【vol.120 2026年3月】(カナダ・セルカークカレッジ 桑野 詩織さんより)
はじめに
こんにちは!国際社会学部3年の桑野詩織です。私は2025年9月から、カナダ・ブリティッシュコロンビア州のキャッスルガーにあるセルカークカレッジで留学生活を送っています。キャッスルガーは小さな町ですが、その分、日常の出来事が一つひとつ記憶に残ります!ここでは、実際に暮らしてみて感じたことを、できるだけ具体的にまとめたいと思います。
1.キャッスルガー到着直後
バンクーバーで一泊したあと、キャッスルガーへはプロペラ機のような飛行機で移動しました。山に囲まれた町に降りた瞬間、「静かで、自然がすぐそばにある場所だな」という印象が強かったです。
寮は想像以上にきれいで安心した一方、最初に大変だったのは交通手段でした。バスの本数が限られているのに、私は乗り継ぎの仕組みを知らず、初日から大荷物で食料品を買って長い距離を歩いてしまいました。買い物は(当たり前ですが)行き帰りのバス時間を先に確認するのが最優先です(運動好きなら別ですが、かなり疲れます)。
2.友達づくり
ELP(語学プログラム)には東アジアの学生が多く、その年は日本人も思っていたよりいました。最初は「もっと英語話者の友達がほしい」と焦りましたが、価値観の近い友人がいることが心の支えになる場面も多かったです。私自身、前半は同じ寮の台湾の友人とよく一緒に過ごしていました。
その上で、英語を話す機会を増やすには、ELPの「セミナー」が良いきっかけになります。私が履修したセミナーには、英語話者のパートナーと週1回会話する「パートナーシップ」と、カナダについて学びながら交流イベントを企画する「カナディアンスタディーズ」がありました。私は特にパートナーシップの影響が大きかったです。毎週1対1で話す時間があることで緊張が少しずつほどけ、授業外でも会って話す関係につながりました。この授業で出会ったパートナーは、今でも大切な友人の一人です。
3.生活
放課後は、なるべく寮に引きこもらないようにしています。カフェテリアで友達と課題をしたり、バスでダウンタウンに行ってカフェに寄ったりして、気分が下がりそうな日は特に外に出ることを意識しました。自然が近い町だからこそ、短い散歩でも気分が切り替わります。
食生活については、私はかなり和食が好きなので、留学前は「食のホームシック」になるかもしれないことを不安に思っていました。そのため、インスタントのみそ汁やだしの素などを多めに持参しました。でも、意外と何とかなります。キャッスルガーのスーパーでも米(日本米にかなり近いもの)は手に入るので、とても助かっています。私は基本的に自炊をしているため、自分の好きなものを作って食べられる点では、寮生活はホームステイより食の自由が利くと感じています。
調味料などは、都会に行く機会があるときにアジアンスーパーで補充していました。また、時々友達とキャッスルガーの隣町の日本食レストランに行くこともあります。値段は少し張りますが、良いリフレッシュになっています。
4.気候
気候は、9月〜10月初めは長袖がちょうど良いくらいで、九州より涼しい印象でした。雪は例年より遅く、しっかり降り始めたのは12月に入ってからです。
旅行で行ったバンフやカルガリーは想像以上に寒く、2月は-20℃〜-30℃の日もありました。防寒は本当に重要で、ダウンは必須だと思います。服にこだわりがある人は、ある程度日本から持ってくると安心です。逆に、現地でも機能性重視の服は手に入りやすいので、「おしゃれよりまず防寒」を優先するなら現地調達でも十分だと感じました。
5.キャッスルガーらしさ
この町は基本的に落ち着いていて平和です。動物も身近で、寮周辺ではリスをよく見かけます。ホームステイの友人は、エルクや七面鳥、時々熊を見たことがあると言っていました。夜は熊が出ることもあるので、遅い時間の外出には注意が必要です。
冬はウィンタースポーツも盛んで、近くのRed Mountainは有名です。私はスキーを一度体験しましたが、「海外のスキー場」というだけで特別感がありました。地元のホッケーの試合も盛り上がっていて、友達と観戦すると毎回楽しいです。
6.留学を通して残った気持ち
留学に来てから、日本のことを聞かれる機会が多くなり、「自分は日本のことを分かっているつもりだっただけかもしれない」と感じる場面が増えました。日本語を教えるような授業でも、言葉の意味だけでなく、背景にある感覚や文化まで説明する必要があります。うまく答えられない悔しさはありますが、それが「もっと日本を知りたい」「いつか日本の魅力を伝えて、つなぐ側になりたい」という気持ちにつながりました。
これから留学を考える人へ
語学力に不安があっても、思っているより何とかなります。大事なのは、完璧に話すことより、輪の外に一歩出ることです。授業で一言でも発言する、イベントに参加してみる、放課後に少し外に出る。小さな行動が積み重なるほど、留学生活は少しずつ自分のものになっていきます。
こんにちは!国際社会学部3年の桑野詩織です。私は2025年9月から、カナダ・ブリティッシュコロンビア州のキャッスルガーにあるセルカークカレッジで留学生活を送っています。キャッスルガーは小さな町ですが、その分、日常の出来事が一つひとつ記憶に残ります!ここでは、実際に暮らしてみて感じたことを、できるだけ具体的にまとめたいと思います。
1.キャッスルガー到着直後
バンクーバーで一泊したあと、キャッスルガーへはプロペラ機のような飛行機で移動しました。山に囲まれた町に降りた瞬間、「静かで、自然がすぐそばにある場所だな」という印象が強かったです。
寮は想像以上にきれいで安心した一方、最初に大変だったのは交通手段でした。バスの本数が限られているのに、私は乗り継ぎの仕組みを知らず、初日から大荷物で食料品を買って長い距離を歩いてしまいました。買い物は(当たり前ですが)行き帰りのバス時間を先に確認するのが最優先です(運動好きなら別ですが、かなり疲れます)。
2.友達づくり
ELP(語学プログラム)には東アジアの学生が多く、その年は日本人も思っていたよりいました。最初は「もっと英語話者の友達がほしい」と焦りましたが、価値観の近い友人がいることが心の支えになる場面も多かったです。私自身、前半は同じ寮の台湾の友人とよく一緒に過ごしていました。
その上で、英語を話す機会を増やすには、ELPの「セミナー」が良いきっかけになります。私が履修したセミナーには、英語話者のパートナーと週1回会話する「パートナーシップ」と、カナダについて学びながら交流イベントを企画する「カナディアンスタディーズ」がありました。私は特にパートナーシップの影響が大きかったです。毎週1対1で話す時間があることで緊張が少しずつほどけ、授業外でも会って話す関係につながりました。この授業で出会ったパートナーは、今でも大切な友人の一人です。
3.生活
放課後は、なるべく寮に引きこもらないようにしています。カフェテリアで友達と課題をしたり、バスでダウンタウンに行ってカフェに寄ったりして、気分が下がりそうな日は特に外に出ることを意識しました。自然が近い町だからこそ、短い散歩でも気分が切り替わります。
食生活については、私はかなり和食が好きなので、留学前は「食のホームシック」になるかもしれないことを不安に思っていました。そのため、インスタントのみそ汁やだしの素などを多めに持参しました。でも、意外と何とかなります。キャッスルガーのスーパーでも米(日本米にかなり近いもの)は手に入るので、とても助かっています。私は基本的に自炊をしているため、自分の好きなものを作って食べられる点では、寮生活はホームステイより食の自由が利くと感じています。
調味料などは、都会に行く機会があるときにアジアンスーパーで補充していました。また、時々友達とキャッスルガーの隣町の日本食レストランに行くこともあります。値段は少し張りますが、良いリフレッシュになっています。
4.気候
気候は、9月〜10月初めは長袖がちょうど良いくらいで、九州より涼しい印象でした。雪は例年より遅く、しっかり降り始めたのは12月に入ってからです。
旅行で行ったバンフやカルガリーは想像以上に寒く、2月は-20℃〜-30℃の日もありました。防寒は本当に重要で、ダウンは必須だと思います。服にこだわりがある人は、ある程度日本から持ってくると安心です。逆に、現地でも機能性重視の服は手に入りやすいので、「おしゃれよりまず防寒」を優先するなら現地調達でも十分だと感じました。
5.キャッスルガーらしさ
この町は基本的に落ち着いていて平和です。動物も身近で、寮周辺ではリスをよく見かけます。ホームステイの友人は、エルクや七面鳥、時々熊を見たことがあると言っていました。夜は熊が出ることもあるので、遅い時間の外出には注意が必要です。
冬はウィンタースポーツも盛んで、近くのRed Mountainは有名です。私はスキーを一度体験しましたが、「海外のスキー場」というだけで特別感がありました。地元のホッケーの試合も盛り上がっていて、友達と観戦すると毎回楽しいです。
6.留学を通して残った気持ち
留学に来てから、日本のことを聞かれる機会が多くなり、「自分は日本のことを分かっているつもりだっただけかもしれない」と感じる場面が増えました。日本語を教えるような授業でも、言葉の意味だけでなく、背景にある感覚や文化まで説明する必要があります。うまく答えられない悔しさはありますが、それが「もっと日本を知りたい」「いつか日本の魅力を伝えて、つなぐ側になりたい」という気持ちにつながりました。
これから留学を考える人へ
語学力に不安があっても、思っているより何とかなります。大事なのは、完璧に話すことより、輪の外に一歩出ることです。授業で一言でも発言する、イベントに参加してみる、放課後に少し外に出る。小さな行動が積み重なるほど、留学生活は少しずつ自分のものになっていきます。





