博士後期課程1年=選択:後期)=3回担当
生活習慣病予防論 (看護学専攻・看護学共通科目=選択:後期)=2回担当
専門ゼミナール (栄養健康学科3年後期)
卒業研究 (栄養健康学科4年通年)
・・・・・・・更新日:2016年8月23日・・・・・・・
2016年度に担当予定の科目です。講義内容(予定)はシラバスに掲載されているので科目だけ列挙します。2016年度は全学教育科目で「生物科学」(遠隔)を、
学部専門科目で栄養情報解析演習(5回分)を新たに担当することになりました(おそらく今年度のみ)。
生物科学 (全学教育科目=選択:前期)=6名以上の受講者がいれば開講します(遠隔)。15回担当
健康と食生活 (看護学科1年=選択:前期)=5回担当
教養セミナー (学部共通科目1年=必修:前期)=後半(栄養健康学科)に1回担当
チーム医療論 (看護学科2年=必修:前期)=森田教授と4回ずつ担当
栄養療法学T(栄養健康学科3年=必修:前期)=15回担当
臨床栄養指導実習 (栄養健康学科4年=必修:前期)=15回担当(週2コマ)
チーム医療論 (栄養健康学科4年=必修:前期)=森田教授と4回ずつ担当
特別演習U (栄養健康学科4年=必修:前期)=「生命倫理」特別講義や現場の管理栄養士さんの講義を中心に
臨床栄養臨地実習 (栄養健康学科4年=必修:前期)=7月に2週間の病院実習
栄養科学特論 (栄養科学専攻博士前期課程1年=必修:前期)=1回担当
キャリアデザインT (全学教育科目1年=必修:後期)=学生部長として参画します。
キャリアデザインU (全学教育科目2年=選択:後期)=学生部長として参画します。
食看護学演習 (看護学科1年/栄養健康学科1年=必修:後期)=1回担当
栄養情報解析演習 (栄養健康学科2年=必修:後期)=SPSSを使用した統計解析について5回担当します。
栄養療法学U (栄養健康学科3年=必修:後期)=15回担当
臨床栄養管理学 (栄養健康学科3年=必修:後期)=15回担当
栄養科学特別講義 (栄養健康学科4年=選択:後期)=1月に数回担当予定
臨床栄養学特論 (栄養科学専攻博士前期課程1〜2年=選択:後期)=15回担当(受講者がいれば開講)
生活習慣病予防論 (看護学専攻・看護学共通科目=選択:後期)=4回担当
卒業研究 (栄養健康学科3年後期〜4年通年)
・・・・・・・更新日:2015年3月11日・・・・・・・
2015年度に担当予定の科目です。講義内容(予定)はシラバスに掲載されているので科目だけ列挙します。昨年とあまり変わりません。
管理栄養士活動論 (栄養健康学科1年前期)=1回担当
健康と食生活 (看護学科/栄養健康学科1年=選択:前期)=5回担当
チーム医療論 (看護学科2年前期)=森田教授と4回ずつ担当
栄養療法学T(栄養健康学科3年前期)=15回担当
臨床栄養指導実習 (栄養健康学科4年前期)=15回担当(週2コマ)
チーム医療論 (栄養健康学科4年前期)=森田教授と4回ずつ担当
特別演習U (栄養健康学科4年前期)=「生命倫理」特別講義や現場の管理栄養士さんの講義を中心に
臨床栄養臨地実習 (栄養健康学科4年前期)=7月に2週間の病院実習
平成27年度NICEキャンパス長崎コーディネート科目「食と健康を科学する」(前期)=1回担当「どうしておなかが
減るのかな? ちょっと難しい消化管ホルモンの話」
栄養科学特論 (栄養科学専攻博士前期課程1年前期)=1回担当
食看護学演習 (看護学科1年=必修/栄養健康学科1年=選択:後期)=1回担当
栄養療法学U (栄養健康学科3年後期)=15回担当
臨床栄養管理学 (栄養健康学科3年後期)=15回担当
栄養科学特別講義 (栄養健康学科4年後期)=1月に数回担当予定
臨床栄養学特論 (栄養科学専攻博士前期課程1〜2年後期)=15回担当(受講者がいれば開講)
健康増進科学特論 (栄養科学専攻博士前期課程1年後期)=5回担当(集中)(受講者がいれば開講)
卒業研究 (栄養健康学科3年後期〜4年通年)
・・・・・・・更新日:2014年3月5日・・・・・・・
2014年度に担当予定の科目です。講義内容(予定)はシラバスに掲載されているので今年から割愛させていただき、科目だけ列挙します。
管理栄養士活動論 (栄養健康学科1年前期)=2回担当
健康と食生活 (看護学科/栄養健康学科1年=選択:前期)=2回担当
チーム医療論 (看護学科2年前期)=森田教授と4回ずつ担当
栄養療法学T(栄養健康学科3年前期)
臨床栄養指導実習 (栄養健康学科4年前期)
チーム医療論 (栄養健康学科4年前期)=森田教授と4回ずつ担当
特別演習U (栄養健康学科4年前期)=「生命倫理」特別講義や現場の管理栄養士さんの講義を中心に
臨床栄養臨地実習 (栄養健康学科4年前期)=7月に2週間の病院実習
栄養科学特論 (栄養科学専攻博士前期課程1年前期)=1回担当
食看護学演習 (看護学科1年=必修/栄養健康学科1年=選択:後期)=1回担当
栄養療法学U (栄養健康学科3年後期)
臨床栄養管理学 (栄養健康学科3年後期)
栄養科学特別講義 (栄養健康学科4年後期)=1月に数回担当予定
臨床栄養学特論 (栄養科学専攻博士前期課程1〜2年後期)
健康増進科学特論 (栄養科学専攻博士前期課程1年後期)=5回担当(集中)
卒業研究 (栄養健康学科3年後期〜4年通年)
・・・・・・・更新日:2013年3月4日、2013年10月6日一部改訂・・・・・・・
2013年度の講義内容(予定)です。担当科目はほぼ前年度と同じですが、講義内容は若干変更しています。
栄養療法学I(3年前期)
授業概要とテーマ
まず臨床における栄養学(栄養アセスメント)の基礎的な考え方を概説し、次いで、栄養療法が重要な代表的な疾患についてその病態と
栄養療法を含む治療法、さらに経口栄養法について概説します。また、臨床医学のうち肺疾患について講義します。学生には、授業内容に
関して興味を持ったことや理解できなかったことを毎回提出してもらい、それに対して次回の講義の初めに回答します。
到達目標
(1)臨床における栄養学(栄養アセスメント)の基礎的な考え方が理解できる。
(2)栄養療法が重要な疾患についてその病態と栄養療法を含む治療法を説明できる。
(3)経口栄養法の意義と実際を理解できる。
授業計画
第1回:臨床栄養学とは?、栄養アセスメント
第2回:病気の診断への道程と治療法、栄養障害、糖尿病とは?
第3回:糖尿病の病態と治療
第4回:脂質異常症、動脈硬化、高尿酸血症の病態と治療
第5回:高血圧症の病態と治療
第6回:虚血性心疾患、心不全の病態と治療、肥満症とメタボリックシンドロームとの関連
第7回:肝臓疾患の病態と治療
第8回:肝硬変の栄養療法、脂肪肝とNASH、胆石・胆嚢炎の病態と治療
第9回:腎臓病の病態と治療
第10回:腎不全(透析)の栄養療法、尿路結石症
第11回:嚥下障害(食)、神経性食思不振症、骨粗鬆症
第12回:肺の構造と機能、COPDの診断と治療、呼吸不全に対する栄養療法
第13回:気管支炎・肺炎の診断と治療、嚥下障害と誤嚥性肺炎
第14回:口内炎、胃食道逆流症、胃・十二指腸潰瘍、タンパク漏出性胃腸症、過敏性腸症候群、急性・慢性膵炎、便秘症
第15回:経口栄養法と疾患別食・食事形態
臨床栄養指導実習(4年前期)
授業概要とテーマ
臨床現場での集団栄養食事指導の知識および方法を修得するため、講義や実物を通して中心静脈栄養やPEGなどの実際を学習します。
さらに、3〜4人ずつのグループに分かれて集団栄養教室を想定してのプレゼンテーションを行ってもらいます。毎回グループ毎に対象者
(栄養教室を聞きに来る人)を提示するので、その対象者を想定した構成を考えてもらいます。発表しない学生は、設定された対象者(聴衆)
として各グループの発表を聞き、質問し、評価します。次回の実習の初めに、前回発表した各グループに対する学生の評価(良かった点や
改善したほうが良かった点)の集計を公表し、お互いの反省と次からのステップアップの参考にしてもらいます。発表内容だけでなく、発表
態度や質問への対処の仕方なども学習してください。
到達目標
(1)集団栄養食事指導の意義と実際を理解できる。
(2)胃瘻その他の医療器具を理解できる。
(3)医療施設における患者の個人情報やプライバシー尊重の意義を理解できる。
授業計画
第1回:臨床栄養学と国家試験、集団栄養指導におけるプレゼンテーションについて(講義)、胃瘻(講義とビデオ)、VFとVEの実際
(ビデオ)、ベッドサイド器具の体験
第2回:プレゼンテーション(糖尿病の食事療法)
第3回:プレゼンテーション(糖尿病の合併症)
第4回:プレゼンテーション(脂質異常症)
第5回:プレゼンテーション(高血圧症)
第6回:プレゼンテーション(高尿酸血症)
第7回:プレゼンテーション(メタボリックシンドローム)
第8回:プレゼンテーション(慢性肝疾患)
第9回:プレゼンテーション(慢性腎臓病)
第10回:プレゼンテーション(慢性閉塞性肺疾患)
第11回:プレゼンテーション(嚥下障害)
第12回:プレゼンテーション(妊娠関連疾患)
第13回:プレゼンテーション(消化管(胃腸)疾患)
第14回:プレゼンテーション(小児疾患)
第15回:医療施設における個人情報とプライバシー(講義)、集団指導プレゼンにおける著作権(講義)、タバコ(講義)
チーム医療論(栄養4年前期)
授業概要とテーマ
現在の医療・介護制度、近年ますます重要となってきた「チーム医療」、医療従事者が共通して認識しておくべき医の倫理、
インフォームド・コンセントなどを紹介し、その中で管理栄養士がどのような役割を担っており、また求められているのかを概説
します。前半4回を私が、後半4回を森田茂樹先生が担当します。実習終了後に行われる臨地実習において是非必要な知識であるため、
積極的に学習して欲しいと思います。
到達目標
(1)「チーム医療」の意義と、チーム医療のメンバーとしての管理栄養士の役割を理解できる。
(2)チーム医療メンバーとの協力体制のあり方を理解できる。
授業計画
第1回:現在の医療・介護制度(担当:大曲)
第2回:医療における栄養マネジメントの意義(担当:大曲)
第3回:栄養サポートチーム(NST)(担当:大曲)
第4回:クリニカル・パスと栄養ケア(担当:大曲)
第5回:医の倫理(担当:森田教授)
第6回:インフォームドコンセント(担当:森田教授)
第7回:福祉・介護と栄養管理(担当:森田教授)
第8回:在宅栄養管理(担当:森田教授)
特別演習 II(4年前期)
授業概要とテーマ
7月から始まる臨床栄養臨地実習に備えて、病院業務の概要、栄養管理の実際や チーム医療の現状等について現場の管理栄養士
さんや生命倫理の専門家を招聘して特別講義をしていただきます。森田教授や駿河先生および助教の先生方とともにアレンジして
います。
授業計画
第1〜6回:生命倫理についての特別講義、実習についてのガイダンス、保健所や病院の管理栄養士さんによる講義
臨床栄養臨地実習(4年前期)
授業概要とテーマ
これまで臨床栄養学関連の講義および臨床栄養指導実習等で修得した知識・技術を活かし、実践活動の場での課題発見ならび
に問題解決を通して、栄養評価・判定に基づく適切なマネジメントを行うために必要な専門的知識・理論および技術の統合を図る
とともに、チーム医療の一員として参画できることを目的として2週間に亘る病院実習を行います。実習にあたっては、健康管理
に十分留意するとともに、指導者や病院に迷惑をかけないように配慮すること。服装や実習時間等については指導者の指示に従う
こと。無断欠席は厳禁です。患者さんや病院職員との対話などでは丁寧な言葉遣いを心がけ、実習によって知り得た患者さんの個
人情報(病名や病状など)は決して漏洩しないように十分注意すること。今年も7月上旬の2週間を予定しています。
到達目標
(1)実践活動の場で臨床栄養に関する課題発見および問題解決ができる。
(2)栄養評価・判定に基づく適切なマネジメントを行うために専門的知識・理論および技術を統合して活用できる。
(3)実践活動の場でチーム医療の一員として参画できる。
授業計画
(1)学内における事前指導
(2)病院実習(実習期間:2週間)
実習内容は実習病院によって異なるが、概略以下のような項目について実習する。
1)病院業務の概要の理解
2)食事管理、給食管理
3)栄養食事指導(個人・集団)
4)栄養管理の実際
5)チーム医療、クリニカル・パスの現状
〜以下は実習病院の実状に応じて実習する〜
6)経腸・経静脈栄養の実際と管理(見学)
7)胃瘻造設・胃瘻栄養の実際(見学)
8)TPNルート設置とTPNの実際と管理(見学)
9)透析室があれば見学
(3)学内における事後指導(事後報告会)
チーム医療論(看護学科2年前期)
授業概要とテーマ
現在の医療・介護制度の中で近年ますます重要となってきた「チーム医療」を実践するには、まず他職種がどのように養成されて
いるのかを知り、他職種への理解と協働の意義を学ぶことが大切です。講義するのが私と森田茂樹先生、すなわち栄養健康学科に
所属している医師ですので、特に医療における栄養マネージメントの意義やNST、クリニカル・パス等に焦点を当てて概説し、さらに
医療従事者が共通して認識しておくべき医の倫理、インフォームド・コンセントなどを紹介し、その中で医療者がどのような役割を
担っており、また求められているのかを講義します。前半4回を私が、後半4回を森田茂樹先生が担当します。看護学科のカリキュラム
変更に伴い、今年度から必修になりました。
到達目標
(1)「チーム医療」の意義と、チーム医療のメンバーとしての医療人の役割を理解できる。
(2)チーム医療メンバーとの協力体制のあり方を理解できる。
授業計画
第1回:チーム医療とは? 〜他職種を知る〜(担当:大曲)
第2回:他職種への理解と協働の意義(担当:大曲)
第3回:医療における栄養マネジメントの意義(担当:大曲)
第4回:栄養サポートチームとクリニカル・パス(担当:大曲)
第5回:医の倫理(担当:森田教授)
第6回:インフォームドコンセント(担当:森田教授)
第7回:介護保険制度(担当:森田教授)
第8回:在宅栄養管理(担当:森田教授)
栄養健康科学概論(1年前期)
授業概要とテーマ
栄養健康学科で取り扱う専門課程の学問・研究体系を、領域毎に担当教員が分担して概説し、基礎的な知識を教授するオムニ
バス方式です。また、専門課程の基礎となるような知識、学問情報や歴史、現在の中心的な課題、将来の展望などについて講述し
、入学早期に栄養健康科学のカリキュラム体系について教授します。私の担当は1回で、今年も「医療施設で働く管理栄養士は
どんなことをしているのか?」をお話しします。
栄養科学特論(博士前期課程1年前期)
授業概要とテーマ
栄養科学専攻に在籍する全教員がその専門的な立場から交代で自分の専門領域について講義し、在籍の学生に栄養科学専攻に
おける全体的な教育・研究内容を理解させることを目的とするオムニバス方式の講義です。私の担当は1回で、今年は「コーヒーと生活習慣病」
をお話します。
栄養療法学U(3年後期)
授業概要とテーマ
栄養療法学Tに引き続き、経腸栄養法や経静脈栄養法など栄養補給法の基本的な考え方、栄養療法が重要な代表的な疾患についてその
病態と栄養療法を含む治療法を解説します。また、食品アレルギーや、薬と栄養・食物の相互作用、ターミナルケアや癌化学療法時における
栄養療法を概説します。学生には、授業内容に関して興味を持ったことや理解できなかったことを毎回提出してもらい、次回の講義の初めに
回答するようにします。
到達目標
(1)栄養補給法の基本的な考え方が理解できる。
(2)栄養療法が重要な疾患についてその病態と栄養療法を含む治療法を説明できる。
(3)食品アレルギーや、薬と栄養・食物の相互作用を理解でき、対策を立案できる。
(4)高齢者や癌患者への栄養療法の意義を理解できる。
授業計画
第1回:経腸栄養法
第2回:潰瘍性大腸炎、クローン病、経腸栄養法の種類(胃瘻など)、ミネラル欠乏・過剰症
第3回:経静脈栄養法
第4回:術前・術後の栄養管理、胃切除後症候群、短腸症候群
第5回:褥瘡・熱傷時の栄養療法
第6回:脳卒中、パーキンソン病、認知症
第7回:甲状腺疾患、クッシング病・症候群、貧血時の栄養療法
第8回:妊娠と栄養、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病
第9回:先天性代謝異常(PKUなど)
第10回:食品アレルギーの病態と治療
第11回:食品アレルギー、小児と栄養(小児肥満、周期性嘔吐症など)
第12回:薬と栄養・食物の相互作用
第13回:アルコールと疾患
第14回:癌末期(ターミナルケア)の栄養療法、無(低)菌食
第15回:老年症候群、サルコぺニア、介護保健施設・在宅での栄養療法
臨床栄養管理学(3年後期)
授業概要とテーマ
管理栄養士がベッドサイドに出向き、臨床栄養管理を実施する力をつけるためには、管理システムに基づいたマネージメ
ントを学ぶことがまず必要です。すなわち、病気や健康状態、栄養状態を評価・判定し、問題点を明らかにし、解決のための
栄養ケアプランを立て、実施し、成果をモニタリングし、修正していく作業です。そのためには、これまで学習してきた知識
や方法を基に、それぞれが個別の特徴と人格を持つ患者に実際に直面することにより、多くの疑問点や問題点を通して、より
実践的な力を身につけることが必要です。この授業では、実際の症例や事例に直面して「人間」を対象とした栄養ケアができ
るようにするために、4〜5名のグループに分かれて、提示された症例の病歴、身体計測値、臨床検査値を検討し栄養アセス
メントをまとめ、心理状態や周囲(家庭環境など)の状態を推察した上で問題リストを作成し、具体的な栄養摂取プランを中心
とした初期計画を策定してもらいます。症例が持つ疾患は一つだけでない場合が多く、また食環境因子や社会的背景も異なって
おり、それらを考慮に入れた上でのモニタリング方法も考えるようにしてください。また、後半では個別の栄養指導の場面にお
けるロールプレイ(患者役、管理栄養士役)も行い、患者の心理、管理栄養士の立場を理解してもらいます。授業では、必要に
応じてスライドを使用し、必要な症例情報や講義資料はプリントを作成して適宜配布します。学生さんは、症例や指導場面につ
いて気づいたこと、疑問に思ったことなどを積極的に教員に伝え、課題を解決するように期待します。なお、検討する症例は
適宜変更することがあります。
到達目標
(1)ベッドサイドにおける臨床栄養管理の意義を理解できる。
(2)それぞれの患者が個別の特徴と人格を持つことを理解した上で栄養マネジメントを行うことができる。
授業計画
第1回:到達目標、栄養管理の手順、栄養スクリーニング、栄養アセスメント、栄養ケアプランについての講義
第2回:症例検討・発表(第2回〜15回に検討する症例は、糖尿病、脂質異常症、高血圧、肝硬変、腎疾患、慢性閉塞性
肺疾患、小児疾患、妊娠関連疾患などから教員があらかじめ指定する)。
第3回:症例検討・発表
第4回:症例検討・発表
第5回:症例検討・発表
第6回:症例検討・発表
第7回:症例検討・発表
第8回:症例検討・発表
第9回:症例検討・発表
第10回:症例検討・発表
第11回:ロールプレイ(個人栄養指導)
第12回:ロールプレイ(個人栄養指導)
第13回:ロールプレイ(個人栄養指導)
第14回:ロールプレイ(個人栄養指導)
第15回:ロールプレイ(個人栄養指導)
栄養科学特別講義(4年後期)
授業概要とテーマ
管理栄養士養成カリキュラムに沿った3年半の集大成として、専門分野を総括し、知識・認識の到達点とその補強を通して
管理栄養士として具備すべき高度な知識や応用を修得させる講義です。授業形態は各教官によるオムニバス形式で、私は臨床
栄養学領域を担当します。今年も5コマいただければ「大曲の160問・2013年度版」を実施したいと考えています。
食看護学演習(看護学科1年=必修/栄養健康学科1年=選択:後期)
「生活と食とのかかわり:食と身体機能(摂食と嚥下機能に着目して:嚥下障害と誤嚥性肺炎)」の1回分を講義します。
臨床栄養学特論(博士前期課程1〜2年後期)
授業概要とテーマ
臨床栄養学の中で、特に肝疾患の栄養療法、栄養診断・栄養指導に焦点を当て、その考え方と方法を講義・討論します。
肝疾患の病態を理解するためにはその解剖学的、生理学的、生化学的特徴を把握する必要があるため、まず肝臓の生理機能、臨床
検査の意味、診断への検査計画などを講義します。その後、栄養マネジメントに関する最近の知見やトピックスもまじえて病因、
検査診断法、治療法を考察し、文献的検討を行います。授業では必要に応じてスライドを使用し、必要な講義資料はプリントを作成
して適宜配布します。
到達目標
(1)肝疾患の病態を理解し、栄養療法、栄養診断・栄養指導を実践できる。
(2)文献を講読し、批判的吟味ができる。
授業計画
第1回:代謝の中心臓器としての肝臓の役割、血漿タンパク、膠質反応
第2回:ビリルビン測定の意義と黄疸の鑑別、酵素活性測定の意義
第3回:トランスアミナーゼ、胆道系酵素、コレステロール、プロトロンビン時間、ICG
第4回:A型肝炎、B型肝炎、E型肝炎とその治療法
第5回:C型肝炎とその治療法、劇症肝炎
第6回:文献検討(1)
第7回:文献検討・討論およびレポート提出(1)
第8回:アルコール性肝疾患、自己免疫性肝疾患、脂肪肝
第9回:NASHに対する治療 〜我々の研究結果から〜
第10回:肝臓病の画像診断、肝生検査、肝硬変
第11回:肝臓病と栄養療法(アンモニア、BCAA、late evening snack)
第12回:肝細胞癌とその治療(予防)法、栄養状態との関連
第13回:肝移植
第14回:文献検討(2)
第15回:文献検討・討論およびレポート提出(2)
健康増進科学特論(博士前期課程1年後期)
授業概要とテーマ
生活習慣や生活環境に関連する疾患を中心に概説し、栄養学との関わりを含めた健康増進論を展開します。山口義彦先生を非常勤
講師としてお招きし、私と森田先生を加えた3人でそれぞれ5回ずつ講義を担当します。私の講義タイトルは以下のとおりです(シラバスに記載した
内容と異なっています)。
到達目標
(1)生活習慣や生活環境と疾患との関連を理解できる。
(2)健康増進に関する栄養学的知識に基づいて、栄養療法を展開できる。
授業計画
第6回:研究を行うための留学について
第7回:災害時に何を貢献できるか?
第8回:糖質制限食の利点と欠点
第9回:障害係数の是非
第10回:摂食調節のメカニズム
卒業研究(3年後期)
授業概要とテーマ
臨床栄養学の分野の中で、学生が興味を持つ研究テーマについて実験研究あるいは調査研究を行い、その研究過程の中で企画力、
想像力、統括力などを養成し、併せて実験あるいは調査によって得られたデータの解析や集計、論文作成などを通して解析能力や
洞察能力などを身に付けます。また、将来の就職なども視野に入れ、全人的な教育を行います。
到達目標
(1)研究の立案、実行、解析、論文作成を自主的に行うことができる。
(2)研究を通じて得られた成果を適切に伝え、討論することができる。
(3)研究の意義を理解し、自身の将来設計に役立たせることができる。
授業計画
3年次後期より受入れ先の研究室に配属して、指導教員の指導のもとに学生さんが興味を持つ研究テーマ、あるいは与えられた
テーマについて、研究計画を策定するとともに文献研究、実験・調査研究を通して研究論文を作成します。臨床栄養学研究室では主に
非アルコール性脂肪性肝疾患や栄養関連腎疾患などを研究テーマとしていますが、これらに限らず学生が希望するテーマを最優先し、
指導教員と協議して決定する予定です。
卒業研究(4年前後期)
授業概要とテーマ
3年次に引き続いて、臨床栄養学の分野の研究テーマについて実験研究あるいは調査研究を行い、その研究過程の中で企画力、
想像力、統括力などを養成し、併せて実験あるいは調査によって得られたデータの解析や集計、論文作成などを通して解析能力や
洞察能力などを身に付けます。また、将来の就職なども視野に入れ、全人的な教育を行います。
到達目標
(1)研究の立案、実行、解析、論文作成を自主的に行うことができる。
(2)研究を通じて得られた成果を適切に伝え、討論することができる。
(3)研究の意義を理解し、自身の将来設計に役立たせることができる。
授業計画
3年次に引き続き、指導教員の指導のもとに学生が興味を持つ研究テーマ、あるいは与えられたテーマについて、研究計画を策定
するとともに文献研究、実験・調査研究を通して研究論文を作成します。卒業研究論文の提出と卒業研究発表審査会は、12月に
行われる予定です。大学4年間の学習の集大成と同時に、大学院進学や就職等の方向付けにもなるため、真剣に取り組むことが
大切です。また、研究室で行う抄読会等には積極的に参加してください。
・・・・・・・更新日:2012年3月5日・・・・・・・
2012年度の講義内容(予定)です。今年度は「栄養療法学実習」の担当から外れます。また、大学院の「健康増進科学特論」のうちの
5回を担当します。その他の担当科目は前年度と同じですが、講義内容は若干変更しています。
栄養療法学I(3年前期)
授業概要とテーマ
まず臨床における栄養学(栄養アセスメント)の基礎的な考え方を概説し、次いで、栄養療法が重要な代表的な疾患についてその病態と
栄養療法を含む治療法、さらに経口栄養法について概説します。また、臨床医学のうち肺疾患について講義します。学生には、授業内容に
関して興味を持ったことや理解できなかったことを毎回提出してもらい、それに対して次回の講義の初めに回答します。
到達目標
(1)臨床における栄養学(栄養アセスメント)の基礎的な考え方が理解できる。
(2)栄養療法が重要な疾患についてその病態と栄養療法を含む治療法を説明できる。
(3)経口栄養法の意義と実際を理解できる。
授業計画
第1回:臨床栄養学とは?、栄養アセスメント
第2回:病気の診断への道程と治療法、栄養障害
第3回:糖尿病の病態と治療
第4回:脂質異常症、動脈硬化、高尿酸血症の病態と治療
第5回:高血圧症の病態と治療
第6回:虚血性心疾患、心不全の病態と治療、肥満症とメタボリックシンドロームとの関連
第7回:肝臓疾患の病態と治療
第8回:肝硬変の栄養療法、脂肪肝とNASH、胆石・胆嚢炎の病態と治療
第9回:腎臓病の病態と治療
第10回:腎不全(透析)の栄養療法、尿路結石症
第11回:嚥下障害(食)、神経性食思不振症、骨粗鬆症、サルコぺニア
第12回:肺の構造と機能、COPDの診断と治療、呼吸不全に対する栄養療法
第13回:気管支炎・肺炎の診断と治療、嚥下障害と誤嚥性肺炎
第14回:口内炎、胃食道逆流症、胃・十二指腸潰瘍、タンパク漏出性胃腸症、過敏性腸症候群、急性・慢性膵炎、便秘症
第15回:経口栄養法と疾患別食・食事形態
臨床栄養指導実習(4年前期)
授業概要とテーマ
臨床現場での集団栄養食事指導の知識および方法を修得するため、講義や実物を通して中心静脈栄養やPEGなどの実際を学習します。
さらに、3〜5人ずつのグループに分かれて集団栄養教室を想定してのプレゼンテーションを行ってもらいます。毎回グループ毎に対象者
(栄養教室を聞きに来る人)を提示するので、その対象者を想定した構成を考えてもらいます。発表しない学生は、設定された対象者(聴衆)
として各グループの発表を聞き、質問し、評価します。次回の実習の初めに、前回発表した各グループに対する学生の評価(良かった点や
改善したほうが良かった点)の集計を公表し、お互いの反省と次からのステップアップの参考にしてもらいます。発表内容だけでなく、発表
態度や質問への対処の仕方なども学習してください。
到達目標
(1)集団栄養食事指導の意義と実際を理解できる。
(2)胃瘻その他の医療器具を理解できる。
(3)医療施設における患者の個人情報やプライバシー尊重の意義を理解できる。
授業計画
第1回:臨床栄養学と国家試験、集団栄養指導におけるプレゼンテーションについて(講義)、胃瘻(講義とビデオ)、VFとVEの実際
(ビデオ)、ベッドサイド器具の体験
第2回:栄養管理「ステップ1:栄養スクリーニングとアセスメント」
第3回:プレゼンテーション(糖尿病の食事療法)
第4回:プレゼンテーション(脂質異常症)
第5回:プレゼンテーション(高血圧症)
第6回:栄養管理「ステップ2:栄養指導ひと工夫」
第7回:プレゼンテーション(高尿酸血症)
第8回:プレゼンテーション(慢性肝疾患)
第9回:プレゼンテーション(慢性閉塞性肺疾患)
第10回:プレゼンテーション(慢性腎臓病)
第11回:プレゼンテーション(嚥下障害)
第12回:プレゼンテーション(妊娠関連疾患)
第13回:プレゼンテーション(消化管(胃腸)・胆・膵疾患)
第14回:プレゼンテーション(小児疾患)
第15回:医療施設における個人情報とプライバシー(講義)、集団指導プレゼンにおける著作権(講義)、タバコ(講義)、
レポート作成と提出
チーム医療論(栄養4年前期)
授業概要とテーマ
現在の医療・介護制度、近年ますます重要となってきた「チーム医療」、医療従事者が共通して認識しておくべき医の倫理、
インフォームド・コンセントなどを紹介し、その中で管理栄養士がどのような役割を担っており、また求められているのかを概説
します。前半4回を私が、後半4回を森田茂樹先生が担当します。実習終了後に行われる臨地実習において是非必要な知識であるため、
積極的に学習して欲しいと思います。
到達目標
(1)「チーム医療」の意義と、チーム医療のメンバーとしての管理栄養士の役割を理解できる。
(2)チーム医療メンバーとの協力体制のあり方を理解できる。
授業計画
第1回:現在の医療・介護制度(担当:大曲)
第2回:医療における栄養マネジメントの意義(担当:大曲)
第3回:栄養サポートチーム(NST)(担当:大曲)
第4回:クリニカル・パスと栄養ケア(担当:大曲)
第5回:医の倫理(担当:森田教授)
第6回:インフォームドコンセント(担当:森田教授)
第7回:福祉・介護と栄養管理(担当:森田教授)
第8回:在宅栄養管理(担当:森田教授)
特別演習 II(4年前期)
授業概要とテーマ
7月から始まる臨床栄養臨地実習に備えて、病院業務の概要、栄養管理の実際や チーム医療の現状等について現場の管理栄養士
さんや生命倫理の専門家を招聘して特別講義をしていただきます。森田教授や駿河先生および助教の先生方とともにアレンジして
います。
授業計画
第1〜5回:生命倫理についての特別講義、実習についてのガイダンス、保健所や病院の管理栄養士さんによる講義
臨床栄養臨地実習(4年前期)
授業概要とテーマ
これまで臨床栄養学関連の講義および臨床栄養指導実習等で修得した知識・技術を活かし、実践活動の場での課題発見ならび
に問題解決を通して、栄養評価・判定に基づく適切なマネジメントを行うために必要な専門的知識・理論および技術の統合を図る
とともに、チーム医療の一員として参画できることを目的として2週間に亘る病院実習を行います。実習にあたっては、健康管理
に十分留意するとともに、指導者や病院に迷惑をかけないように配慮すること。服装や実習時間等については指導者の指示に従う
こと。無断欠席は厳禁です。患者さんや病院職員との対話などでは丁寧な言葉遣いを心がけ、実習によって知り得た患者さんの個
人情報(病名や病状など)は決して漏洩しないように十分注意すること。今年も7月上旬の2週間を予定しています。
到達目標
(1)実践活動の場で臨床栄養に関する課題発見および問題解決ができる。
(2)栄養評価・判定に基づく適切なマネジメントを行うために専門的知識・理論および技術を統合して活用できる。
(3)実践活動の場でチーム医療の一員として参画できる。
授業計画
(1)学内における事前指導
(2)病院実習(実習期間:2週間)
実習内容は実習病院によって異なるが、概略以下のような項目について実習する。
1)病院業務の概要の理解
2)食事管理、給食管理
3)栄養食事指導(個人・集団)
4)栄養管理の実際
5)チーム医療、クリニカル・パスの現状
〜以下は実習病院の実状に応じて実習する〜
6)経腸・経静脈栄養の実際と管理(見学)
7)胃瘻造設・胃瘻栄養の実際(見学)
8)TPNルート設置とTPNの実際と管理(見学)
9)透析室があれば見学
(3)学内における事後指導(事後報告会)
チーム医療論(看護学科2年前期=選択)
授業概要とテーマ
現在の医療・介護制度の中で近年ますます重要となってきた「チーム医療」を実践するには、まず他職種がどのように養成されて
いるのかを知り、他職種への理解と協働の意義を学ぶことが大切です。講義するのが私と森田茂樹先生、すなわち栄養健康学科に
所属している医師ですので、特に医療における栄養マネージメントの意義やNST、クリニカル・パス等に焦点を当てて概説し、さらに
医療従事者が共通して認識しておくべき医の倫理、インフォームド・コンセントなどを紹介し、その中で医療者がどのような役割を
担っており、また求められているのかを講義します。前半4回を私が、後半4回を森田茂樹先生が担当します。
到達目標
(1)「チーム医療」の意義と、チーム医療のメンバーとしての医療人の役割を理解できる。
(2)チーム医療メンバーとの協力体制のあり方を理解できる。
授業計画
第1回:チーム医療とは? 〜他職種を知る〜(担当:大曲)
第2回:他職種への理解と協働の意義(担当:大曲)
第3回:医療における栄養マネジメントの意義(担当:大曲)
第4回:栄養サポートチームとクリニカル・パス(担当:大曲)
第5回:医の倫理(担当:森田教授)
第6回:インフォームドコンセント(担当:森田教授)
第7回:介護保険制度(担当:森田教授)
第8回:在宅栄養管理(担当:森田教授)
栄養健康科学概論(1年前期)
授業概要とテーマ
栄養健康学科で取り扱う専門課程の学問・研究体系を、領域毎に担当教員が分担して概説し、基礎的な知識を教授するオムニ
バス方式です。また、専門課程の基礎となるような知識、学問情報や歴史、現在の中心的な課題、将来の展望などについて講述し
、入学早期に栄養健康科学のカリキュラム体系について教授します。私の担当は1回で、今年も「医療施設で働く管理栄養士とは?」
をお話ししようと思っています。
栄養科学特論(博士前期課程1年前期)
授業概要とテーマ
栄養科学専攻に在籍する全教員がその専門的な立場から交代で自分の専門領域について講義し、在籍の学生に栄養科学専攻に
おける全体的な教育・研究内容を理解させることを目的とするオムニバス方式の講義です。私の担当は4回で、今年は「博士前期課程に
おける研究の進め方」、「基礎栄養学から臨床栄養学へ1」、「基礎栄養学から臨床栄養学へ2」「総括・レポート作成」(最終回)を
担当します。
栄養療法学U(3年後期)
授業概要とテーマ
栄養療法学Tに引き続き、経腸栄養法や経静脈栄養法など栄養補給法の基本的な考え方、栄養療法が重要な代表的な疾患についてその
病態と栄養療法を含む治療法を解説します。また、食品アレルギーや、薬と栄養・食物の相互作用、ターミナルケアや癌化学療法時における
栄養療法を概説します。学生には、授業内容に関して興味を持ったことや理解できなかったことを毎回提出してもらい、次回の講義の初めに
回答するようにします。
到達目標
(1)栄養補給法の基本的な考え方が理解できる。
(2)栄養療法が重要な疾患についてその病態と栄養療法を含む治療法を説明できる。
(3)食品アレルギーや、薬と栄養・食物の相互作用を理解でき、対策を立案できる。
(4)高齢者や癌患者への栄養療法の意義を理解できる。
授業計画
第1回:経腸栄養法
第2回:潰瘍性大腸炎、クローン病、経腸栄養法の種類(胃瘻など)、ミネラル欠乏・過剰症
第3回:経静脈栄養法
第4回:術前・術後の栄養管理、胃切除後症候群、短腸症候群
第5回:褥瘡・熱傷時の栄養療法
第6回:脳卒中、パーキンソン病、認知症
第7回:甲状腺疾患、クッシング病・症候群、貧血時の栄養療法
第8回:妊娠と栄養、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病
第9回:先天性代謝異常(PKUなど)
第10回:食品アレルギーの病態と治療
第11回:食品アレルギー、小児と栄養(小児肥満、周期性嘔吐症など)
第12回:薬と栄養・食物の相互作用
第13回:アルコールと疾患
第14回:癌末期(ターミナルケア)の栄養療法、無(低)菌食
第15回:老年症候群、介護保健施設・在宅での栄養療法
臨床栄養管理学(3年後期)
授業概要とテーマ
管理栄養士がベッドサイドに出向き、臨床栄養管理を実施する力をつけるためには、管理システムに基づいたマネージメ
ントを学ぶことがまず必要です。すなわち、病気や健康状態、栄養状態を評価・判定し、問題点を明らかにし、解決のための
栄養ケアプランを立て、実施し、成果をモニタリングし、修正していく作業です。そのためには、これまで学習してきた知識
や方法を基に、それぞれが個別の特徴と人格を持つ患者に実際に直面することにより、多くの疑問点や問題点を通して、より
実践的な力を身につけることが必要です。この授業では、実際の症例や事例に直面して「人間」を対象とした栄養ケアができ
るようにするために、4〜5名のグループに分かれて、提示された症例の病歴、身体計測値、臨床検査値を検討し栄養アセス
メントをまとめ、心理状態や周囲(家庭環境など)の状態を推察した上で問題リストを作成し、具体的な栄養摂取プランを中心
とした初期計画を策定してもらいます。症例が持つ疾患は一つだけでない場合が多く、また食環境因子や社会的背景も異なって
おり、それらを考慮に入れた上でのモニタリング方法も考えるようにしてください。また、後半では個別の栄養指導の場面にお
けるロールプレイ(患者役、管理栄養士役)も行い、患者の心理、管理栄養士の立場を理解してもらいます。授業では、必要に
応じてスライドを使用し、必要な症例情報や講義資料はプリントを作成して適宜配布します。学生さんは、症例や指導場面につ
いて気づいたこと、疑問に思ったことなどを積極的に教員に伝え、課題を解決するように期待します。なお、検討する症例は
適宜変更することがあります。
到達目標
(1)ベッドサイドにおける臨床栄養管理の意義を理解できる。
(2)それぞれの患者が個別の特徴と人格を持つことを理解した上で栄養マネジメントを行うことができる。
授業計画
第1回:到達目標、栄養管理の手順、栄養スクリーニング、栄養アセスメント、栄養ケアプランについての講義
第2回:症例検討・発表(第2回〜15回に検討する症例は、糖尿病、脂質異常症、高血圧、肝硬変、腎疾患、慢性閉塞性
肺疾患、小児疾患、妊娠関連疾患などから教員があらかじめ指定する)。
第3回:症例検討・発表
第4回:症例検討・発表
第5回:症例検討・発表
第6回:症例検討・発表
第7回:症例検討・発表
第8回:症例検討・発表
第9回:症例検討・発表
第10回:症例検討・発表
第11回:ロールプレイ(個人栄養指導)
第12回:ロールプレイ(個人栄養指導)
第13回:ロールプレイ(個人栄養指導)
第14回:ロールプレイ(個人栄養指導)
第15回:ロールプレイ(個人栄養指導)
栄養科学特別講義(4年後期)
授業概要とテーマ
管理栄養士養成カリキュラムに沿った3年半の集大成として、専門分野を総括し、知識・認識の到達点とその補強を通して
管理栄養士として具備すべき高度な知識や応用を修得させる講義です。授業形態は各教官によるオムニバス形式で、私は臨床
栄養学領域を担当します。今年も5コマいただければ「大曲の160問・2012年度版」を実施したいと考えています。
食看護学演習(看護学科/栄養健康学科1年後期)
「生活と食とのかかわり:食と身体機能(摂食と嚥下機能に着目して:嚥下障害と誤嚥性肺炎)」の1回分を講義します。
臨床栄養学特論(博士前期課程1〜2年後期)
授業概要とテーマ
臨床栄養学の中で、特に肝疾患の栄養療法、栄養診断・栄養指導に焦点を当て、その考え方と方法を講義・討論します。
肝疾患の病態を理解するためにはその解剖学的、生理学的、生化学的特徴を把握する必要があるため、まず肝臓の生理機能、臨床
検査の意味、診断への検査計画などを講義します。その後、栄養マネジメントに関する最近の知見やトピックスもまじえて病因、
検査診断法、治療法を考察し、文献的検討を行います。授業では必要に応じてスライドを使用し、必要な講義資料はプリントを作成
して適宜配布します。
到達目標
(1)肝疾患の病態を理解し、栄養療法、栄養診断・栄養指導を実践できる。
(2)文献を講読し、批判的吟味ができる。
授業計画
第1回:代謝の中心臓器としての肝臓の役割、血漿タンパク、膠質反応
第2回:ビリルビン測定の意義と黄疸の鑑別、酵素活性測定の意義
第3回:トランスアミナーゼ、胆道系酵素、コレステロール、プロトロンビン時間、ICG
第4回:A型肝炎、B型肝炎、E型肝炎とその治療法
第5回:C型肝炎とその治療法、劇症肝炎
第6回:文献検討(1)
第7回:文献検討・討論およびレポート提出(1)
第8回:アルコール性肝疾患、自己免疫性肝疾患、脂肪肝
第9回:NASHに対する治療 〜我々の研究結果から〜
第10回:肝臓病の画像診断、肝生検査、肝硬変
第11回:肝臓病と栄養療法(アンモニア、BCAA、late evening snack)
第12回:肝細胞癌とその治療(予防)法、栄養状態との関連
第13回:肝移植
第14回:文献検討(2)
第15回:文献検討・討論およびレポート提出(2)
健康増進科学特論(博士前期課程1年後期)
授業概要とテーマ
生活習慣や生活環境に関連する疾患を中心に概説し、栄養学との関わりを含めた健康増進論を展開します。山口義彦先生を非常勤
講師としてお招きし、私と森田先生を加えた3人でそれぞれ5回ずつ講義を担当します。私の講義タイトルは以下のとおりです。
到達目標
(1)生活習慣や生活環境と疾患との関連を理解できる。
(2)健康増進に関する栄養学的知識に基づいて、栄養療法を展開できる。
授業計画
第6回:アルコールと疾患
第7回:喫煙と疾患
第8回:食塩摂取と疾患
第9回:コーヒーと疾患
第10回:栄養療法に関する最近の話題
卒業研究(3年後期)
授業概要とテーマ
臨床栄養学の分野の中で、学生が興味を持つ研究テーマについて実験研究あるいは調査研究を行い、その研究過程の中で企画力、
想像力、統括力などを養成し、併せて実験あるいは調査によって得られたデータの解析や集計、論文作成などを通して解析能力や
洞察能力などを身に付けます。また、将来の就職なども視野に入れ、全人的な教育を行います。
到達目標
(1)研究の立案、実行、解析、論文作成を自主的に行うことができる。
(2)研究を通じて得られた成果を適切に伝え、討論することができる。
(3)研究の意義を理解し、自身の将来設計に役立たせることができる。
授業計画
3年次後期より受入れ先の研究室に配属して、指導教員の指導のもとに学生さんが興味を持つ研究テーマ、あるいは与えられた
テーマについて、研究計画を策定するとともに文献研究、実験・調査研究を通して研究論文を作成します。臨床栄養学研究室では主に
非アルコール性脂肪性肝疾患や栄養関連腎疾患などを研究テーマとしていますが、これらに限らず学生が希望するテーマを最優先し、
指導教員と協議して決定する予定です。
卒業研究(4年前後期)
授業概要とテーマ
3年次に引き続いて、臨床栄養学の分野の研究テーマについて実験研究あるいは調査研究を行い、その研究過程の中で企画力、
想像力、統括力などを養成し、併せて実験あるいは調査によって得られたデータの解析や集計、論文作成などを通して解析能力や
洞察能力などを身に付けます。また、将来の就職なども視野に入れ、全人的な教育を行います。
到達目標
(1)研究の立案、実行、解析、論文作成を自主的に行うことができる。
(2)研究を通じて得られた成果を適切に伝え、討論することができる。
(3)研究の意義を理解し、自身の将来設計に役立たせることができる。
授業計画
3年次に引き続き、指導教員の指導のもとに学生が興味を持つ研究テーマ、あるいは与えられたテーマについて、研究計画を策定
するとともに文献研究、実験・調査研究を通して研究論文を作成します。卒業研究論文の提出と卒業研究発表審査会は、12月に
行われる予定です。大学4年間の学習の集大成と同時に、大学院進学や就職等の方向付けにもなるため、真剣に取り組むことが
大切です。また、研究室で行う抄読会等には積極的に参加してください。
・・・・・・・更新日:2011年9月5日・・・・・・・
今年度から山口義彦先生の後任に森田茂樹先生が着任され、後期に「臨床医学各論」を担当されることになり、先生との話し合いの結果、 昨年まで私が担当していた「感染症」の分野を森田先生が担当されるようになりました。したがって、シラバスとは若干異なる授業予定に変更 しますので、以下に掲載します。
栄養療法学U(3年後期)
授業概要とテーマ
栄養療法学Tに引き続き、栄養補給法の基本的な考え方、栄養療法が重要な代表的な疾患についてその病態と栄養療法を含む治
療法を解説します。さらに、呼吸器疾患の臨床医学的解説を講義します。学生さんは授業内容に関して興味を持ったことや理解できなかったことを
授業毎に提出し、次回の講義の初めになるべく回答するようにしますので、これらの事を積極的に教員に伝え、疑問などを解決するようにして
ください。授業では必要に応じてスライドを使用し、必要な講義資料はプリントを作成して適宜配布するようにします。
到達目標
(1)栄養補給法の基本的な考え方が理解できる。
(2)栄養療法が重要な疾患についてその病態と栄養療法を含む治療法を説明できる。
(3)呼吸器疾患の診断と治療法が理解できる。
授業計画
第1回:経静脈栄養法
第2回:術前・術後の栄養管理、胃切除後症候群、短腸症候群
第3回:褥瘡・熱傷時の栄養療法の考え方
第4回:脳卒中、パーキンソン病、認知症
第5回:甲状腺疾患、クッシング病・症候群、貧血時の栄養療法
第6回:妊娠と栄養、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病
第7回:先天性代謝異常(PKUなど)
第8回:食品アレルギーの病態と治療
第9回:食品アレルギー、小児と栄養(小児肥満、周期性嘔吐症など)
第10回:薬と栄養・食物の相互作用
第11回:アルコールと疾患
第12回:癌末期(ターミナルケア)の栄養療法、無(低)菌食
第13回:気管支炎、肺炎の診断と治療、嚥下障害と誤嚥性肺炎
第14回:その他の肺疾患、老年症候群、介護保健施設・在宅での栄養療法
第15回:食塩と生活習慣病
・・・・・・・更新日:2011年3月24日・・・・・・・
2011年度の講義内容(予定)です。学内での担当科目は前年度と同じです。2011年度はNICEキャンパスがありますので、その中の
1回分を担当します。また、職場での立場が変更になったため、「こころ医療福祉専門学校」と「長崎大学医学部」への学外出講は
行いません。
栄養療法学I(3年前期)
授業概要とテーマ
まず臨床における栄養学(栄養アセスメント)の基礎的な考え方を概説し、次いで、栄養療法が重要な代表的な疾患について
その病態と栄養療法を含む治療法、さらに、消化器疾患と経腸栄養について概説します。学生さんに授業内容に関して興味を
持ったことや理解できなかったことを毎回提出してもらい、次回の講義の初めに回答します。
到達目標
(1)臨床における栄養学(栄養アセスメント)の基礎的な考え方が理解できる。
(2)栄養療法が重要な疾患についてその病態と栄養療法を含む治療法を説明できる。
(3)経腸栄養法の意義を理解できる。
授業計画
第1回:臨床栄養学とは?、栄養アセスメント
第2回:病気の診断への道程と治療法、栄養障害
第3回:糖尿病の病態と治療
第4回:脂質異常症、動脈硬化、高尿酸血症の病態と治療
第5回:高血圧症の病態と治療
第6回:虚血性心疾患、心不全の病態と治療、肥満症とメタボリックシンドロームとの関連
第7回:肝臓疾患の病態と治療
第8回:肝硬変の栄養療法、脂肪肝とNASH、胆石・胆嚢炎の病態と治療
第9回:腎臓病の病態と治療
第10回:腎不全(透析)の栄養療法、尿路結石症
第11回:嚥下障害(食)、神経性食思不振症、骨粗鬆症、サルコぺニア
第12回:肺の構造と機能、COPDの診断と治療、呼吸不全に対する栄養療法
第13回:口内炎、胃食道逆流症、胃・十二指腸潰瘍、タンパク漏出性胃腸症、過敏性腸症候群、急性・慢性膵炎、便秘症
第14回:経腸栄養法、潰瘍性大腸炎、クローン病
第15回:経腸栄養法の種類(胃瘻など)、ミネラル欠乏・過剰症
臨床栄養指導実習(4年前期)
授業概要とテーマ
講義や実物を通して、中心静脈栄養やPEGなどの実際を学習し、医療人としての考え方を教授します。栄養管理に関する実習が2回ほど
あり、さらに、3〜4人ずつのグループに分かれて集団栄養教室を想定してのプレゼンテーションを行います。毎回グループ毎に対象者
(栄養教室を聞きに来る人)を提示するので、その対象者を想定した構成を考えてもらいます。プレゼン担当でない学生さんは、設定された
対象者(聴衆)として各グループの発表を聞き、質問し、評価してもらいます。次回の実習の初めに、前回発表した各グループに対する
学生の評価(良かった点や改善したほうが良かった点)の集計を公表し、お互いの反省と次からのステップアップの参考にしてもらいます。
発表内容だけでなく、発表態度や質問への対処の仕方なども学習してもらえたら嬉しいです。なお、講義およびプレゼンテーションの
内容と順序は適宜変更することがあります。
到達目標
(1)集団栄養食事指導の意義と実際を理解できる。
(2)胃瘻その他の医療器具を理解できる。
(3)医療施設における患者の個人情報やプライバシー尊重の意義を理解できる。
授業計画
第1回:臨床栄養学と国家試験、集団栄養指導におけるプレゼンテーションについて(講義)、胃瘻やVF・VE(ビデオなど)、
ベッドサイド器具の体験
第2回:栄養管理「ステップ1:栄養スクリーニングとアセスメント」
第3回:プレゼンテーション(糖尿病)
第4回:プレゼンテーション(脂質異常症)
第5回:プレゼンテーション(高血圧症)
第6回:栄養管理「ステップ2:栄養指導ひと工夫」
第7回:プレゼンテーション(高尿酸血症)
第8回:プレゼンテーション(慢性肝疾患)
第9回:プレゼンテーション(慢性閉塞性肺疾患)
第10回:プレゼンテーション(慢性腎臓病)
第11回:プレゼンテーション(嚥下障害)
第12回:プレゼンテーション(妊娠関連疾患)
第13回:プレゼンテーション(腸疾患)
第14回:プレゼンテーション(小児疾患)
第15回:医療施設における個人情報とプライバシー(講義)、集団指導プレゼンにおける著作権(講義)、タバコ(講義)、
レポート作成と提出
チーム医療論(栄養4年前期)
授業概要とテーマ
現在の医療・介護制度、近年ますます重要となってきた「チーム医療」、医療従事者が共通して認識しておくべき医の倫理、
インフォームド・コンセントなどを紹介し、その中で管理栄養士がどのような役割を担っており、また求められているのかを概説
します。前半4回を私が、後半4回を山口義彦先生の後任である森田茂樹先生が担当します。実習終了後に行われる臨地実習に
おいて是非必要な知識であるため、積極的に学習して欲しいと思います。
到達目標
(1)「チーム医療」の意義と、チーム医療のメンバーとしての管理栄養士の役割を理解できる。
(2)チーム医療メンバーとの協力体制のあり方を理解できる。
授業計画
第1回:現在の医療・介護制度(担当:大曲)
第2回:医療における栄養マネジメントの意義(担当:大曲)
第3回:栄養サポートチーム(NST)(担当:大曲)
第4回:クリニカル・パスと栄養ケア(担当:大曲)
第5回:医の倫理(担当:森田教授)
第6回:インフォームドコンセント(担当:森田教授)
第7回:福祉・介護と栄養管理(担当:森田教授)
第8回:在宅栄養管理(担当:森田教授)
特別演習 II(4年前期)
授業概要とテーマ
7月から始まる臨床栄養臨地実習に備えて、病院業務の概要、栄養管理の実際や チーム医療の現状等について現場の管理栄養士
さんや生命倫理の専門家を招聘して特別講義をしていただきます。奥教授や森田教授、駿河先生および助教の先生方とともにアレン
ジしています。
授業計画
第1〜5回:生命倫理についての特別講義、実習についてのガイダンスや保健所や病院の管理栄養士さんによる講義
臨床栄養臨地実習(4年前期)
授業概要とテーマ
これまで臨床栄養学関連の講義および臨床栄養指導実習等で修得した知識・技術を活かし、実践活動の場での課題発見ならび
に問題解決を通して、栄養評価・判定に基づく適切なマネジメントを行うために必要な専門的知識・理論および技術の統合を図る
とともに、チーム医療の一員として参画できることを目的として2週間に亘る病院実習を行います。実習にあたっては、健康管理
に十分留意するとともに、指導者や病院に迷惑をかけないように配慮すること。服装や実習時間等については指導者の指示に従う
こと。無断欠席は厳禁です。患者さんや病院職員との対話などでは丁寧な言葉遣いを心がけ、実習によって知り得た患者さんの個
人情報(病名や病状など)は決して漏洩しないように十分注意すること。今年も7月上旬の2週間を予定しています。
到達目標
(1)実践活動の場で臨床栄養に関する課題発見および問題解決ができる。
(2)栄養評価・判定に基づく適切なマネジメントを行うために専門的知識・理論および技術を統合して活用できる。
(3)実践活動の場でチーム医療の一員として参画できる。
授業計画
(1)学内における事前指導
(2)病院実習(実習期間:2週間)
実習内容は実習病院によって異なるが、概略以下のような項目について実習する。
1)病院業務の概要の理解
2)食事管理、給食管理
3)栄養食事指導(個人・集団)
4)栄養管理の実際
5)チーム医療、クリニカル・パスの現状
〜以下は実習病院の実状に応じて実習する〜
6)経腸・経静脈栄養の実際と管理(見学)
7)胃瘻造設・胃瘻栄養の実際(見学)
8)TPNルート設置とTPNの実際と管理(見学)
9)透析室があれば見学
(3)学内における事後指導(事後報告会)
チーム医療論(看護学科2年前期=選択)
授業概要とテーマ
現在の医療・介護制度の中で近年ますます重要となってきた「チーム医療」を実践するには、まず他職種がどのように養成されて
いるのかを知り、他職種への理解と協働の意義を学ぶことが大切です。講義するのが私と山口義彦先生、すなわち栄養健康学科に
所属している医師ですので、特に医療における栄養マネージメントの意義やNST、クリニカル・パス等に焦点を当てて概説し、さらに
医療従事者が共通して認識しておくべき医の倫理、インフォームド・コンセントなどを紹介し、その中で医療者がどのような役割を
担っており、また求められているのかを講義します。前半4回を私が、後半4回を山口義彦先生の後任である森田茂樹先生が担当
します。
到達目標
(1)「チーム医療」の意義と、チーム医療のメンバーとしての医療人の役割を理解できる。
(2)チーム医療メンバーとの協力体制のあり方を理解できる。
授業計画
第1回:チーム医療とは? 〜他職種を知る〜(担当:大曲)
第2回:他職種への理解と協働の意義(担当:大曲)
第3回:医療における栄養マネジメントの意義(担当:大曲)
第4回:栄養サポートチームとクリニカル・パス(担当:大曲)
第5回:医の倫理(担当:森田教授)
第6回:インフォームドコンセント(担当:森田教授)
第7回:介護保険制度(担当:森田教授)
第8回:在宅栄養管理(担当:森田教授)
栄養健康科学概論(1年前期)
授業概要とテーマ
栄養健康学科で取り扱う専門課程の学問・研究体系を、領域毎に担当教員が分担して概説し、基礎的な知識を教授するオムニ
バス方式です。また、専門課程の基礎となるような知識、学問情報や歴史、現在の中心的な課題、将来の展望などについて講述し
、入学早期に栄養健康科学のカリキュラム体系について教授します。私の担当は1回で、今年も「医療施設で働く管理栄養士とは?」
をお話ししようと思っています。
栄養科学特論(博士前期課程1年前期)
授業概要とテーマ
栄養科学専攻に在籍する全教員がその専門的な立場から交代で自分の専門領域について講義し、在籍の学生に栄養科学専攻に
おける全体的な教育・研究内容を理解させることを目的とするオムニバス方式の講義です。私の担当は2回で、今年は「How to write
a master's thesis」をお話し、最終回に「総括・レポート作成」を担当します。
NICEキャンパス(前期:出島交流会館)
担当は1回で、「コーヒーと生活習慣病」をお話する予定です。
栄養療法学U(3年後期)
授業概要とテーマ
栄養療法学Tに引き続き、栄養補給法の基本的な考え方、栄養療法が重要な代表的な疾患についてその病態と栄養療法を含む治
療法を解説します。さらに、呼吸器疾患と感染症の臨床医学的解説を講義します。学生さんは授業内容に関して興味を持ったことや
理解できなかったことを授業毎に提出し、次回の講義の初めになるべく回答するようにしますので、これらの事を積極的に教員に伝え、
疑問などを解決するようにしてください。授業では必要に応じてスライドを使用し、必要な講義資料はプリントを作成して適宜配布
するようにします。
到達目標
(1)栄養補給法の基本的な考え方が理解できる。
(2)栄養療法が重要な疾患についてその病態と栄養療法を含む治療法を説明できる。
(3)呼吸器疾患や感染症の診断と治療法が理解できる。
授業計画
第1回:経静脈栄養法
第2回:術前・術後の栄養管理、胃切除後症候群、短腸症候群
第3回:褥瘡・熱傷時の栄養療法の考え方
第4回:脳卒中、パーキンソン病、認知症
第5回:甲状腺疾患、クッシング病・症候群、貧血時の栄養療法
第6回:妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病、小児肥満、周期性嘔吐症など
第7回:先天性代謝異常(PKUなど)
第8回:食品アレルギーの病態と治療
第9回:食品アレルギー、癌末期(ターミナルケア)の栄養療法、無(低)菌食
第10回:薬と栄養・食物の相互作用
第11回:肺疾患(気管支炎、肺炎、肺癌など)の診断と治療、嚥下障害と誤嚥性肺炎
第12回:老年症候群、介護保健施設・在宅での栄養療法
第13回:感染症総論(診断と治療、院内感染、感染予防)
第14回:感染症各論(細菌、ウィルス)
第15回:感染症各論(ウィルスの続き、クラミジア、リケッチア、真菌、寄生虫・原虫、性行為感染症)、新興・再興感染症
臨床栄養管理学(3年後期)
授業概要とテーマ
管理栄養士がベッドサイドに出向き、臨床栄養管理を実施する力をつけるためには、管理システムに基づいたマネージメ
ントを学ぶことがまず必要です。すなわち、病気や健康状態、栄養状態を評価・判定し、問題点を明らかにし、解決のための
栄養ケアプランを立て、実施し、成果をモニタリングし、修正していく作業です。そのためには、これまで学習してきた知識
や方法を基に、それぞれが個別の特徴と人格を持つ患者に実際に直面することにより、多くの疑問点や問題点を通して、より
実践的な力を身につけることが必要です。この授業では、実際の症例や事例に直面して「人間」を対象とした栄養ケアができ
るようにするために、4〜5名のグループに分かれて、提示された症例の病歴、身体計測値、臨床検査値を検討し栄養アセス
メントをまとめ、心理状態や周囲(家庭環境など)の状態を推察した上で問題リストを作成し、具体的な栄養摂取プランを中心
とした初期計画を策定してもらいます。症例が持つ疾患は一つだけでない場合が多く、また食環境因子や社会的背景も異なって
おり、それらを考慮に入れた上でのモニタリング方法も考えるようにしてください。また、後半では個別の栄養指導の場面にお
けるロールプレイ(患者役、管理栄養士役)も行い、患者の心理、管理栄養士の立場を理解してもらいます。授業では、必要に
応じてスライドを使用し、必要な症例情報や講義資料はプリントを作成して適宜配布します。学生さんは、症例や指導場面につ
いて気づいたこと、疑問に思ったことなどを積極的に教員に伝え、課題を解決するように期待します。なお、検討する症例は
適宜変更することがあります。
到達目標
(1)ベッドサイドにおける臨床栄養管理の意義を理解できる。
(2)それぞれの患者が個別の特徴と人格を持つことを理解した上で栄養マネジメントを行うことができる。
授業計画
第1回:到達目標、栄養管理の手順、栄養スクリーニング、栄養アセスメント、栄養ケアプランについての講義
第2回:症例検討
第3回:症例検討
第4回:症例検討
第5回:症例検討
第6回:症例検討
第7回:症例検討
第8回:症例検討
第9回:症例検討
第10回:症例検討
第11回:ロールプレイ(個人栄養指導)
第12回:ロールプレイ(個人栄養指導)
第13回:ロールプレイ(個人栄養指導)
第14回:ロールプレイ(個人栄養指導)
第15回:ロールプレイ(個人栄養指導)
栄養療法学実習(3年後期)
授業概要とテーマ
栄養食事療法に関する理論的な知識を基本として、疾患別に実際の栄養食事療法の取り組みや問題点を取り上げ、
栄養アセスメントの技法、献立・調理・栄養食事指導を理解し、幅広い栄養療法(治療食)プランの技術を学びます。
15回の実習のうち、第1回目は私が「経口栄養法と病人食(疾患別食・食事形態)」の講義と実習を行い、第2回〜第14回は、
実際に医療施設で活躍されている管理栄養士の先生方に来学していただいてオムニバス方式で講義・実習を行います。したがって、
講師の先生の都合によりシラバスに記載されている実習回および実習内容は変更になることがあります。医療現場での実際を学ぶ
絶好の機会ですので、遅刻・欠席を極力避け、積極的に受講してください。第15回目は私と担当助教の先生とで「総括」の
講義(実習)を行う予定です。
栄養科学特別講義(4年後期)
授業概要とテーマ
管理栄養士養成カリキュラムに沿った3年半の集大成として、専門分野を総括し、知識・認識の到達点とその補強を通して
管理栄養士として具備すべき高度な知識や応用を修得させる講義です。授業形態は各教官によるオムニバス形式で、私は臨床
栄養学領域を担当します。今年も5コマいただければ「大曲の160問・2011年度版」を実施したいと考えています。
食看護学演習(看護学科/栄養健康学科1年後期)
「生活と食とのかかわり:食と身体機能(摂食と嚥下機能に着目して:嚥下障害と誤嚥性肺炎)」の1回分を講義します。
臨床栄養学特論(博士前期課程1〜2年後期)
授業概要とテーマ
臨床栄養学の中で、特に肝疾患の栄養療法、栄養診断・栄養指導に焦点を当て、その考え方と方法を講義・討論します。
肝疾患の病態を理解するためにはその解剖学的、生理学的、生化学的特徴を把握する必要があるため、まず肝臓の生理機能、臨床
検査の意味、診断への検査計画などを講義します。その後、栄養マネジメントに関する最近の知見やトピックスもまじえて病因、
検査診断法、治療法を考察し、文献的検討を行います。授業では必要に応じてスライドを使用し、必要な講義資料はプリントを作成
して適宜配布します。今年は、外国人の院生が受講した際は、何とか頑張って英語による講義に挑戦したいとおもっています。
到達目標
(1)肝疾患の病態を理解し、栄養療法、栄養診断・栄養指導を実践できる。
(2)文献を講読し、批判的吟味ができる。
授業計画
第1回:The liver: anatomy and function, serum protein, TTT & ZTT
第2回:Bilirubin, and serum enzyme tests
第3回:Transaminases, ALP, GGT, cholesterol, prothrombin time, ICG
第4回:Hepatitis A, B, and E
第5回:Hepatitis C, fulminant hepatic failure
第6回:Literature reading and a report preparing (1)
第7回:Discussion, and a report submission (1)
第8回:Alcoholic liver injury, autoimmune liver disease, fatty liver
第9回:NASH research 〜from our experiences〜
第10回:Image and histological diagnosis of liver disease, liver cirrhosis
第11回:Nutritional treatment (ammonia, BCAA, late evening snack)
第12回:Hepatocellular carcinoma (HCC) and nutrition
第13回:Liver transplantation
第14回:Literature reading and a report preparing (2)
第15回:Discussion, and a report submission (2)
卒業研究(3年後期)
授業概要とテーマ
臨床栄養学の分野の中で、学生が興味を持つ研究テーマについて実験研究あるいは調査研究を行い、その研究過程の中で企画力、
想像力、統括力などを養成し、併せて実験あるいは調査によって得られたデータの解析や集計、論文作成などを通して解析能力や
洞察能力などを身に付けます。また、将来の就職なども視野に入れ、全人的な教育を行います。
到達目標
(1)研究の立案、実行、解析、論文作成を自主的に行うことができる。
(2)研究を通じて得られた成果を適切に伝え、討論することができる。
(3)研究の意義を理解し、自身の将来設計に役立たせることができる。
授業計画
3年次後期より受入れ先の研究室に配属して、指導教員の指導のもとに学生さんが興味を持つ研究テーマ、あるいは与えられた
テーマについて、研究計画を策定するとともに文献研究、実験・調査研究を通して研究論文を作成します。臨床栄養学研究室では主に
非アルコール性脂肪性肝疾患や栄養関連腎疾患などを研究テーマとしていますが、これらに限らず学生が希望するテーマを最優先し、
指導教員と協議して決定する予定です。
卒業研究(4年前後期)
授業概要とテーマ
3年次に引き続いて、臨床栄養学の分野の研究テーマについて実験研究あるいは調査研究を行い、その研究過程の中で企画力、
想像力、統括力などを養成し、併せて実験あるいは調査によって得られたデータの解析や集計、論文作成などを通して解析能力や
洞察能力などを身に付けます。また、将来の就職なども視野に入れ、全人的な教育を行います。
到達目標
(1)研究の立案、実行、解析、論文作成を自主的に行うことができる。
(2)研究を通じて得られた成果を適切に伝え、討論することができる。
(3)研究の意義を理解し、自身の将来設計に役立たせることができる。
授業計画
3年次に引き続き、指導教員の指導のもとに学生が興味を持つ研究テーマ、あるいは与えられたテーマについて、研究計画を策定
するとともに文献研究、実験・調査研究を通して研究論文を作成します。卒業研究論文の提出と卒業研究発表審査会は、12月に
行われる予定です。大学4年間の学習の集大成と同時に、大学院進学や就職等の方向付けにもなるため、真剣に取り組むことが
大切です。また、研究室で行う抄読会等には積極的に参加してください。
・・・・・・・更新日:2010年12月21日・・・・・・・
今日の3限の「栄養療法学U」の授業で、授業参観がありました。つまり、私の授業に看護学科と栄養健康学科の教員の先生方が参観にみえ
たわけです。「緊張しいー」の私は前日からソワソワで、今日の午前中もいつもより増して講義スライドをチェックしました。いつもより良い
授業をしようと思ったのですが、なるべく「普段のとおり」の授業を見てもらわないと意味がないので、努めて「普通」に授業をしました。
あがってしまっていつもより声が小さかったかも知れません・・・。学生さん達もいつもと違う雰囲気に緊張したことでしょう。ごめんなさいね。
無事に(へろへろになって)授業を終えて、5限には参観してくださった教員の先生方にお集まりいただき、1時間あまりにわたってたくさんの
アドバイスをいただきました。1つ1つが大変参考になるもので、「そうか! そこが足りなかったんだ! こうすれば良いんだ!」と、目から
うろこ状態でした。シーボルト校の教員の先生方の教育に関するレベルの高さがあらためて分かりました。「教授歴3年余り」の素人同然の私ですが、
学生さん達はとても暖かい目でみてくれています。恵まれた環境で教えることができてとってもありがたいです。でもそれに甘えず、日々精進して
少しでも良い授業をしていきたいとおもっています。とても良い経験でした!
・・・・・・・更新日:2010年12月6日・・・・・・・
先日、今年度前期の「学生による授業評価アンケート」の結果が届きました。その結果に対しての「授業点検報告書」を書きました。
●「講義系科目」:「チーム医療論(栄養)」、「チーム医療論(看護)」、「栄養療法学T」の3科目とも、
「理解度」の項目の点数が低かった。「栄養療法学T」では「もう少しゆっくり話をしてくれると良かった。メモを取っていたらいつのまにか
話が進んでいることがあった」というコメントもあった。昨年度と比べて改善が見られていない、すなわち私(教員)の工夫が足りなかったと思う。
伝える内容をもっと精選する必要があると考えられる。「チーム医療論(栄養)」と「チーム医療論(看護)」については、「理解配慮」の項目の
点数も低かった。前述の「理解度」が低い原因がこれだと考えられる。どのようにすれば「理解度を確認しながら授業を進める」ことができるのか、
学生の意見を聞いてみたいと思っている。また、「チーム医療論(栄養)」では、「就活と授業がかぶってしまうのが困った。どうにかならないのか」
というコメントがあった。4年次の前期ではこのようなコメントが出てくるのは理解でき、他大学でもいろいろな対策が検討されているが、このことに
ついての大学としての見解や方針を聞きたい。
●「演習・実習・実験系科目」:「臨床栄養指導実習」について、「自主性/主体性」の項目の点数が一番低かった
のは意外であった。たしかに数人の学生は積極的に参加していないのが明白であったが特に指摘はしなかった。来年度はこの点に特に気をつけて
指導していきたい。また、「就職活動と授業がかぶるのは、これからもどうしようもないのか?」というコメントがあった。たしかに4年生の前期の
実習では、このようなコメントがあるのは理解できるが、カリキュラムの根幹に関わる問題であるので一教員として返答できない。大学としての見解を
聞いてみたい。
あんまり授業改善が進んでいませんが(涙)、できるだけ方策を考えて少しでも満足してもらえるように頑張ります。12月21日にはFDの一環と
して、私の授業を看護栄養学部の教員の先生方が参観に来られます。いろいろなアドバイスをいただければと楽しみにしています。
・・・・・・・更新日:2010年5月27日・・・・・・・
本日、前年度後期の「学生による授業評価アンケート」の結果が届きました。その結果に対しての「授業点検報告書」を書きました。
●「栄養療法学U」:学生の「理解度」が4.4とあまり高くなく、難しいと感じた学生が多かったようである。
確かに難しい内容の授業ではあるが、臨床における栄養療法に興味を持ってもらい、もっと面白いと感じてもらうように、講義内容を
もっとシンプルにして、内容も精選して理解しやすいように工夫したい。
●「臨床栄養管理学」:学生の理解度が4.3とあまり高くなく、難しいと感じた学生が多かったようである。
単なる講義ではなく、実際の(あるいは架空の)症例についてグループで検討して発表するという、実践的なスタイルで進行したが、もっと
捕捉説明を増やして学生の知識の定着を促したい。また、「シラバス/評価基準」に対する学生の評価が4.5とあまり高くなかった。グループ
での検討結果の発表という形式であったため、学生はグループでの成果が評価につながるものと思ったようである。実際はそうではなく
期末試験の成績と出席状況のみで評価するので、あらかじめそのようにはっきりと評価方法を提示するようにしたい。
●「栄養療法学実習」:他施設から現場の管理栄養士の先生方にオムニバスで講義・実習に来ていただき、
学生は大変満足したようです。
これらの反省を踏まえて、さらに努力します。
・・・・・・・更新日:2010年3月10日・・・・・・・
2010年度の講義内容(予定)です。前年度分に加えて、今年から「食看護学演習」(看護/栄養1年後期)の1回分と、
「栄養療法学実習」(栄養3年後期)の2回を新たに担当します。看護学科の学生さんへ教える機会がますます増えて嬉しいです。
2010年度は栄養3年の「栄養療法学T」、「栄養療法学U」、「臨床栄養管理学」、「栄養療法学実習」の講義・実習内容の連携を
より緊密にするため、特に「栄養療法学T」と「栄養療法学U」の講義の順番と内容を改訂しました。シラバスにも詳細が記載されて
います。
栄養療法学I(3年前期)
授業概要とテーマ
まず臨床における栄養学(栄養アセスメント)の基礎的な考え方を概説し、次いで、栄養療法が重要な代表的な疾患について
その病態と栄養療法を含む治療法、さらに、消化器疾患と経腸栄養について概説します。学生さんに授業内容に関して興味を
持ったことや理解できなかったことを毎回提出してもらい、次回の講義の初めに回答します。
到達目標
(1)臨床における栄養学(栄養アセスメント)の基礎的な考え方が理解できる。
(2)栄養療法が重要な疾患についてその病態と栄養療法を含む治療法を説明できる。
(3)経腸栄養法の意義を理解できる。
授業計画
第1回:栄養学とは?、栄養アセスメント
第2回:病気の診断への道程と治療法、栄養障害
第3回:糖尿病の病態と治療
第4回:脂質異常症、動脈硬化、高尿酸血症の病態と治療
第5回:高血圧症の病態と治療
第6回:虚血性心疾患、心不全の病態と治療、肥満症とメタボリックシンドロームとの関連
第7回:肝臓疾患の病態と治療
第8回:肝硬変の栄養療法、脂肪肝とNASH、胆石・胆嚢炎の病態と治療
第9回:腎臓病の病態と治療
第10回:腎不全(透析)の栄養療法、尿路結石症
第11回:嚥下障害(食)、神経性食思不振症、骨粗鬆症
第12回:肺の構造と機能、COPDの診断と治療、呼吸不全に対する栄養療法
第13回:口内炎、胃食道逆流症、胃・十二指腸潰瘍、タンパク漏出性胃腸症、過敏性腸症候群、急性・慢性膵炎、便秘症
第14回:経腸栄養法、潰瘍性大腸炎、クローン病
第15回:経腸栄養法の種類(胃瘻など)、ミネラル欠乏・過剰症
臨床栄養指導実習(4年前期)
授業概要とテーマ
講義や実物を通して、中心静脈栄養やPEGなどの実際を学習し、医療人としての考え方を教授します。さらに、3〜5人ずつの
グループに分かれて集団栄養教室を想定してのプレゼンテーションを行います。毎回グループ毎に対象者(栄養教室を聞きに来る人)
を提示するので、その対象者を想定した構成を考えてもらいます。プレゼン担当でない学生さんは、設定された対象者(聴衆)として
各グループの発表を聞き、質問し、評価してもらいます。次回の実習の初めに、前回発表した各グループに対する学生の評価
(良かった点や改善したほうが良かった点)の集計を公表し、お互いの反省と次からのステップアップの参考にしてもらいます。
発表内容だけでなく、発表態度や質問への対処の仕方なども学習してもらえたら嬉しいです。 なお、講義およびプレゼンテーションの
内容と順序は適宜変更することがあります。
到達目標
(1)集団栄養食事指導の意義と実際を理解できる。
(2)胃瘻その他の医療器具を理解できる。
(3)医療施設における患者の個人情報やプライバシー尊重の意義を理解できる。
授業計画
第1回:臨床栄養学と国家試験(情報提供)、集団栄養指導におけるプレゼンテーションについて(講義)、胃瘻(講義とビデオ)、
ベッドサイド器具の体験
第2回:プレゼンテーション(糖尿病の食事)
第3回:プレゼンテーション(糖尿病の合併症)
第4回:プレゼンテーション(脂質異常症)
第5回:プレゼンテーション(高血圧症)
第6回:プレゼンテーション(高尿酸血症)
第7回:プレゼンテーション(メタボリックシンドローム)
第8回:プレゼンテーション(慢性肝疾患)
第9回:プレゼンテーション(慢性腎臓病)
第10回:プレゼンテーション(慢性閉塞性肺疾患)
第11回:プレゼンテーション(嚥下障害)
第12回:プレゼンテーション(妊娠関連疾患)
第13回:プレゼンテーション(腸疾患)
第14回:プレゼンテーション[小児疾患(PKU、肥満、アレルギー、糖尿病など)]
第15回:医療施設における個人情報とプライバシー(講義)、集団指導プレゼンにおける著作権(講義)、タバコ(講義)、
レポート作成と提出
チーム医療論(4年前期)
授業概要とテーマ
現在の医療・介護制度、近年ますます重要となってきた「チーム医療」、医療従事者が共通して認識しておくべき医の倫理、
インフォームド・コンセントなどを紹介し、その中で管理栄養士がどのような役割を担っており、また求められているのかを概説
します。前半4回を私が、後半4回を山口義彦先生が担当します。実習終了後に行われる臨地実習において是非必要な知識
であるため、積極的に学習して欲しいと思います。
到達目標
(1)「チーム医療」の意義と、チーム医療のメンバーとしての管理栄養士の役割を理解できる。
(2)チーム医療メンバーとの協力体制のあり方を理解できる。
授業計画
第1回:現在の医療・介護制度(担当:大曲)
第2回:医療における栄養マネジメントの意義(担当:大曲)
第3回:栄養サポートチーム(NST)(担当:大曲)
第4回:クリニカル・パスと栄養ケア(担当:大曲)
第5回:医の倫理(担当:山口義彦教授)
第6回:インフォームドコンセント(担当:山口義彦教授)
第7回:福祉・介護と栄養管理(担当:山口義彦教授)
第8回:在宅栄養管理(担当:山口義彦教授)
特別演習 II(4年前期)
授業概要とテーマ
7月から始まる臨床栄養臨地実習に備えて、病院業務の概要、栄養管理の実際や チーム医療の現状等について現場の管理栄養士
さんや生命倫理の専門家を招聘して特別講義をしていただきます。山口教授や奥教授、駿河先生および助教の先生方とともにアレン
ジしています。
授業計画
第1〜5回:生命倫理についての特別講義、実習についてのガイダンスや保健所や病院の管理栄養士さんによる講義
臨床栄養臨地実習(4年前期)
授業概要とテーマ
これまで臨床栄養学関連の講義および臨床栄養指導実習等で修得した知識・技術を活かし、実践活動の場での課題発見ならび
に問題解決を通して、栄養評価・判定に基づく適切なマネジメントを行うために必要な専門的知識・理論および技術の統合を図る
とともに、チーム医療の一員として参画できることを目的として2週間に亘る病院実習を行います。実習にあたっては、健康管理
に十分留意するとともに、指導者や病院に迷惑をかけないように配慮すること。服装や実習時間等については指導者の指示に従う
こと。無断欠席は厳禁です。患者さんや病院職員との対話などでは丁寧な言葉遣いを心がけ、実習によって知り得た患者さんの個
人情報(病名や病状など)は決して漏洩しないように十分注意すること。今年は7月5日〜7月16日を予定しています。
到達目標
(1)実践活動の場で臨床栄養に関する課題発見および問題解決ができる。
(2)栄養評価・判定に基づく適切なマネジメントを行うために専門的知識・理論および技術を統合して活用できる。
(3)実践活動の場でチーム医療の一員として参画できる。
授業計画
(1)学内における事前指導
(2)病院実習(実習期間:2週間)
実習内容は実習病院によって異なるが、概略以下のような項目について実習する。
1)病院業務の概要の理解
2)食事管理、給食管理
3)栄養食事指導(個人・集団)
4)栄養管理の実際
5)チーム医療、クリニカル・パスの現状
〜以下は実習病院の実状に応じて実習する〜
6)経腸・経静脈栄養の実際と管理(見学)
7)胃瘻造設・胃瘻栄養の実際(見学)
8)TPNルート設置とTPNの実際と管理(見学)
9)透析室があれば見学
(3)学内における事後指導(事後報告会)
チーム医療論(看護学科2年前期=選択)
授業概要とテーマ
現在の医療・介護制度の中で近年ますます重要となってきた「チーム医療」を実践するには、まず他職種がどのように養成されて
いるのかを知り、他職種への理解と協働の意義を学ぶことが大切です。講義するのが私と山口義彦先生、すなわち栄養健康学科に
所属している医師ですので、特に医療における栄養マネージメントの意義やNST、クリニカル・パス等に焦点を当てて概説し、さらに
医療従事者が共通して認識しておくべき医の倫理、インフォームド・コンセントなどを紹介し、その中で医療者がどのような役割を
担っており、また求められているのかを講義します。前半4回を私が、後半4回を山口義彦先生が担当します。
到達目標
(1)「チーム医療」の意義と、チーム医療のメンバーとしての医療人の役割を理解できる。
(2)チーム医療メンバーとの協力体制のあり方を理解できる。
授業計画
第1回:チーム医療とは? 〜他職種を知る〜(担当:大曲)
第2回:他職種への理解と協働の意義(担当:大曲)
第3回:医療における栄養マネジメントの意義(担当:大曲)
第4回:栄養サポートチームとクリニカル・パス(担当:大曲)
第5回:医の倫理(担当:山口義彦教授)
第6回:インフォームドコンセント(担当:山口義彦教授)
第7回:介護保険制度(担当:山口義彦教授)
第8回:在宅栄養管理(担当:山口義彦教授)
栄養健康科学概論(1年前期)
授業概要とテーマ
栄養健康学科で取り扱う専門課程の学問・研究体系を、領域毎に担当教員が分担して概説し、基礎的な知識を教授するオムニ
バス方式です。また、専門課程の基礎となるような知識、学問情報や歴史、現在の中心的な課題、将来の展望などについて講述し
、入学早期に栄養健康科学のカリキュラム体系について教授します。私の担当は1回で、今年も「医療施設で働く管理栄養士とは?」
をお話ししようと思っています。
栄養科学特論(博士前期課程1年前期)
授業概要とテーマ
栄養科学専攻に在籍する全教員がその専門的な立場から交代で自分の専門領域について講義し、在籍の学生に栄養科学専攻に
おける全体的な教育・研究内容を理解させることを目的とするオムニバス方式の講義です。私の担当は1回で、今年は「嚥下障害
と誤嚥性肺炎」をお話ししようと思っています。
長崎大学医学部「消化器系」各論講義(医学部4年前期)
非常勤講師として、今年も6月に2コマ担当します。担当は「自己免疫性肝疾患」と「肝良性腫瘍・膿瘍・寄生虫」です。
栄養療法学U(3年後期)
授業概要とテーマ
栄養療法学Tに引き続き、栄養補給法の基本的な考え方、栄養療法が重要な代表的な疾患についてその病態と栄養療法を含む治
療法を解説します。さらに、呼吸器疾患と感染症の臨床医学的解説を講義します。学生さんは授業内容に関して興味を持ったことや
理解できなかったことを授業毎に提出し、次回の講義の初めになるべく回答するようにしますので、これらの事を積極的に教員に伝え、
疑問などを解決するようにしてください。授業では必要に応じてスライドを使用し、必要な講義資料はプリントを作成して適宜配布
するようにします。
到達目標
(1)栄養補給法の基本的な考え方が理解できる。
(2)栄養療法が重要な疾患についてその病態と栄養療法を含む治療法を説明できる。
(3)呼吸器疾患や感染症の診断と治療法が理解できる。
授業計画
第1回:経静脈栄養法
第2回:術前・術後の栄養管理、胃切除後症候群、短腸症候群
第3回:褥瘡・熱傷時の栄養療法の考え方
第4回:脳卒中、パーキンソン病、認知症
第5回:妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病、小児肥満、周期性嘔吐症など
第6回:先天性代謝異常、貧血食の考え方
第7回:食品アレルギーの病態と治療
第8回:食品アレルギー、癌末期(ターミナルケア)の栄養療法、無(低)菌食
第9回:薬と栄養・食物の相互作用
第10回:介護保健施設・在宅での栄養療法
第11回:肺疾患(気管支炎、肺炎、肺癌など)の診断と治療、嚥下障害と誤嚥性肺炎
第12回:感染症の診断と治療、院内感染、感染予防
第13回:結核の病態と治療
第14回:感染症各論(細菌、ウィルス、クラミジア、リケッチア、真菌)
第15回:感染症各論(寄生虫・原虫、性行為感染症)、食中毒の診断と治療、新興・再興感染症
臨床栄養管理学(3年後期)
授業概要とテーマ
管理栄養士がベッドサイドに出向き、臨床栄養管理を実施する力をつけるためには、管理システムに基づいたマネージメ
ントを学ぶことがまず必要です。すなわち、病気や健康状態、栄養状態を評価・判定し、問題点を明らかにし、解決のための
栄養ケアプランを立て、実施し、成果をモニタリングし、修正していく作業です。そのためには、これまで学習してきた知識
や方法を基に、それぞれが個別の特徴と人格を持つ患者に実際に直面することにより、多くの疑問点や問題点を通して、より
実践的な力を身につけることが必要です。この授業では、実際の症例や事例に直面して「人間」を対象とした栄養ケアができ
るようにするために、4〜5名のグループに分かれて、提示された症例の病歴、身体計測値、臨床検査値を検討し栄養アセス
メントをまとめ、心理状態や周囲(家庭環境など)の状態を推察した上で問題リストを作成し、具体的な栄養摂取プランを中心
とした初期計画を策定してもらいます。症例が持つ疾患は一つだけでない場合が多く、また食環境因子や社会的背景も異なって
おり、それらを考慮に入れた上でのモニタリング方法も考えるようにしてください。また、後半では個別の栄養指導の場面にお
けるロールプレイ(患者役、管理栄養士役)も行い、患者の心理、管理栄養士の立場を理解してもらいます。授業では、必要に
応じてスライドを使用し、必要な症例情報や講義資料はプリントを作成して適宜配布します。学生さんは、症例や指導場面につ
いて気づいたこと、疑問に思ったことなどを積極的に教員に伝え、課題を解決するように期待します。なお、検討する症例は
適宜変更することがあります。
到達目標
(1)ベッドサイドにおける臨床栄養管理の意義を理解できる。
(2)それぞれの患者が個別の特徴と人格を持つことを理解した上で栄養マネジメントを行うことができる。
授業計画
第1回:到達目標、栄養管理の手順、栄養スクリーニング、栄養アセスメント、栄養ケアプランについての講義
第2回:症例:糖尿病・脂質異常症
第3回:症例:高血圧症・慢性腎不全
第4回:症例:肝硬変・十二指腸潰瘍
第5回:症例:急性膵炎・クローン病
第6回:症例:慢性呼吸不全・嚥下障害(脳卒中)
第7回:症例:術前管理(胃がん)・胃切除後症候群
第8回:症例:妊娠高血圧症候群・出産後の体重管理
第9回:症例:褥瘡・熱傷
第10回:症例:アルツハイマー病・便秘症
第11回:ロールプレイ:糖尿病
第12回:ロールプレイ:脂質異常症/痛風・高血圧症
第13回:ロールプレイ:糖尿病性腎症・鉄欠乏性貧血
第14回:ロールプレイ:小児肥満・食物アレルギー児
第15回:ロールプレイ:フェニルケトン尿症・薬と食品の相互作用
栄養療法学実習(3年後期)
授業概要とテーマ
栄養食事療法に関する理論的な知識を基本として、疾患別に実際の栄養食事療法の取り組みや問題点を取り上げ、
栄養アセスメントの技法、献立・調理・栄養食事指導を理解し、幅広い栄養療法(治療食)プランの技術を学びます。
15回の実習のうち、第1回目は私が「経口栄養法と病人食(疾患別食・食事形態)」の講義と実習を行い、第2回〜第14回は、
実際に医療施設で活躍されている管理栄養士の先生方に来学していただいてオムニバス方式で講義・実習を行います。したがって、
講師の先生の都合によりシラバスに記載されている実習回および実習内容は変更になることがあります。医療現場での実際を学ぶ
絶好の機会ですので、遅刻・欠席を極力避け、積極的に受講してください。第15回目は私と担当助教の先生とで「総括」の
講義(実習)を行う予定です。
栄養科学特別講義(4年後期)
授業概要とテーマ
管理栄養士養成カリキュラムに沿った3年半の集大成として、専門分野を総括し、知識・認識の到達点とその補強を通して
管理栄養士として具備すべき高度な知識や応用を修得させる講義です。授業形態は各教官によるオムニバス形式で、私は臨床
栄養学領域を担当します。今年も5コマいただければ「大曲の160問・2010年度版」を実施したいと考えています。
食看護学演習(看護学科/栄養健康学科1年後期)
「生活と食とのかかわり:食と身体機能(摂食と嚥下機能に着目して:嚥下障害と誤嚥性肺炎)」の1回分を講義します。
臨床栄養学特論(博士前期課程1〜2年後期)
授業概要とテーマ
臨床栄養学の中で、特に肝疾患の栄養療法、栄養診断・栄養指導に焦点を当て、その考え方と方法を講義・討論します。
肝疾患の病態を理解するためにはその解剖学的、生理学的、生化学的特徴を把握する必要があるため、まず肝臓の生理機能、臨床
検査の意味、診断への検査計画などを講義します。その後、栄養マネジメントに関する最近の知見やトピックスもまじえて病因、
検査診断法、治療法を考察し、文献的検討を行います。授業では必要に応じてスライドを使用し、必要な講義資料はプリントを作成
して適宜配布します。学生さんには、必要に応じて自主的に参考文献を検索・講読し、討論に参加することを期待します。
到達目標
(1)肝疾患の病態を理解し、栄養療法、栄養診断・栄養指導を実践できる。
(2)文献を講読し、批判的吟味ができる。
授業計画
第1回:代謝の中心臓器としての肝臓の役割、血漿タンパク、膠質反応
第2回:ビリルビン測定の意義と黄疸の鑑別、酵素活性測定の意義
第3回:トランスアミナーゼ、胆道系酵素、コレステロール、プロトロンビン時間、ICG
第4回:A型肝炎、B型肝炎、E型肝炎とその治療法
第5回:C型肝炎とその治療法、劇症肝炎
第6回:文献検討(1)
第7回:文献検討・討論およびレポート提出(1)
第8回:アルコール性肝疾患、自己免疫性肝疾患、脂肪肝
第9回:NASHに対する治療 〜我々の研究結果から〜
第10回:肝臓病の画像診断、肝生検査、肝硬変
第11回:肝臓病と栄養療法(アンモニア、BCAA、late evening snack)
第12回:肝細胞癌とその治療(予防)法、栄養状態との関連
第13回:肝移植
第14回:文献検討(2)
第15回:文献検討・討論およびレポート提出(2)
卒業研究(3年後期)
授業概要とテーマ
臨床栄養学の分野の中で、学生が興味を持つ研究テーマについて実験研究あるいは調査研究を行い、その研究過程の中で企画力、
想像力、統括力などを養成し、併せて実験あるいは調査によって得られたデータの解析や集計、論文作成などを通して解析能力や
洞察能力などを身に付けます。また、将来の就職なども視野に入れ、全人的な教育を行います。
到達目標
(1)研究の立案、実行、解析、論文作成を自主的に行うことができる。
(2)研究を通じて得られた成果を適切に伝え、討論することができる。
(3)研究の意義を理解し、自身の将来設計に役立たせることができる。
授業計画
3年次後期より受入れ先の研究室に配属して、指導教員の指導のもとに学生さんが興味を持つ研究テーマ、あるいは与えられた
テーマについて、研究計画を策定するとともに文献研究、実験・調査研究を通して研究論文を作成します。臨床栄養学研究室では主に
非アルコール性脂肪性肝疾患や栄養関連腎疾患などを研究テーマとしていますが、これらに限らず学生が希望するテーマを最優先し、
指導教員と協議して決定する予定です。
卒業研究(4年前後期)
授業概要とテーマ
3年次に引き続いて、臨床栄養学の分野の研究テーマについて実験研究あるいは調査研究を行い、その研究過程の中で企画力、
想像力、統括力などを養成し、併せて実験あるいは調査によって得られたデータの解析や集計、論文作成などを通して解析能力や
洞察能力などを身に付けます。また、将来の就職なども視野に入れ、全人的な教育を行います。
到達目標
(1)研究の立案、実行、解析、論文作成を自主的に行うことができる。
(2)研究を通じて得られた成果を適切に伝え、討論することができる。
(3)研究の意義を理解し、自身の将来設計に役立たせることができる。
授業計画
3年次に引き続き、指導教員の指導のもとに学生が興味を持つ研究テーマ、あるいは与えられたテーマについて、研究計画を策定
するとともに文献研究、実験・調査研究を通して研究論文を作成します。卒業研究論文の提出と卒業研究発表審査会は、12月に
行われる予定です。大学4年間の学習の集大成と同時に、大学院進学や就職等の方向付けにもなるため、真剣に取り組むことが
大切です。また、研究室で行う抄読会等には積極的に参加してください。
こころ医療福祉専門学校「一般臨床医学T」(柔道整復科2年・前後期)
非常勤講師として、今年も4月から来年2月にかけて週1回(試験・解説を含む計34回)講義します。
・・・・・・・更新日:2010年1月5日・・・・・・・
先日、今年度前期の「学生による授業評価アンケート」の結果が届きました。シーボルト校では学生と教員双方が、たとえば講義系
の授業では、「この授業は内容が興味深く、魅力的であるか」、「この授業に対する教員の意欲や熱意を感じるか」、「この授業は今後
役立つと思うか」、「この授業では新しいことを学べているか」、「自分はこの授業の目的・内容を理解できているか」、「この授業は
シラバスに示された内容を満たし、かつ、評価基準も明確であるか」、「教員は学生の理解度を確認しながらこの授業を進めているか」、
「教員は学生に興味がわくように工夫した進め方をしているか」、「教員の板書・話し方・教材等の利用は適切であるか」、「教員は
学生が授業に積極的に参加できるよう配慮しているか」の10項目について評価し、「この授業で良かった点、改善すべき点など」を
自由に記入することになっています。実習・実験・演習系の授業では、実際に即して少し項目が異なっています。その結果に対して、
教員は「今後の取り組み」を書いて来年度(あるいは次のターム)の授業の改善を図ることになっています。今年度・前期の担当授業
について私なりの総括をしてみました。
●「チーム医療論(看護)」:「教員は学生の理解度を確認しながらこの授業を進めている」という
学生の評価が低かった。そのため、授業内容の理解が十分でなく、また、積極的に参加できていないという評価につながったと考えられる。
今後は、一方的な講義ではなく、学生の発言を促し、理解度を確認しながら授業を進めていきたい。
●「チーム医療論(栄養)」:「教員は学生が授業に積極的に参加できるよう配慮している」についての
学生の評価が低かった。今後は、一方的な講義ではなく、学生の発言等を促し、学生の理解度を確認しながら、より学生の興味がわくように
工夫したい。
●「栄養療法学T(栄養)」:「自分はこの授業の目的・内容を理解できている」に対する学生の評価が
低かった。今後は、さらに講義内容を吟味し、学生の理解度を確認しながら、消化不良にならないように工夫したい。
●「臨床栄養指導実習(栄養)」:概ね学生の評価は良かったが、「この授業の評価基準は明確である」
に対する学生と教員の評価に乖離があった。今後は、評価基準をより明確に示し、安心して実習に参加できるように工夫したい。
今年度の反省を踏まえて、できるだけ学生さんたちに満足してもらえるような授業を展開していくよう努力します。
・・・・・・・更新日:2009年11月14日・・・・・・・
2009年度の講義内容(予定)です。今年度は、前期の看護学科2年生向けの選択講義「チーム医療論」と、後期の栄養健康学科
3年生向け「栄養療法学U」を新たに担当することになりました。また、長崎大学医学部4年生向けの消化器疾患の講義担当が
「自己免疫性肝疾患」と「肝良性腫瘍・膿瘍・寄生虫」に変更になりました。加えて、今年は「こころ医療福祉専門学校」の柔道整復
科2年生に「一般臨床医学T」を前後期(通年)にわたって担当することになりました。さらに、栄養健康学科1年生前期「解剖生理
学T」のうち3回、2年生前期「解剖生理学実験T」のうち3回を担当しました。後期にも栄養健康学科1年生「解剖生理
学U」のうち3回、2年生「解剖生理学実験U」のうち3回を担当します。シラバスにも詳細が記載されています。
栄養療法学I(3年前期)
授業概要とテーマ
まず臨床における栄養学(栄養アセスメント)の基礎的な考え方を概説し、次いで、栄養療法が重要な代表的な疾患についてその
病態と栄養療法を含む治療法を解説します。さらに、呼吸器疾患と感染症の臨床医学的解説を講義します。学生さんは授業内容に関
して興味を持ったことや理解できなかったことを授業毎に提出し、次回の講義の初めになるべく回答するようにしますので、これら
の事を積極的に教員に伝え、疑問などを解決するようにしてください。授業では必要に応じてスライドを使用し、必要な講義資料は
プリントを作成して適宜配布するようにします。
到達目標
(1)臨床における栄養学(栄養アセスメント)の基礎的な考え方が理解できる。
(2)栄養療法が重要な疾患についてその病態と栄養療法を含む治療法を説明できる。
授業計画
第1回:栄養学とは?、栄養アセスメント
第2回:糖尿病の病態と治療
第3回:脂質異常症、動脈硬化、高尿酸血症の病態と治療
第4回:高血圧症の病態と治療
第5回:虚血性心疾患、心不全の病態と治療、肥満症とメタボリックシンドローム
第6回:肝臓疾患の病態と治療
第7回:肝硬変の栄養療法、脂肪肝とNASH、胆石・胆嚢炎の病態と治療
第8回:腎臓病の病態と治療
第9回:腎不全(透析)の栄養療法、尿路結石症
第10回:嚥下障害(食)、神経性食思不振症、骨粗鬆症
第11回:肺の構造と機能、COPD、気管支喘息、気管支炎・肺炎の病態と治療
第12回:結核の病態と治療、感染予防の考え方
第13回:COPDなど呼吸不全患者に対する栄養療法、感染症の診断、院内感染
第14回:感染症各論(細菌、ウィルス、クラミジア、リケッチア、真菌)
第15回:感染症各論(寄生虫・原虫、性行為感染症)、食中毒、新興・再興感染症
臨床栄養指導実習(4年前期)
授業概要とテーマ
臨床現場での集団栄養食事指導の知識および方法を修得するため、自分自身について身体計測、基礎代謝量の測定、食物摂取
状況調査、生活時間調査を基に消費エネルギーの算出、栄養摂取量と栄養所要量との比較を行い、栄養アセスメントおよび栄養
ケアプランを策定してもらいます。また、講義や実物を通して、中心静脈栄養やPEGなどの実際を学習します。さらに、これらに
並行して、3〜5人ずつのグループに分かれて集団栄養教室を想定してのプレゼンテーションを行ってもらいます。毎回グルー
プ毎に対象者(栄養教室を聞きに来る人)を提示するので、その対象者を想定した構成を考えるようにしてください。発表しな
い学生さんは、設定された対象者(聴衆)として各グループの発表を聞き、質問し、評価します。次回の実習の初めに、前回発表
した各グループに対する学生の評価(良かった点や改善したほうが良かった点)の集計を公表し、お互いの反省と次からのステッ
プアップの参考にしてもらいます。発表内容だけでなく、発表態度や質問への対処の仕方なども学習してください。実習終了後に
行われる臨地実習において実際に体験する可能性が高いため、積極的に取り組んで欲しいとおもっています。なお、講義および
プレゼンテーションの内容と順序は適宜変更することがあります。
到達目標
(1)集団栄養食事指導の意義と実際を理解できる。
(2)自分自身についての栄養アセスメントおよび栄養ケアプランを策定できる。
授業計画
第1回:臨床栄養学と国家試験、集団栄養指導におけるプレゼンテーションについて(講義)、自己における身体計測、基礎
代謝量測定、食物摂取状況調査などについての説明
第2回:コーチング(講義)、ベッドサイド器具の体験、摂取エネルギー量の算出、基礎代謝量測定(続き)
第3回:個人情報とプライバシー(講義)、著作権(講義)、自己における栄養アセスメントと栄養ケアプランの策定
第4回:プレゼンテーション(糖尿病)
第5回:プレゼンテーション(脂質異常症)
第6回:アルコール(講義)、栄養ケアプランの発表とレポート提出
第7回:プレゼンテーション(高血圧症)
第8回:プレゼンテーション(メタボリックシンドローム)
第9回:プレゼンテーション(高尿酸血症)
第10回:プレゼンテーション(慢性閉塞性肺疾患)
第11回:プレゼンテーション(慢性肝疾患)
第12回:プレゼンテーション(慢性腎臓病)
第13回:プレゼンテーション(炎症性腸疾患)
第14回:タバコ(講義)、胃瘻(講義)、レポート作成と提出
第15回:総評
チーム医療論(4年前期)
授業概要とテーマ
現在の医療・介護制度、近年ますます重要となってきた「チーム医療」、医療従事者が共通して認識しておくべき医の倫理、
インフォームド・コンセントなどを紹介し、その中で管理栄養士がどのような役割を担っており、また求められているのかを概説
します。今年は前半4回を私が、後半4回を山口義彦先生が担当します。実習終了後に行われる臨地実習において是非必要な知識
であるため、積極的に学習して欲しいと思います。
到達目標
(1)「チーム医療」の意義と、チーム医療のメンバーとしての管理栄養士の役割を理解できる。
(2)チーム医療メンバーとの協力体制のあり方を理解できる。
授業計画
第1回:現在の医療・介護制度(担当:大曲)
第2回:医療における栄養マネジメントの意義(担当:大曲)
第3回:栄養サポートチーム(NST)(担当:大曲)
第4回:クリニカル・パスと栄養ケア(担当:大曲)
第5回:医の倫理(担当:山口義彦教授)
第6回:インフォームドコンセント(担当:山口義彦教授)
第7回:福祉・介護と栄養管理(担当:山口義彦教授)
第8回:在宅栄養管理(担当:山口義彦教授)
特別演習 II(4年前期)
授業概要とテーマ
7月から始まる臨床栄養臨地実習に備えて、病院業務の概要、栄養管理の実際や チーム医療の現状等について現場の管理栄養士
さんや生命倫理の専門家を招聘して特別講義をしていただきます。山口教授や奥教授、駿河先生および助教の先生方とともにアレン
ジしています。
授業計画
第1〜5回:生命倫理についての特別講義、実習についてのガイダンスや保健所や病院の管理栄養士さんによる講義
臨床栄養臨地実習(4年前期)
授業概要とテーマ
これまで臨床栄養学関連の講義および臨床栄養指導実習等で修得した知識・技術を活かし、実践活動の場での課題発見ならび
に問題解決を通して、栄養評価・判定に基づく適切なマネジメントを行うために必要な専門的知識・理論および技術の統合を図る
とともに、チーム医療の一員として参画できることを目的として2週間に亘る病院実習を行います。実習にあたっては、健康管理
に十分留意するとともに、指導者や病院に迷惑をかけないように配慮すること。服装や実習時間等については指導者の指示に従う
こと。無断欠席は厳禁です。患者さんや病院職員との対話などでは丁寧な言葉遣いを心がけ、実習によって知り得た患者さんの個
人情報(病名や病状など)は決して漏洩しないように十分注意すること。今年は7月6日〜7月18日を予定しています。
到達目標
(1)実践活動の場で臨床栄養に関する課題発見および問題解決ができる。
(2)栄養評価・判定に基づく適切なマネジメントを行うために専門的知識・理論および技術を統合して活用できる。
(3)実践活動の場でチーム医療の一員として参画できる。
授業計画
(1)学内における事前指導
(2)病院実習(実習期間:2週間)
実習内容は実習病院によって異なるが、概略以下のような項目について実習する。
1)病院業務の概要の理解
2)食事管理、給食管理
3)栄養食事指導(個人・集団)
4)栄養管理の実際
5)チーム医療、クリニカル・パスの現状
〜以下は実習病院の実状に応じて実習する〜
6)経腸・経静脈栄養の実際と管理(見学)
7)胃瘻造設・胃瘻栄養の実際(見学)
8)TPNルート設置とTPNの実際と管理(見学)
9)透析室があれば見学
(3)学内における事後指導(事後報告会)
チーム医療論(看護学科2年前期=選択)
授業概要とテーマ
現在の医療・介護制度、近年ますます重要となってきた「チーム医療」、医療従事者が共通して認識しておくべき医の倫理、
インフォームド・コンセントなどを紹介し、その中で医療者がどのような役割を担っており、また求められているのかを概説
します。前半4回を私が、後半4回を山口義彦先生が担当します。
到達目標
(1)「チーム医療」の意義と、チーム医療のメンバーとしての医療人の役割を理解できる。
(2)チーム医療メンバーとの協力体制のあり方を理解できる。
授業計画
第1回:現在の医療・介護制度(担当:大曲)
第2回:医療における栄養マネジメントの意義(担当:大曲)
第3回:栄養サポートチームとクリニカル・パス(担当:大曲)
第4回:他職種への理解と協働の意義(担当:大曲)
第5回:医の倫理(担当:山口義彦教授)
第6回:インフォームドコンセント(担当:山口義彦教授)
第7回:介護保険制度(担当:山口義彦教授)
第8回:在宅栄養管理(担当:山口義彦教授)
栄養健康科学概論(1年前期)
授業概要とテーマ
栄養健康学科で取り扱う専門課程の学問・研究体系を、領域毎に担当教員が分担して概説し、基礎的な知識を教授するオムニ
バス方式です。また、専門課程の基礎となるような知識、学問情報や歴史、現在の中心的な課題、将来の展望などについて講述し
、入学早期に栄養健康科学のカリキュラム体系について教授します。私の担当は1回で、「医療施設で働く管理栄養士とは?」をお話
しします。
栄養科学特論(博士前期課程1年前期)
授業概要とテーマ
栄養科学専攻に在籍する全教員がその専門的な立場から交代で自分の専門領域について講義し、在籍の学生に栄養科学専攻に
おける全体的な教育・研究内容を理解させることを目的とするオムニバス方式の講義です。私の担当は1回で、今年は「高血圧
とDASH食」をお話しする予定です。
長崎大学医学部「消化器系」各論講義(医学部4年前期)
非常勤講師として、6月に2コマ担当します。担当は「自己免疫性肝疾患」と「肝良性腫瘍・膿瘍・寄生虫」です。
解剖生理学T(1年前期)
オムニバス形式で、私は、「序論(身体のしくみ)」、「組織、器官、器官系」、「呼吸器系の構成」の3回を担当しました。
解剖生理学実験T(2年前期)
オムニバス形式で、私は、「組織標本の観察」の2回と、「報告会・反省会」の1回、計3回を担当しました。
栄養療法学U(3年後期)
授業概要とテーマ
栄養療法学Tに引き続き、栄養補給法の基本的な考え方、栄養療法が重要な代表的な疾患についてその病態と栄養療法を含む治
療法を解説します。学生さんは授業内容に関して興味を持ったことや理解できなかったことを授業毎に提出し、次回の講義の初めに
なるべく回答するようにしますので、これらの事を積極的に教員に伝え、疑問などを解決するようにしてください。授業では必要に
応じてスライドを使用し、必要な講義資料はプリントを作成して適宜配布するようにします。
到達目標
(1)栄養補給法の基本的な考え方が理解できる。
(2)栄養療法が重要な疾患についてその病態と栄養療法を含む治療法を説明できる。
授業計画
第1回:病気の診断への道程と治療法、栄養障害
第2回:経口栄養法と病人食
第3回:上部消化管疾患、過敏性腸症候群、膵炎、便秘
第4回:経腸栄養法、炎症性腸疾患の病態と治療
第5回:経腸栄養法の種類、ミネラル欠乏・過剰症
第6回:経静脈栄養法
第7回:術前・術後の栄養管理、胃切除後症候群、短腸症候群
第8回:褥瘡・熱傷時の栄養療法の考え方
第9回:脳卒中、パーキンソン病、認知症
第10回:妊娠時の疾患と栄養療法、小児疾患と栄養療法
第11回:先天性代謝異常、貧血食の考え方
第12回:食品アレルギーの病態と治療
第13回:癌末期(ターミナルケア)の栄養療法、無(低)菌食
第14回:薬と栄養・食物の相互作用
第15回:介護保健施設・在宅での栄養療法
臨床栄養管理学(3年後期)
授業概要とテーマ
管理栄養士がベッドサイドに出向き、臨床栄養管理を実施する力をつけるためには、管理システムに基づいたマネージメ
ントを学ぶことがまず必要です。すなわち、病気や健康状態、栄養状態を評価・判定し、問題点を明らかにし、解決のための
栄養ケアプランを立て、実施し、成果をモニタリングし、修正していく作業です。そのためには、これまで学習してきた知識
や方法を基に、それぞれが個別の特徴と人格を持つ患者に実際に直面することにより、多くの疑問点や問題点を通して、より
実践的な力を身につけることが必要です。この授業では、実際の症例や事例に直面して「人間」を対象とした栄養ケアができ
るようにするために、4〜5名のグループに分かれて、提示された症例の病歴、身体計測値、臨床検査値を検討し栄養アセス
メントをまとめ、心理状態や周囲(家庭環境など)の状態を推察した上で問題リストを作成し、具体的な栄養摂取プランを中心
とした初期計画を策定してもらいます。症例が持つ疾患は一つだけでない場合が多く、また食環境因子や社会的背景も異なって
おり、それらを考慮に入れた上でのモニタリング方法も考えるようにしてください。また、後半では個別の栄養指導の場面にお
けるロールプレイ(患者役、管理栄養士役)も行い、患者の心理、管理栄養士の立場を理解してもらいます。授業では、必要に
応じてスライドを使用し、必要な症例情報や講義資料はプリントを作成して適宜配布します。学生さんは、症例や指導場面につ
いて気づいたこと、疑問に思ったことなどを積極的に教員に伝え、課題を解決するように期待します。なお、検討する症例は
適宜変更することがあります
到達目標
(1)ベッドサイドにおける臨床栄養管理の意義を理解できる。
(2)それぞれの患者が個別の特徴と人格を持つことを理解した上で栄養マネジメントを行うことができる。
授業計画
第1回:到達目標、栄養管理の手順、栄養スクリーニング、栄養アセスメント、栄養ケアプランについての講義
第2回:症例:糖尿病
第3回:症例:脂質異常症・痛風
第4回:症例:高血圧症
第5回:症例:腎不全
第6回:症例:肝硬変、十二指腸潰瘍
第7回:症例:急性膵炎、クローン病
第8回:症例:慢性呼吸不全、便秘症
第9回:症例:術前管理、胃切除後症候群
第10回:症例:褥瘡、熱傷
第11回:ロールプレイ:アルツハイマー病
第12回:ロールプレイ:脳卒中・嚥下障害、妊娠高血圧症候群
第13回:ロールプレイ:肥満児、出産後の体重管理
第14回:ロールプレイ:フェニルケトン尿症、鉄欠乏性貧血
第15回:ロールプレイ:食物アレルギー、薬と食品の相互作用
栄養科学特別講義(4年後期)
授業概要とテーマ
管理栄養士養成カリキュラムに沿った3年半の集大成として、専門分野を総括し、知識・認識の到達点とその補強を通して
管理栄養士として具備すべき高度な知識や応用を修得させる講義です。授業形態は各教官によるオムニバス形式で、私は臨床
栄養学領域を担当します。今年も5コマいただき「大曲の160問・2009年度版」を実施します。また、おまけとして、
「肝腎かなめの解剖生理学」と題して、肝胆膵、腎臓の構造・機能を解説しようとおもいます。
解剖生理学U(1年後期)
オムニバス形式で、私は、「腎臓の構造」、「腎臓の機能」、「肝臓・胆嚢・膵臓」の3回を担当します。
解剖生理学実験U(2年後期)
オムニバス形式で、私は、「肺機能および疲労度の測定、神経機能評価(反射など)、体位の違いや運動による脈拍と血圧の
変化」の2回と、「報告会・反省会」の1回、計3回を担当します。
臨床栄養学特論(博士前期課程1〜2年後期)
授業概要とテーマ
臨床栄養学の中で、特に肝疾患の栄養療法、栄養診断・栄養指導に焦点を当て、その考え方と方法を講義・討論します。
肝疾患の病態を理解するためにはその解剖学的、生理学的、生化学的特徴を把握する必要があるため、まず肝臓の生理機能、臨床
検査の意味、診断への検査計画などを講義します。その後、栄養マネジメントに関する最近の知見やトピックスもまじえて病因、
検査診断法、治療法を考察し、文献的検討を行います。授業では必要に応じてスライドを使用し、必要な講義資料はプリントを作成
して適宜配布します。学生さんには、必要に応じて自主的に参考文献を検索・講読し、討論に参加することを期待します。
到達目標
(1)肝疾患の病態を理解し、栄養療法、栄養診断・栄養指導を実践できる。
(2)文献を講読し、批判的吟味ができる。
授業計画
第1回:代謝の中心臓器としての肝臓の役割、血漿タンパク、膠質反応
第2回:ビリルビン測定の意義と黄疸の鑑別、酵素活性測定の意義
第3回:トランスアミナーゼ、胆道系酵素、コレステロール、プロトロンビン時間、ICG
第4回:A型肝炎、B型肝炎、E型肝炎とその治療法
第5回:C型肝炎とその治療法、劇症肝炎
第6回:文献検討(1)
第7回:文献検討・討論およびレポート提出(1)
第8回:アルコール性肝疾患、自己免疫性肝疾患、脂肪肝
第9回:NASHに対する治療 〜我々の研究結果から〜
第10回:肝臓病の画像診断、肝生検査、肝硬変
第11回:肝臓病と栄養療法(アンモニア、BCAA、late evening snack)
第12回:肝細胞癌とその治療(予防)法、栄養状態との関連
第13回:肝移植
第14回:文献検討(2)
第15回:文献検討・討論およびレポート提出(2)
卒業研究(3年後期)
授業概要とテーマ
臨床栄養学の分野の中で、学生が興味を持つ研究テーマについて実験研究あるいは調査研究を行い、その研究過程の中で企画力、
想像力、統括力などを養成し、併せて実験あるいは調査によって得られたデータの解析や集計、論文作成などを通して解析能力や
洞察能力などを身に付けます。また、将来の就職なども視野に入れ、全人的な教育を行います。
到達目標
(1)研究の立案、実行、解析、論文作成を自主的に行うことができる。
(2)研究を通じて得られた成果を適切に伝え、討論することができる。
(3)研究の意義を理解し、自身の将来設計に役立たせることができる。
授業計画
3年次後期より受入れ先の研究室に配属して、指導教員の指導のもとに学生さんが興味を持つ研究テーマ、あるいは与えられた
テーマについて、研究計画を策定するとともに文献研究、実験・調査研究を通して研究論文を作成します。臨床栄養学研究室では主に
非アルコール性脂肪性肝疾患や栄養関連腎疾患などを研究テーマとしていますが、これらに限らず学生が希望するテーマを最優先し、
指導教員と協議して決定する予定です。
卒業研究(4年前後期)
授業概要とテーマ
3年次に引き続いて、臨床栄養学の分野の研究テーマについて実験研究あるいは調査研究を行い、その研究過程の中で企画力、
想像力、統括力などを養成し、併せて実験あるいは調査によって得られたデータの解析や集計、論文作成などを通して解析能力や
洞察能力などを身に付けます。また、将来の就職なども視野に入れ、全人的な教育を行います。
到達目標
(1)研究の立案、実行、解析、論文作成を自主的に行うことができる。
(2)研究を通じて得られた成果を適切に伝え、討論することができる。
(3)研究の意義を理解し、自身の将来設計に役立たせることができる。
授業計画
3年次に引き続き、指導教員の指導のもとに学生が興味を持つ研究テーマ、あるいは与えられたテーマについて、研究計画を策定
するとともに文献研究、実験・調査研究を通して研究論文を作成します。卒業研究論文の提出は通常12月末、卒業研究発表審査会は、
1月上旬に行う予定です。大学4年間の学習の集大成と同時に、大学院進学や就職等の方向付けにもなるため、真剣に取り組むことが
大切です。また、研究室で行う抄読会等には積極的に参加すること。
こころ医療福祉専門学校「一般臨床医学T」(柔道整復科2年・前後期)
非常勤講師として、4月から来年2月にかけて週1回(試験・解説を含む計34回)講義します。
・・・・・・・更新日:2008年3月25日・・・・・・・
2008年度の講義内容(予定)です。シラバスにも詳細が記載されています。
栄養療法学I(3年前期)
授業概要とテーマ
まず臨床における栄養学(栄養アセスメント)の基礎的な考え方を概説し、次いで、栄養療法が重要な代表的な疾患についてその
病態と栄養療法を含む治療法を解説します。さらに、呼吸器疾患と感染症の臨床医学的解説、栄養補給法の基本的な考え方を講義し
ます。学生さんは授業内容に関して興味を持ったことや理解できなかったことを授業毎に提出し、次回の講義の初めになるべく回答
するようにしますので、これらの事を積極的に教員に伝え、疑問などを解決するようにしてください。授業では必要に応じてスライ
ドを使用し、必要な講義資料はプリントを作成して適宜配布するようにします。
到達目標
(1)臨床における栄養学(栄養アセスメント)の基礎的な考え方が理解できる。
(2)栄養療法が重要な疾患についてその病態と栄養療法を含む治療法を説明できる。
授業計画
第1回:栄養学とは?、栄養障害の基礎と病態、栄養アセスメント
第2回:糖尿病の病態と治療
第3回:脂質異常症、高尿酸血症、肝臓疾患の病態と治療
第4回:肝硬変の栄養療法、脂肪肝とNASH、胆石・胆のう炎の病態と治療
第5回:高血圧症、虚血性心疾患、心不全の病態と治療
第6回:腎臓病の病態と治療
第7回:腎不全と栄養療法、脳卒中、パーキンソン病・アルツハイマー病
第8回:嚥下障害、神経性食思不振症、骨粗鬆症、COPD、肺炎の診断と治療
第9回:結核の病態と治療、感染予防
第10回:感染症の診断、院内感染
第11回:新興・再興感染症、食中毒の診断と治療、新型インフルエンザ
第12回:病気の診断への道程と治療法、経口栄養法(消化器疾患を含む)
第13回:経腸栄養法
第14回:経静脈栄養法
第15回:食品交換表、アルコール依存症、食品アレルギーの病態と治療
臨床栄養指導実習(4年前期)
授業概要とテーマ
臨床現場での集団栄養食事指導の知識および方法を修得するため、自分自身について身体計測、基礎代謝量の測定、食物摂取
状況調査、生活時間調査を基に消費エネルギーの算出、栄養摂取量と栄養所要量との比較を行い、栄養アセスメントおよび栄養
ケアプランを策定してもらいます。また、講義や実物を通して、中心静脈栄養やPEGなどの実際を学習します。さらに、これらに
並行して、3〜5人ずつのグループに分かれて集団栄養教室を想定してのプレゼンテーションを行ってもらいます。毎回グルー
プ毎に対象者(栄養教室を聞きに来る人)を提示するので、その対象者を想定した構成を考えるようにしてください。。発表しな
い学生さんは、設定された対象者(聴衆)として各グループの発表を聞き、質問し、評価します。次回の実習の初めに、前回発表
した各グループに対する学生の評価(良かった点や改善したほうが良かった点)の集計を公表し、お互いの反省と次からのステッ
プアップの参考にしてもらいます。発表内容だけでなく、発表態度や質問への対処の仕方なども学習してください。実習終了後に
行われる臨地実習において実際に体験する可能性が高いため、積極的に取り組んで欲しいとおもっています。
到達目標
(1)集団栄養食事指導の意義と実際を理解できる。
(2)自分自身についての栄養アセスメントおよび栄養ケアプランを策定できる。
授業計画
第1回:集団栄養指導におけるプレゼンテーションについて(講義)、自己における身体計測、基礎代謝量測定、食物摂取状況調査、生活時間調査
第2回:コーチング(講義)、ベッドサイド器具の体験、自己における消費エネルギーの算出、基礎代謝量測定(続き)
第3回:プレゼンテーション(糖尿病)
第4回:個人情報とプライバシー(講義)、自己における栄養アセスメントと栄養ケアプランの策定
第5回: プレゼンテーション(脂質異常症)
第6回:アルコール(講義)、栄養ケアプランの発表とレポート提出
第7回:プレゼンテーション(高尿酸血症)
第8回:プレゼンテーション(高血圧症)
第9回:プレゼンテーション[小児疾患(PKU、肥満、アレルギーなど)]
第10回:プレゼンテーション(慢性肝疾患)
第11回:プレゼンテーション(慢性腎臓病)
第12回:プレゼンテーション(消化性潰瘍)
第13回:プレゼンテーション(炎症性腸疾患)
第14回:プレゼンテーション(嚥下障害)
第15回:タバコ(講義)、胃瘻(講義)、総評、レポート作成と提出
チーム医療論(4年前期)
授業概要とテーマ
現在の医療・介護制度、近年ますます重要となってきた「チーム医療」、医療従事者が共通して認識しておくべき医の倫理、
インフォームド・コンセントなどを紹介し、その中で管理栄養士がどのような役割を担っており、また求められているのかを概説
します。今年は前半4回を私が、後半4回を山口義彦先生が担当します。実習終了後に行われる臨地実習において是非必要な知識
であるため、積極的に学習して欲しいと思います。
到達目標
(1)「チーム医療」の意義と、チーム医療のメンバーとしての管理栄養士の役割を理解できる。
(2)チーム医療メンバーとの協力体制のあり方を理解できる。
授業計画
第1回:現在の医療・介護制度(担当:大曲)
第2回:医療における栄養マネジメントの意義(担当:大曲)
第3回:栄養サポートチーム(NST)(担当:大曲)
第4回:クリニカル・パスと栄養ケア(担当:大曲)
第5回:医の倫理(担当:山口義彦教授)
第6回:インフォームドコンセント(担当:山口義彦教授)
第7回:福祉・介護と栄養管理(担当:山口義彦教授)
第8回:在宅栄養管理(担当:山口義彦教授)
特別演習 II(4年前期)
授業概要とテーマ
7月から始まる臨床栄養臨地実習に備えて、病院業務の概要、栄養管理の実際や チーム医療の現状等について現場の管理栄養士
さんや生命倫理の専門家を招聘して特別講義をしていただきます。今年の生命倫理の特別講義は長崎大学法医学教室の中園一郎教授
をお招きする予定です。山口教授や奥教授、および助教の先生方とともにアレンジしています。
授業計画
第1〜5回:生命倫理についての特別講義、実習についてのガイダンスや管理栄養士さんによる講義
臨床栄養臨地実習(4年前期)
授業概要とテーマ
これまで臨床栄養学関連の講義および臨床栄養指導実習等で修得した知識・技術を活かし、実践活動の場での課題発見ならび
に問題解決を通して、栄養評価・判定に基づく適切なマネジメントを行うために必要な専門的知識・理論および技術の統合を図る
とともに、チーム医療の一員として参画できることを目的として2週間に亘る病院実習を行います。実習にあたっては、健康管理
に十分留意するとともに、指導者や病院に迷惑をかけないように配慮すること。服装や実習時間等については指導者の指示に従う
こと。無断欠席は厳禁です。患者さんや病院職員との対話などでは丁寧な言葉遣いを心がけ、実習によって知り得た患者さんの個
人情報(病名や病状など)は決して漏洩しないように十分注意すること。今年は7月7日〜7月19日を予定しています。
到達目標
(1)実践活動の場で臨床栄養に関する課題発見および問題解決ができる。
(2)栄養評価・判定に基づく適切なマネジメントを行うために専門的知識・理論および技術を統合して活用できる。
(3)実践活動の場でチーム医療の一員として参画できる。
授業計画
(1)学内における事前指導
(2)病院実習(実習期間:2週間)
実習内容は実習病院によって異なるが、概略以下のような項目について実習する。
1)病院業務の概要の理解
2)食事管理、給食管理
3)栄養食事指導(個人・集団)
4)栄養管理の実際
5)チーム医療、クリニカル・パスの現状
〜以下は実習病院の実状に応じて実習する〜
6)経腸・経静脈栄養の実際と管理(見学)
7)胃瘻造設・胃瘻栄養の実際(見学)
8)TPNルート設置とTPNの実際と管理(見学)
9)透析室があれば見学
(3)学内における事後指導(事後報告会)
栄養健康科学概論(1年前期)
授業概要とテーマ
栄養健康学科で取り扱う専門課程の学問・研究体系を、領域毎に担当教員が分担して概説し、基礎的な知識を教授するオムニ
バス方式です。また、専門課程の基礎となるような知識、学問情報や歴史、現在の中心的な課題、将来の展望などについて講述し
、入学早期に栄養健康科学のカリキュラム体系について教授します。私の担当は1回で、特にこれからの学生生活との関連にも
考慮して、「お酒による脂肪肝とお酒によらない脂肪肝」をお話しします。
栄養科学特論(博士前期課程1年前期)
授業概要とテーマ
栄養科学専攻に在籍する全教員がその専門的な立場から交代で自分の専門領域について講義し、在籍の学生に栄養科学専攻に
おける全体的な教育・研究内容を理解させることを目的とするオムニバス方式の講義です。私の担当は1回で、今年は「食事療
法と栄養療法のエビデンス」をお話しします。
長崎大学医学部「消化器系」各論講義(医学部4年前期)
非常勤講師として、今年も6月に2コマ担当します。担当は「肝良性腫瘍、肝寄生虫・肝膿瘍など」です。
臨床栄養管理学(3年後期)
授業概要とテーマ
管理栄養士がベッドサイドに出向き、臨床栄養管理を実施する力をつけるためには、管理システムに基づいたマネージメ
ントを学ぶことがまず必要です。すなわち、病気や健康状態、栄養状態を評価・判定し、問題点を明らかにし、解決のための
栄養ケアプランを立て、実施し、成果をモニタリングし、修正していく作業です。そのためには、これまで学習してきた知識
や方法を基に、それぞれが個別の特徴と人格を持つ患者に実際に直面することにより、多くの疑問点や問題点を通して、より
実践的な力を身につけることが必要です。この授業では、実際の症例や事例に直面して「人間」を対象とした栄養ケアができ
るようにするために、4〜5名のグループに分かれて、提示された症例の病歴、身体計測値、臨床検査値を検討し栄養アセス
メントをまとめ、心理状態や周囲(家庭環境など)の状態を推察した上で問題リストを作成し、具体的な栄養摂取プランを中心
とした初期計画を策定してもらいます。症例が持つ疾患は一つだけでない場合が多く、また食環境因子や社会的背景も異なって
おり、それらを考慮に入れた上でのモニタリング方法も考えるようにしてください。また、後半では個別の栄養指導の場面にお
けるロールプレイ(患者役、管理栄養士役)も行い、患者の心理、管理栄養士の立場を理解してもらいます。授業では、必要に
応じてスライドを使用し、必要な症例情報や講義資料はプリントを作成して適宜配布します。学生さんは、症例や指導場面につ
いて気づいたこと、疑問に思ったことなどを積極的に教員に伝え、課題を解決するように期待します。なお、検討する症例は
適宜変更することがあります
到達目標
(1)ベッドサイドにおける臨床栄養管理の意義を理解できる。
(2)それぞれの患者が個別の特徴と人格を持つことを理解した上で栄養マネジメントを行うことができる。
授業計画
第1回:到達目標、栄養管理の手順、栄養スクリーニング、栄養アセスメント、栄養ケアプランについての講義
第2回:症例:術前術後管理
第3回:症例:糖尿病、脂質異常症・痛風
第4回:症例:高血圧症、慢性腎不全(透析)
第5回:症例:肝硬変症、クローン病
第6回:症例:出産後の体重管理、牛乳アレルギー児
第7回:症例:慢性呼吸不全
第8回:症例:摂食嚥下障害
第9回:症例:褥瘡(入所・在宅)
第10回:症例:舌癌再発術後、フェニルケトン尿症
第11回:症例:くすりと食品の相互作用
第12回:ロールプレイ:糖尿病、脂質異常症・痛風
第13回:ロールプレイ:高血圧症、糖尿病性腎不全
第14回:ロールプレイ:急性膵炎、十二指腸潰瘍
第15回:ロールプレイ:妊娠高血圧症候群、病的肥満児
栄養科学特別講義(4年後期)
授業概要とテーマ
管理栄養士養成カリキュラムに沿った3年半の集大成として、専門分野を総括し、知識・認識の到達点とその補強を通して
管理栄養士として具備すべき高度な知識や応用を修得させる講義です。授業形態は各教官によるオムニバス形式で、私は臨床
栄養学領域を担当します。臨床栄養学分野における管理栄養士国家試験の動向分析などを中心に演習を含めて行う予定ですが、
詳細は未定です。
臨床栄養学特論(博士前期課程1〜2年後期)
授業概要とテーマ
臨床栄養学の中で、特に肝疾患の栄養療法、栄養診断・栄養指導に焦点を当て、その考え方と方法を講義・討論します。
肝疾患の病態を理解するためにはその解剖学的、生理学的、生化学的特徴を把握する必要があるため、まず肝臓の生理機能、臨床
検査の意味、診断への検査計画などを講義します。その後、栄養マネジメントに関する最近の知見やトピックスもまじえて病因、
検査診断法、治療法を考察し、文献的検討を行います。授業では必要に応じてスライドを使用し、必要な講義資料はプリントを作成
して適宜配布します。学生さんには、必要に応じて自主的に参考文献を検索・講読し、討論に参加することを期待します。
到達目標
(1)肝疾患の病態を理解し、栄養療法、栄養診断・栄養指導を実践できる。
(2)文献を講読し、批判的吟味ができる。
授業計画
第1回:代謝の中心臓器としての肝臓の役割、血漿タンパク、膠質反応
第2回:ビリルビン測定の意義と黄疸の鑑別、酵素活性測定の意義
第3回:トランスアミナーゼ、胆道系酵素、コレステロール、プロトロンビン時間、ICG
第4回:A型肝炎、B型肝炎とその治療法
第5回:C型肝炎とその治療法、E型肝炎
第6回:文献検討(1)
第7回:文献検討およびレポート提出(1)
第8回:アルコール性肝疾患、劇症肝炎、自己免疫性肝疾患、脂肪肝
第9回:肝臓病の画像診断、肝生検、肝硬変
第10回:肝臓病と栄養療法
第11回:BCAA、アンモニア、late evening snack
第12回:肝細胞癌とその治療法、栄養状態との関連
第13回:肝移植
第14回:文献検討(2)
第15回:文献検討およびレポート提出(2)
卒業研究(3年後期)
授業概要とテーマ
臨床栄養学の分野の中で、学生が興味を持つ研究テーマについて実験研究あるいは調査研究を行い、その研究過程の中で企画力、
想像力、統括力などを養成し、併せて実験あるいは調査によって得られたデータの解析や集計、論文作成などを通して解析能力や
洞察能力などを身に付けます。また、将来の就職なども視野に入れ、全人的な教育を行います。
到達目標
(1)研究の立案、実行、解析、論文作成を自主的に行うことができる。
(2)研究を通じて得られた成果を適切に伝え、討論することができる。
(3)研究の意義を理解し、自身の将来設計に役立たせることができる。
授業計画
3年次後期より受入れ先の研究室に配属して、指導教員の指導のもとに学生さんが興味を持つ研究テーマ、あるいは与えられた
テーマについて、研究計画を策定するとともに文献研究、実験・調査研究を通して研究論文を作成します。臨床栄養学研究室では主に
非アルコール性脂肪性肝疾患や栄養関連腎疾患などを研究テーマとしていますが、これらに限らず学生が希望するテーマを最優先し、
指導教員と協議して決定する予定です。
卒業研究(4年前後期)
授業概要とテーマ
3年次に引き続いて、臨床栄養学の分野の研究テーマについて実験研究あるいは調査研究を行い、その研究過程の中で企画力、
想像力、統括力などを養成し、併せて実験あるいは調査によって得られたデータの解析や集計、論文作成などを通して解析能力や
洞察能力などを身に付けます。また、将来の就職なども視野に入れ、全人的な教育を行います。
到達目標
(1)研究の立案、実行、解析、論文作成を自主的に行うことができる。
(2)研究を通じて得られた成果を適切に伝え、討論することができる。
(3)研究の意義を理解し、自身の将来設計に役立たせることができる。
授業計画
3年次に引き続き、指導教員の指導のもとに学生が興味を持つ研究テーマ、あるいは与えられたテーマについて、研究計画を策定
するとともに文献研究、実験・調査研究を通して研究論文を作成します。卒業研究論文の提出は通常12月末、卒業研究発表審査会は、
1月上旬に行う予定です。大学4年間の学習の集大成と同時に、大学院進学や就職等の方向付けにもなるため、真剣に取り組むことが
大切です。また、研究室で行う抄読会等には積極的に参加すること。
・・・・・・・更新日:2007年10月9日・・・・・・・
2007年度の講義内容です。
栄養療法学I (3年前期)
まず臨床における栄養学(栄養アセスメント)の基礎的な考え方をお話し、次いで、栄養療法が
重要な代表的な疾患についてその病態(これまでの復習を含めて)と栄養療法を含む治療法を解説します。
後半は呼吸器疾患と感染症の臨床医学的解説、栄養補給法の基本的な考え方をお話します。講義の初めに
(ちっとも面白くはありませんが)最近の話題や小話をお話し、最後に出席カード代わりの半切れの紙に
興味を持ったことや理解できなかったことを書いて提出してもらい、次回の講義の初めにできるかぎり
回答するようにしています。時には回答時間が長すぎて本来の講義時間が短くなってしまい迷惑をかけて
しまうこともあります。質問が多いのは喜ばしいことで、なるべく一方通行の講義にならないように心がけています。
あまり上手に講義ができないので毎回出席してくれるだけでもありがたいと思っていますが、真剣に聞いてくれる
学生さんが多く感謝しています。
第1回:栄養学とは?、栄養障害の基礎と病態、栄養アセスメント
第2回:糖尿病の病態と治療
第3回:高脂血症(脂質代謝異常)、高尿酸血症、肝臓疾患の病態と治療
第4回:肝硬変の栄養療法、脂肪肝とNASH、胆石・胆のう炎の病態と治療
第5回:高血圧症、虚血性心疾患、心不全の病態と治療
第6回:腎臓病の病態と治療
第7回:腎不全と栄養療法、脳卒中、パーキンソン病・アルツハイマー病
第8回:嚥下障害、神経性食思不振症、骨粗鬆症、COPD、肺炎の診断と治療
第9回:結核の病態と治療、感染予防
第10回:感染症の診断、院内感染
第11回:新興・再興感染症、食中毒の診断と治療、新型インフルエンザ
第12回:病気の診断への道程と治療法、経口栄養法(消化器疾患を含む)
第13回:経腸栄養法
第14回:経静脈栄養法
第15回:食品交換表、アルコール依存症、食品アレルギーの病態と治療
臨床栄養指導実習(4年前期)
臨床現場での栄養指導方法を修得するため、まず自分自身についての身体計測による栄養アセスメントを行い、
基礎代謝量の測定、食物摂取状況調査、生活時間調査を基に消費エネルギーの算出、栄養摂取量と栄養所要量の
比較を行い、栄養診断と栄養ケアプランを策定し発表してもらいます。中心静脈栄養やPEG、血圧計などの器具
にも実際に触ってもらいます。中盤以降は、4〜5人ずつのグループに分かれて集団栄養教室を想定しての
プレゼンテーションを行います。毎回グループ毎に対象者(栄養教室を聞きに来る人)を決め、その対象者を想定
して構成してもらいます。発表しない学生は、聴衆として各グループの発表を聞き、質問し、評価します。
次回の実習の初めに、学生による各グループの評価(良かった点や改善したほうが良かった点)の集計を公表し、お互いの
反省と次からのステップアップの参考にしてもらいます。発表内容だけでなく、発表態度や質問への対処の仕方
なども学習してもらえたら良いとおもっています。
第1回:身体計測と基礎代謝量測定、アルコール(講義)
第2回:消費エネルギーの算出、タバコ(講義)
第3回:栄養アセスメントと栄養ケアプランの策定
第4回:ベッドサイド器具の体験、栄養ケアプランの発表、経腸栄養(講義)
第5回:プレゼンテーション(糖尿病)
第6回:プレゼンテーション(高脂血症)
第7回:プレゼンテーション(高尿酸血症)
第8回:プレゼンテーション(高血圧症)
第9回:プレゼンテーション(狭心症)
第10回:プレゼンテーション(慢性肝疾患)
第11回:プレゼンテーション(慢性腎不全)
第12回:プレゼンテーション(消化性潰瘍)
第13回:プレゼンテーション(炎症性腸疾患)
第14回:プレゼンテーション(嚥下障害)
第15回:総評、レポート作成、まとめ
チーム医療論(4年前期)
現在の医療・介護制度や近年ますます重要となってきた“チーム医療”がどのように実践され
ているかを論じ、その中での管理栄養士の役割を理解していただくように講義します。チーム医療の
メンバーとしての栄養療法を分担する技能(栄養スクリーニング、栄養アセスメント、栄養補給計画等)
を習得し、また、チーム医療メンバーとの協力体制のあり方について修得してもらいます。今年は、
前半の4回を生活習慣病医療学の山口教授が、後半の4回を私が担当しました。
第1回:医の倫理
第2回:インフォームドコンセント
第3回:福祉・介護と栄養管理
第4回:在宅栄養管理
第5回:現在の医療・介護制度
第6回:医療における栄養マネジメントの意義
第7回:栄養サポートチーム(NST)
第8回:クリニカル・パスと栄養ケア
特別演習II(4年前期)
7月から始まる臨床栄養臨地実習に備えて、病院業務の概要、栄養管理の実際や
チーム医療の現状等について現場の栄養士さんや生命倫理の専門家を招聘して特別講義をしていただきます。
私は今年初めてですので、実際は山口教授や奥教授、助教の先生方が全てアレンジされていて、私は講義を
聞いて勉強しているだけです。
第1〜5回:実習についてのガイダンスや栄養士さんによる講義
臨床栄養臨地実習(4年前期)
7月はじめの2週間にわたり、1〜4人ずつに分かれて、臨床栄養学および臨床栄養指導実習で
修得した知識・技術を活かし、実践活動の場での課題発見ならびに問題解決を通して、栄養評価・
判定に基づく適切なマネジメントを行うために必要な専門的知識・理論および技術の統合を図るとともに、
チーム医療の一員として参画できることを目的として実習を行います。実習内容は各病院によって
異なりますが、概略以下のような内容です。実習後、学内において事後指導を行います。これも私に
とって初めてで要領を得ませんので、山口教授が全てアレンジをされました。(来年は役に立つように
なりたいと思います)
1)病院業務の概要の理解
2)食事管理、給食
3)栄養食事指導(個人・集団)
4)栄養管理の実際
5)チーム医療、クリニカル・パスの現状
〜以下は実習病院の実状に応じて実習する〜
6)経腸・経静脈栄養の実際と管理(見学)
7)胃瘻造設・胃瘻栄養の実際(見学)
8)IVHルート設置とIVH栄養の実際と管理(見学)
9)透析室があれば見学
栄養健康科学概論(1年前期)
栄養健康学科で取り扱う専門課程の学問・研究体系を、領域毎に担当教員が分担して概説し、
基礎的な知識を教授するオムニバス方式です。また、専門課程の基礎となるような知識、学問情報や歴史、
現在の中心的な課題、将来の展望などについて講述し、入学早期に栄養健康科学のカリキュラム体系に
ついて教授します。私の担当は1回で、「お酒による脂肪肝とお酒によらない脂肪肝」をお話しました。
栄養科学特論(博士前期課程1年前期)
栄養科学専攻に在籍する全教員がその専門的な立場から交代で自分の専門領域について講義し、
在籍の学生に栄養科学専攻における全体的な教育・研究内容を理解させることを目的とするオム
ニバス方式の講義です。私の担当は1回で、「NASH」をお話しました。
NICEキャンパス長崎コーディネート科目―食と健康を科学する―
私の担当は1回で、出島交流会館で「肝腎かなめの栄養学」と題して主に肝硬変の栄養療法についてお話しました。
長崎大学医学部「消化器系」各論講義(4年前期)
非常勤講師として、2コマ担当しています。担当は「肝の良性腫瘍、嚢胞性疾患、感染症、循環障害」です。
講義のあと、何人かの学生さんが質問に来てくれたのが嬉しかったです。
臨床栄養管理学(3年後期)
管理栄養士がベッドサイドに出向き、臨床栄養管理を実施する力をつけるためには、管理システムに基づいた
マネージメントを学ぶことがまず必要です。すなわち、病気や健康状態、栄養状態を評価・判定し、問題点を
明らかにし、解決のための栄養ケアプランを立て、実施し、成果をモニタリングし、修正していく作業です。その
ためには、頭で理屈や方法を理解したうえで、一人一人が個別の特徴と人格を持つ患者に実際に直面することにより、
多くの疑問点や問題点を通して、より実践的な力を身につけることが必要です。この講義では実際の症例や事例に
直面して「人間」を対象とした栄養ケアができるようにするために、4〜5名の各グループに与えられた症例の病歴、
身体計測値、臨床検査値を検討し栄養アセスメントをまとめ、心理状態や周囲(家庭環境など)の状態を推察した上
で問題リストを作成し、それぞれについて具体的な栄養摂取プランを中心とした初期計画を策定してもらいます。症例
が持つ疾患は一つだけでない場合が多く、また食環境因子や社会的背景も異なっており、それらを考慮に入れた上での
モニタリングも考えてもらいます。第12〜15回は、個別の栄養指導の場面におけるロールプレイ(患者役、管理栄
養士役)も体験してもらおうと考えています。
第1回:到達目標、栄養管理の手順、栄養スクリーニング、栄養アセスメント、栄養ケアプランについての講義
第2回:症例:術前術後管理
第3回:症例:糖尿病、脂質異常症・痛風
第4回:症例:高血圧症、慢性腎不全(透析)
第5回:症例:肝硬変症、クローン病
第6回:症例:出産後の体重管理、牛乳アレルギー児
第7回:症例:慢性呼吸不全
第8回:症例:摂食嚥下障害
第9回:症例:褥瘡(入所・在宅)
第10回:症例:舌癌再発術後、フェニルケトン尿症
第11回:症例:くすりと食品の相互作用
第12回:ロールプレイ:糖尿病、脂質異常症・痛風
第13回:ロールプレイ:高血圧症、糖尿病性腎不全
第14回:ロールプレイ:急性膵炎、十二指腸潰瘍
第15回:ロールプレイ:妊娠高血圧症候群、病的肥満児
栄養科学特別講義(4年後期)
管理栄養士養成カリキュラムに沿った3年半の集大成として、専門分野を総括し、知識・認識の
到達点とその補強を通して管理栄養士として具備すべき高度な知識や応用を修得させる講義です。
授業形態は各教官によるオムニバス形式で、私は臨床栄養学領域を11月に3コマ担当します。臨床
栄養学分野における管理栄養士国家試験の動向分析、褥瘡、熱傷、胃切除術などの術前・術後栄養管理
と胃切除後症候群、最近提唱された脂質異常症や慢性腎臓病の概念などを講義し、知識の補充を目指す
予定です。
第1回:臨床栄養学分野における管理栄養士国家試験の動向分析、栄養アセスメント、熱傷
第2回:栄養ケアプラン、褥瘡
第3回:胃切除術などの術前・術後栄養管理と胃切除後症候群についての応用力、慢性腎臓病
臨床栄養学特論(博士前期課程1〜2年後期)
肝疾患の栄養療法、栄養診断・栄養指導についての考え方と方法を討論する予定です。肝疾患の病態を
理解するためにはその解剖学的、生理学的、生化学的特徴を把握する必要があるため、肝臓の役割、臨床
検査の意味、診断への検査計画などを講義し、最終的には栄養ケアプランの作成、実施、評価に関する総合
マネージメントを理解させ、栄養状態の評価、判定、栄養補給、栄養教育の方法を習得させます。前期に
講義したNASH を含む脂肪肝を除く肝疾患についての最近の知見やトピックスもまじえて病因、検査診断法、
治療法を考察し、文献的検討も行う予定です。
第1回:アルコールについて(雑学を含む)
第2回:代謝の中心臓器としての肝臓の役割、血漿タンパク、膠質反応
第3回:ビリルビン測定の意義と黄疸の鑑別、酵素活性測定の意義
第4回:トランスアミナーゼ、胆道系酵素など
第5回:コレステロール、プロトロンビン時間
第6回:ICG、A型肝炎、B型肝炎
第7回:C型肝炎とその治療法
第8回:E型肝炎、肝臓病の画像診断
第9回:肝生検、肝硬変
第10回:肝臓病と栄養療法
第11回:BCAA、アンモニア、late evening snack
第12回:肝細胞癌
第13回:肝臓癌の治療法、肝移植
第14回:文献検討
第15回:文献検討