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熊本大学Hari先生を招き特別講義、薬用植物と多文化共生から学ぶSDGs
2026-02-25
カテゴリ:お知らせ
Hari先生による講義の様子
本学の学長プロジェクト「大学におけるSDGsの取り組みの地域への発信および啓蒙活動」の一環として、熊本大学大学院人文社会科学研究部(共創学環)のHari Devkota先生をお招きし、特別講義および勉強会を開催しました。
 
本講義は「薬用植物資源とSDGs―人々の健康と持続可能な社会を支える取り組み―」をテーマに行われ、Hari先生のご専門である薬用植物学・伝統医薬の知見を軸に、自然資源と人間社会の関係を多角的に捉え直す機会となりました。
前半では、薬用植物が人々の暮らしや医療において果たしてきた歴史的役割や文化的背景、さらに気候変動や社会経済条件が資源の確保・継承に与える影響について、国際的な研究の蓄積を踏まえた講義が展開されました。西洋医学・先端医療が普及する現代においても、世界の多くの地域で伝統医療が重要な役割を担う理由を考える視点は、グローバル・ヘルスやSDGsを理解するうえでも示唆に富むものでした。また、生命科学の知見が社会経済の構造と接続される話題が何度もあり、学際の醍醐味を感じる講義となりました。
 

熊本における外国人が直面する課題について説明するHari先生
後半は、多文化共生をめぐる実践へと話題が広がり、Hari先生が副会長を務める「KUMAMOTO KURASU」の事例が紹介されました。外国人住民にとって不可欠な「情報」「つながり」「安心」を地域の中でどう支えるかという課題に対し、自治体、大学、起業家、地域住民をゆるやかに結びながら、生活に根ざした支援を重ねている点が印象的でした。外国人住民が直面しやすい言葉の壁、教育へのアクセス、孤独、地域コミュニティとの距離感など、制度の枠組みだけでは届きにくい課題を、対話とネットワークによって補完していく姿勢は、本学が重視する地域共創の理念とも深く響き合うものです。

薬用植物資源と多文化共生という一見異なるテーマを通じて、グローバルな課題をローカルな実践に引き寄せて考える重要性を学ぶ、実り多い時間となりました。本学にとっても、学際的視点から持続可能性を考える貴重な機会となりました。

Hari先生に質問をする大学院生
多文化共生に関する勉強会の様子
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