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過年度開催分(平成30年度)

平成30年度公開講座

講演テーマ
長崎県の新旧企業の栄枯盛衰から経営学を学ぶ
講師
三戸 浩(経営学科 教授)
内容
かつて長崎県を代表する企業としては、長崎市では三菱重工長崎造船所、佐世保市では佐世保重工(SSK)であったが、現在、県民に尋ねてみたら、おそらくジャパネットたかたとハウステンボスの名前が挙がるのではないでしょうか?その栄枯盛衰を経営学(ドラッカー理論、戦略論・マーケット論など)の理論で分析し、マネジメントの重要性や面白さを伝えたいと思います。
講演テーマ
私たちのくらしと改正民法
講師
板垣 太郎(経営学科 講師)
内容
2020年4月1日、債権関係の規定について約120年ぶりに全面的に改正された民法がいよいよ施行されます。本講座では、この改正民法について、とくに私たちの生活に大きな影響を及ぼすと考えられる規定を中心に学びます。
講演テーマ
ネット社会における「お金」~金融論の基礎から仮想通貨問題を考える~
講師
石田 和彦(国際経営学科 教授)
内容
ビットコインに代表される「仮想通貨」が大きな社会問題になっています。
ニュース等では、仮想通貨の不正取引や相場の乱高下などが大きな話題になりますが、そもそも仮想通貨とは何なのか、従来の「お金」とはどこが違うのか、等を、金融論の基礎を踏まえてわかりやすく解説するとともに、ネット社会における「お金」のあり方を改めて考えてみたいと思います。
講演テーマ
宗教改革から500年 欧州の精神文化を古典から学ぶ ~資本主義の精神とは~
講師
山本 裕(国際経営学科 教授)
内容
欧州の歴史を概観して、はじめて資本主義が花開いた精神文化を古典を紐解きながら、わかりやすく解説します。大学で、なぜ、リベラルアーツ(一般教養)が必要とされるかについても考えます。
講演テーマ
暮らしに活かす色彩学~色とヒトの不思議な関係~
講師
片山 徹也(情報システム学科 准教授)
内容
私たちは様々な「色」に囲まれて生活しています。身近な存在である「色」とは何か?錯覚や錯視を引き起こす不思議な画像を体験してもらいながら、光と色、色が現れるしくみ、私たちが色を感じるメカニズムをわかりやすく解説します。
そして、色彩が私たちの心身に及ぼす影響を踏まえ、機能性や快適性を高めるための色づかいを紹介します。
講演テーマ
自覚しにくい聴力の衰え ~耳のしくみと音の聴こえ方~
講師
藤沢 望(情報システム学科 講師)
内容
最近、音が聴こえにくいと感じたことはありますか?年齢を重ねると、身体や眼と同じく耳(聴力)も衰えてきますが、それを自覚している人は多くありません。
また最近は、若い人でも大きな音で音楽などを聴くことによって、耳に過大な負担をかけてしまっている場合もあります。
一方、日常生活での音の聴こえにくさには、聴き方や環境に問題がある場合もあり、必ずしも聴力の衰えだけが原因ではありません。本講座では、耳のしくみと音の特性を簡単に解説しながら、日常生活での音の聴こえ方や音を聴きやすくするちょっとした工夫などをお話しします。
講演テーマ
糖尿病の治療と予防
講師
森田 茂樹(栄養健康学科 教授)
内容
「高血糖は毒物」。糖尿病は血液中の糖(血糖)が多くなり、尿にあふれ出る病気です。血糖が多くなる理由は、糖を処理する能力が低い体質の人では糖が細胞内に入れずに血液中に溜まるためです。
細胞が利用できなかった高血糖は栄養源ではなく、体に害を及ぼす毒物となってしまうため、血糖を下げる治療が必要になります。一方、御自身の体質に見合った生活習慣を身につければ、多くの場合、予防が可能です。
講演テーマ
わが国の震災から学ぶ災害後の健康と食事 ~被災時の食事を考える~
講師
湯浅 正洋(栄養健康学科 助教)
内容
わが国では、熊本地震(2016年)や東日本大震災(2011年)など、震災をはじめとした災害が多く、たびたび話題になっています。
「九州は地震が起こらない」というイメージも否定されており、長崎県においても災害への備えが重要であると考えられます。そこで、わが国の震災を事例として、災害後の健康・食事に関する問題を考えてみます。
講演テーマ
習近平の新時代における中国の現状と展望
講師
祁 建民(国際社会学科 教授)
内容
2017年10月に開催された第19回党大会にて「習近平の新時代の中国の特色ある社会主義思想」という言葉が党規約の行動指針に盛り込まれ、習近平総書記2期目の新体制がより強固となった。
習政権は「ややゆとりある社会」の全面達成を目標とする一方、金融などの重大なリスク、貧富格差、環境問題なども抱えている。講師は実地調査に基づきその全貌を解説する。
講演テーマ
人、物、金のつながりから見る日本と中国の関係
講師
鈴木 暁彦(国際社会学科 教授)
内容
新聞やテレビで中国に関するニュースをよく見ますが、そもそも中国はどうなっているのか、よくわからない印象があります。日本の将来にも大きな影響を与えそうな中国をどう考えればよいのか。
人、物、金のつながりから中国と日本の関係を見つめ直し、これからの日中関係を考える材料を提供したいと思います。
講演テーマ
数学の未解決問題で楽しみましょう
講師
永野 哲也(情報セキュリティ学科 教授)
内容
近年、数学史に残る未解決問題の解決が報告されています。講演では古代からの未解決問題(現在では解決済み)、最近解決された問題、そして未だに解けていない問題を紹介します。
人々がどのようにして解を導いたのか、具体的な解の形などを逸話を交えながらお話しします。
講演テーマ
明るい暗号のお話~プライバシーの時代~
講師
穴田 啓晃(情報セキュリティ学科 教授)
内容
戦争の歴史と共に発達した暗号技術は、インターネットとスマートフォンの普及と共に私たちの生活の明るい立役者となりました。本講座ではその発達を追い、1970年代の公開鍵暗号の発明で転換した状況を見ます。
更に、若者たちの間でSNSが急速に浸透し問題となっているプライバシーの面に焦点を当て、明るい暗号に何が出来るかの見通しをお話します。
講演テーマ
生と死について考える~身内・友人の看取り、自己の病気を通して考える~
講師
中村 鈴子(看護学科 特任教授)
内容
近年、新聞やテレビ等で人生の最後の後始末(終活)、エンディングノート等が取り上げられ、人間の死について考える機会が多くなりました。一方でガンで亡くなる方々が増加し、ターミナルケア(終末期看護)、緩和ケア等と多くの医療用語が使用されるようになりました。
緩和ケアとは、自己の経験を通して看取ること、自己の病気体験を通して「生と死」について考えたこと、医療者に望むことについてお話します。
講演テーマ
精神疾患を抱えながら子育てをしている人への子育て支援~訪問看護師への調査を通した検討~
講師
堂下 陽子(看護学科 講師)
内容
2011年厚生労働省は精神疾患を政策上重要な5大疾患の1つとして位置づけ、医療計画の中で重点的に取り組まれることになりました。
また医療機関にかかっている精神疾患患者数は約390万人と5大疾患の中で最も多く、私達に身近な疾患です。本講座ではそのような身近な疾患を抱えながら子育てをしている人の子育て支援について訪問看護の視点からお伝えします。
講演テーマ
歩いて見つけた地域の宝
講師
西村 千尋(公共政策学科 教授)
内容
たまにはゆっくり歩いてみましょう。気づかなかった地域の宝が見えてくるかもしれません。自然、歴史、文化などいろいろありますが、何よりも大切な宝は、そこに住むみなさんの生き生きとした姿ではないでしょうか。長崎県内での取り組みに加え、故郷である鹿児島県の奄美群島でのチャレンジも紹介します。
講演テーマ
これからの地方自治 ~ガバメントからガバナンスへ~
講師
黒木 誉之(公共政策学科 准教授)
内容
地方自治という言葉を聞いたとき、その主体としてまず思い浮かぶのは市町村等の自治体でしょう。しかし、社会の変容とともにボランティア、NPOなどの活躍が注目されています。
そこで、これからのポスト成長時代における地方自治の在り方について、「自治」「ガバナンス」「ソーシャル・キャピタル」等をキーワードにお話しします。
講演テーマ
ダーウィンはどうしてマルサス人口論を読んだのか
講師
柳田 芳伸(実践経済学科 教授)
内容
ダーウィンは『自叙伝』の中で、「1838年10月、私はたまたま、ただ楽しみのためにマルサスの『人口論』を読んだ」と記している。これは本当だったであろうか。本講演では、ダーウィンの前半生を辿りながらその真偽のほどに迫っていきたい。
講演テーマ
忘れられた近代長崎の偉人 杉亨二(すぎこうじ)
講師
菅 宜紀(実践経済学科 教授)
内容
幕末長崎に生まれた杉亨二は、緒方洪庵の適塾で蘭学を学び、明治維新後は太政官正院初代政表課長などを務め、初めて公式統計書を刊行し、山梨県で近代的人口調査を実施するなど政府統計の発展に寄与し、多くの弟子も育てて明治時代日本統計学の開祖とされています。彼の業績の一端をたどります。
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