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公共政策学科「危機管理論」で南三陸311メモリアル様に講義いただきました!
2026-02-24
カテゴリ:お知らせ
 2026年1月27日、公共政策学科黒木誉之教授の講義「危機管理論」では、南三陸町東日本大震災伝承館・南三陸311メモリアルの顧問・高橋一清様をお招きし、「南三陸町の救援・復旧と現在までの復興状況」をテーマにご講義いただきました。

 2011年3月11日、東日本大震災が発災しました。マグニチュード9.0。最大震度7(栗原市)。南三陸町では、震度6弱を記録しました。そして、津波により、南三陸町は、町役場及び防災庁舎等をはじめ甚大な被害を受けました。このため、被災者の方々は、発災当時、行政機能が麻痺する中、避難救援活動を強いられる非常に厳しい状況にありました。

 このようなことを踏まえ今回の講義では、被災者であり元南三陸町職員でもあるご自身の体験談を交えながら、①発災から数週間の避難救援活動について、②その後の復旧活動について、③現在までの復興活動について、④課題について、そして➄公務員としての視点などについて、ご講義いただきました。 

 今回の講義はオンラインでの実施でしたが、多くの写真を活用いただくとともに、被災者として、また元南三陸町職員として、当時の状況をリアルに話される高橋様の語り口に、学生たちも引き込まれていたようです。

 講師の高橋様には、この場をお借りし改めて御礼申し上げます。誠にありがとうございました。
【講義に関する学生の感想】
今日の講義を通して、東日本大震災で被災された行政の方の貴重なお話を聴くことができました。市民や町民の方の被災後の経験談などは、様々な場面で聞く機会は今までにありましたが、行政の職員の方のお話は初めてで、今から公務員になろうと思って目指している中で、職員の方々の町民の方を守ろうとした姿に感動しました。覚悟を持ってお仕事されているのだと思い、尊敬しかありません。それでも、自分の命を大切にしながら、地域の命と暮らしを守るという覚悟を持って行動する姿に、公務員という仕事の重みを強く感じました。南三陸町の歩みからは、災害時にマニュアル通りにいかない場面が多く、正解を選ぶのではなく、その時点での最善を判断する力が命を守ることにつながるのだと思いました。また、公務員はすべてを自らが行う存在ではなく、住民の主体的な力を引き出す役割を担っていると感じました。さらに、外部支援を受け入れる開かれた姿勢や、復旧・復興を長期的な視点で進める覚悟が、将来のまちづくりにつながっていると思いました。災害対応はインフラ整備だけでなく、人の尊厳や暮らしを守る仕事であり、その責任の大きさを改めて感じました。(公共政策学科3年生)

今回の講義では、実際に東日本大震災の被災者であり、当時行政職員でもあった高橋さんから、非常に貴重なお話を聞くことができた。数分の差で命が助かったというお話を聞き、大きな衝撃を受けたとともに、津波の恐ろしさを改めて実感した。災害を想定した防災計画や訓練が行われていたにもかかわらず、多くの犠牲者が出たという事実から、どれほど万全な対策をしていても、必ずリスクが残ることを前提に考える重要性を学んだ。また、訓練の際には、住民に対して防災をどのように伝えるかという点が、非常に重要であることも分かった。さらに今回の講義を通して、命をつなぐことの大切さを改めて実感した。責任感を持って住民を守ろうと行動した人々の存在は本当にすごいと思う。一方で、高橋さんが助かっていたからこそ、今回このような貴重なお話を聞き、多くの学びを得ることができたと感じた。復興の取り組みとして、FSCやASCなどを紹介していただいたが、行政ではなく住民が主体となって行われていることに、住民の地域に対する思いの強さを感じた。このような住民主体となったまちづくりのためには、行政職員が住民とともに頑張る姿を見せ、住民と一緒に考えながらまちづくりを進めていくことが重要であると分かった。しかし、こうした機能は現在の行政に不足している部分でもあるため、心を通わせる活動を通じて信頼関係を築いていくことが防災への重要な対策であるのだと学んだ。(公共政策学科3年生)

高橋様の講義の様子①
高橋様の講義の様子②
高橋様の講義の様子③
学生との質疑応答の様子
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