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留学生活体験記

【vol.115 2025年10月】(タイ・タマサート大学 大津 知也さんより)

ここはタイ、バンコク。この留学体験記を書いているのは10月にも関わらず、気温は35度を超え、日本の友達が夏の終わりに思いを馳せている中、僕の夏はまだまだ終わらないと、喜びを感じている。
長崎から飛び立つ前、南国への憧れを抱え、暑さウェルカムの心意気を持ち、8月の初めに憧れのタイに着いた。3日でその心意気は折れ、暑さと格闘する日々に変貌した。また今が雨季ということもあり、夕方頃になると、大雨が毎日のように降り、来たばかりの時は困惑していた。また同時にそれでも平気な顔をしている現地の友達の逞しさに憧れを感じていた。8月から12月までタイのタマサート大学でメディアを勉強する。この地で生活を2ヶ月ほどお送っているが、その中で感じたことを皆さんに共有したいと思う。

地元が北海道ということもあり、大学生になり、長崎に住み始めた時、初めて人生で体験する梅雨や、話では聞いていたが、実際には見たことの無いゴキブリなど色々なカルチャーショックを感じたのだが、タイに着いた時も言葉で表すことの出来ないワクワク、新しいところに自分は来たのだという高揚感を感じた。

街中の露店から漂う嗅いだことの無いスパイスの香り、至る所から聞こえるバイクのエンジンの音、歩道で寝転ぶ犬とおじいちゃん。五感から得られる情報が全て新鮮なもので、どうしてもこれを言葉にすると薄っぺらく感じてしまう。そんな独特な雰囲気、自分はそれを表す言葉を持ち合わせていないということが、未知の世界に来たという高揚感に繋がったのだと思う。

この留学生活は自分自身の成長に繋がっていると実感する事ばかりである。成長といっても、新しく何かを得るということより、自分自身のルーツに誇りを持つ、自分の中に持っている好きが大きくなるという方向でのものである。例えば、日本出身と言うと、多くの人が日本のアニメ文化や、ゲームについて目を輝かせて語ってくれて、多くの人と心を通わすことができた。その結果、自分のルーツである国のことをより好きになることに繋がった。日本でもブームを巻き起こした鬼滅の刃の映画はタイでも同様に流行っており、タイの友達や、アメリカ、アイルランドなど国を問わずに皆で一緒に見に行った時に、日本のアニメの凄さを実感することが出来た。隣に座ったアイルランド人の友達は、映画を見ながら歓声を上げ、主人公である竈門炭治郎が敵である鬼に対して「許さない!」と言う度に、俺も同じだぜと叫んでいる様子を見て、こんなにも熱中してくれるものが日本にあるとはと作品には感動してないのに、そこに対して感動していた。

また、日本にいる時から、挑戦することを大切にして生きてきた。そんな中、タイの人々の口癖の1つでもある、「マイペンライ」という言葉が今の自分を支えてくれている。意味は大丈夫、気にしないでという意味なのだ。ここからは僕の推測であるが、タイの人々は失敗することは悪いことではなく、それを許す優しさを持つことが大切であるという考えを持っているのだと考えた。そのためこのマイペンライという言葉を口癖のように言っている人が多いのだと思う。今までの自分は、挑戦することばかりに重きを置きすぎて、人の失敗をカバーしようという思いに至れていなかった。しかし、本当に大切なのは人の失敗を許すこと、それを支え、共に乗り越えることであり、それこそが巡り巡って自分の挑戦する時の活力になり、支えになるのではと思った。そのため、人の挑戦や努力を誰よりも応援できるようなそんな人間になろうと試行錯誤している。

これを読んでくれてる愛すべき人たちの多くは留学を志している人だと思う。そんな人たちのために自分からのアドバイスを少しでも送りたいと思う。

1つ目は自分の好きなことを持つべき。自分はそれがダンスだった。バンコクに来てから、多くの人々とダンスで友達になることができ、バトルにも多く出ることで大学の外の現地の人との関わりが持てている。また自分の趣味や好きなことがより好きになるそんなきっかけが多く待っている。日常生活はタイ語を話す機会が多く、正直、日本語、英語と比べ自分の意見を言うことが難しいが、ダンスさえあれば、言葉など無くても皆友達になれて、自分のことを応援してくれる。それが自分が改めてダンスに惚れ直した瞬間であった。その時に大事なのは、下手くそって思われたらどうしようとかそんなこと気にしないで、自分の好きなことで、自分の世界を切り開いてやるという強い意志を持つことである。そん な意志を持てるような好きなことを見つけられたら、たとえ勉強に行き詰まってストレスが溜まったとしても、二の矢、三の矢が心を靱やかな状態に保ってくれるだろう。

2つ目は日本の講義を聞いている時から質問を考える癖を付けることである。タイの授業はディスカッションや意見、質問を聞かれる場合が多く、その時に頭が真っ白になってしまうことが多々あった。英語が出てこないとかそういう次元ではなく、そもそも質問が思いつかないのである。その時に日本の生活を振り返ってみると、日本にいる時から、講義中何か質問があるかなんて考えもしてこなかったから、質問を考える力が自分には備わってないことに気づいた。日本語で講義を聞いて、日本語で質問をすることでさえ出来ないのに、それが英語でできるわけが無いのだ。さらに大事なのは、常に質問を考え続けることである。タイの講義では突然質問がないか当てられることがある。日本の場合は、講義終わりに質問を書いて提出することなどがあるが、それでは瞬発力にかけてしまうのである。そのため、日本にいる時から、質問を考える力、質問力というのを磨く為にも講義中は常に思考を続け、なにか質問できるところは無いかというのを考えるべきである。

留学生活も半分を切り、自分のやりたいことに全てのエネルギーをぶつけて、一日一日を全力で生き抜こうと思う。ここには書けないような面白いことも沢山経験しているため、もし大学内で自分のことを見かけ、話しかけてくれたら、もっともっと濃いことを語れたらなと思っているので、ぜひ皆さん、自分と沢山話しましょう!留学生活を応援してくれてる皆、父、母に感謝して、最高の人間になります!
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