公共政策学科「危機管理論」でかもめの虹色会議様にご講義いただきました!
2026-02-20
カテゴリ:お知らせ
2026年1月23日、公共政策学科の黒木誉之教授の講義「危機管理論」では、かもめの虹色会議の代表・工藤真弓様をお招きし、「東日本大震災・南三陸町の復興に向けた住民によるまちづくり」をテーマにご講義いただきました。
今回、講師を務めていただいた工藤様は、東日本大震災の被災地・南三陸町にある上山八幡宮の神主(禰宜)でもあります。このため、町のことをよく知る工藤様は、被災した故郷を自分たちの力で復興させるため、かもめの虹色会議というまちづくり団体を設立されました。
このようなことを踏まえ今回の講義では、ご自身の体験談を交えながら、①今できることとして、震災五行歌や「つなみのえほん」の執筆等について、②危機(感)こそが力として、かもめの虹色会議の設立と巨大防潮堤セットバックの取組等について、③南三陸・椿物語として、塩水に強い椿を活用した様々な取組と長崎県五島市との交流等について、④その後の取組として、さんサポートプロジェクトと地元高校1年生全員との防災ワークショップ等について、ご講義いただきました。
今回の講義はオンラインでの講義でしたが、工藤様の語りかけるような口調とともに、質疑応答の時間を何度も取り入れた双方向的な講義をしていただきました。このため、工藤様と学生たちとの距離も縮まり、活発な意見交換が行われました。
講師の工藤様には、この場をお借りし改めて御礼申し上げます。誠にありがとうございました。
【講義に関する学生の感想】
神社という長い時間をかけて地域との関係を構築してきた、地域住民の心のよりどころとなるような場所を管理する方が、自ら地域再生に取り組まれているというのに大きな意味があるのだろうなと感じました。また、かもめの集会に参加し、地域のために行動を起こす人たちの精神的な強さもすごいものだなと思います。自分たちも被災し身の回りの整理がつかない中、周りのためにできることに自ら行動に出るのは大変だったと思いますが、小さな集会から始まった活動が大きな実を結んだことは地域再生にとって成果と勇気をもたらしたと思います。五島の椿が被災地に寄付されていたというのは全く知らなかったので驚きでもあり、長崎県民としては少しうれしかったです。お金の寄付や瓦礫除去作業ボランティアなど、直接の支援でなくても、植物の提供などといった日常の小さな癒しを届けることも復興支援の一部として役に立つのだなということに気付くことができました。私たちと近い感覚の中で行動してこられた工藤さんのお話はとても興味深いものでした。貴重なお話を聞くことができてよかったです。(公共政策学科3年生)
今回の工藤さんの講義を受け、南三陸町のまちの皆さんがどのようにして復興の歩みを進めてこられたのか知ることができ、本当によかったです。かもめの虹色会議や椿のお話など、どの取り組みも住民の方々の『南三陸町』というまちへの強い思いが込められているのだとわかり、とても感銘を受けました。お話の最後におっしゃっていた、「私たちは森や里や海に生かされていのちが巡っている、それを忘れないように刻むのだ」という言葉がすごく印象に残りました。「震災をきっかけに新たな出会いがあって、出会いは授かりものだ」というお話を聞いて、本当に出会いというのはその時々の奇跡のようなものであり、『一期一会』だなと改めて思い、これから生きていく上で出会いというものを大切にしていきたいと思いました。とても貴重なお話をありがとうございました。(公共政策学科3年生)




