公共政策学科「危機管理論」で元神戸市職員の西修様にご講義いただきました!
2026-01-29
カテゴリ:お知らせ
2026年1月6日、公共政策学科の黒木誉之教授の講義「危機管理論」では、元神戸市職員で神戸シティ・プロパティ・リサーチ事業部事業課の課長・西修様をお招きし、「被災地からの報告~阪神・淡路大震災」をテーマにご講義いただきました。
1995年1月17日、震度7を観測した阪神・淡路大震災(M7.3)が発生しました。戦後初めての大都市直下型地震です。この阪神・淡路大震災で多くのボランティアが活躍したことがNPO法制定のきっかけとなり、後年、「ボランティア元年」とも言われています。あれから30年が経過しており、今年の1月17日で、31年目に入りました。今では大学生の多くが震災後に生まれており、当時のことを直接は知らない世代となっています。
このようなことを踏まえ今回の講義では、①震災当日~直後のこと、②震災復興へのかかわり(震災復興基本計画/震災復興緊急条例・被災マンション再建事業)、③震災を経て伝えたいことなどについて、ご講義いただきました。また、西様は、防災シミュレーションゲーム:クロスロードの開発に関わったメンバーのお一人ということで、クロスロードの意義等についてもお話しいただきました。
今回の講義は、「危機管理論」では初めてのオンライン開催でした。しかし、西様には、学生たちに質問を投げかけるなど工夫をしていただき、学生たちにとって刺激のある講義となりました。
講師の西様には、この場をお借りし改めて御礼申し上げます。誠にありがとうございました。
【講義に関する学生の感想】
私の中で1番印象に残っている災害は東日本大震災で、今まで受けてきた講義で扱われている災害も東日本大震災についてのテーマが多く、阪神・淡路大震災について詳しく聞くのは今回の講義が初めてだったので、非常に良い機会になったと思う。講義でお話された西修さんの経験の中で、阪神・淡路大震災が発生した後に沢山のご遺体に触れたという話が強烈に印象に残った。ご遺体に直接関わるのは、大災害の際に行方不明者の捜索などに携わる自衛隊や警察等だけだと正直思っていたので、災害が他人事ではないこと、いつか自分の身にも降りかかるかもしれないことを痛感した。また、クロスロードのゲームで扱われた自分が市役所職員だった場合どうするかという2つの問題を通して、公務員が負う責任というものを実感した。今とは時代背景が違うものの、行政を支えるために厳しい状況下でも国民のために働くという責任感を公務員志望ではないものの、私も見習うべきだと感じた。(公共政策学科3年生)
被災の当事者から語られる当時の状況は、私の想像を遥かに超えるほど生々しく、恐ろしいものだった。倒壊した線路や道路の写真が衝撃的で、日常は一瞬にして失われてしまうのだなと怖くなった。女性の救助活動を行った時の話が最も印象に残った。自分が同じような状況にあった時、すぐさま救助に行くなんてことはできるのだろうかと考えてしまった。伝えたいこととして、日頃の準備の他にも挑戦することや決断力の大切さが述べられていたが、やはり全員が混乱の中にいる時に動き出せるような勇気を持つことが大切だと改めて感じた。そのような人物になりたいと思った。また、講義の最後で少し述べられていた「在宅避難」という新しい避難の形にも興味を持った。私の実家には高齢の祖母やペットがいるため、避難所での生活は大変だろう。今回そのような言葉は初めて知ったが、今後調べて見ようと思う。(公共政策学科3年生)
