研究情報詳細

氏名

福島 涼史(フクシマ リョウシ)
FUKUSHIMA Ryoushi
http://sun.ac.jp/prof/ryoshi29/

所属

国際社会学科

職名

准教授

学歴

  • 京都大学 総合人間学部 2000年03月31日(飛び級)
  • 京都大学 人間・環境学研究科 2005年03月31日(単位取得満期退学)

取得学位

  • 学位区分:博士、学位名:博士(法学)、学位の分野:公法学、授与機関:大阪大学、論文題目名:カール・シュミットの公法理論―神学的伝統からの分出としての―、取得年月:2013年03月25日
  • 学位区分:博士、学位名:博士(人間・環境学)、学位の分野:国際法学 、授与機関:京都大学、論文題目名:正戦論とその秩序―戦争観変遷のスコラ的考察―、取得年月:2006年01月23日

学内職務経歴

  • 准教授 本務 常勤 2014年04月01日 ~ (継続中)
  • 講師 本務 常勤 2010年04月01日 ~ 2014年03月31日

所属学会

  • 日本公法学会 2012年04月01日 ~ (継続中)
  • 憲法理論研究会 2009年03月 ~ (継続中)
  • 国際法学会 2000年05月 ~ (継続中)
  • 世界法学会 2000年05月 ~ (継続中)

専門分野(科研費分類)

  • 公法学
  • 国際法学 

研究経歴

  • 主権論としての正戦論とその帰結としての憲法概念 正戦論、戦争観変遷、主権論、憲法制定権力論 国際法学 、公法学 国際法学、公法学

学位論文

  • 2006年01月23日 題目名:正戦論とその秩序―戦争観変遷のスコラ的考察―、
  • 2013年03月25日 題目名:カール・シュミットの公法理論―神学的伝統からの分出としての―、
    概要: 本稿は、主として第二次世界大戦前に活躍したドイツの公法学者カール・シュミット(CarI Schmit)の公法理論を包括的に提示し、その枠において、より具体的なシュミットの国家理論、憲法理論の特質を明らかにするものである。ここにいう「公法」は、自然法との連関を含意し、国際法をも射程に入れたものである。 その方法として、トマス・アクィナスを中心とした神学者の理論を探求し、両者の理論の類似性・連続性に着日して、また、用いられる概念の一致を手がかりに、シュミットの理論を解明した。その上で、シュミットの理論を前者の特殊化されたもの(分出)として位置づけた。

論文

  • 「「立憲化」にとっての分権化と集権化―ケルゼン法理論における理論と現実」 『世界法年報』 第33号 P33-64 (2014年03月) 福島 涼史 単著
    概要: 世界法の視点から、関連しながらも対比的に捉えられるべき立憲化の複数の概念を紹介する(「2 立憲概念の憲法学的整序」)。それを通じて、また、国際法の立憲化のモデルとして国内法を立てることは困難であることも、明らかにする。ついで、先のケルゼンの共通理解を整序し、さらなる発展の契機を同定するために、正戦論と分権/集権の関係を再論する(「3 ケルゼンの集権化論」「(1) 正戦論と分権化/集権化」)。その上で、ケルゼンがどのような理論的操作で,集権化を要請しているかを追っていく(同「(2) 法秩序にとっての集権化」)。これらを受けて、ケルゼンのいう集権化が、通常観念されている集権化とは異なるものであること、また、その特殊な集権化概念が、理論内在的でありながら、現実に近接するものであることを示す(同「(3) 内容的競合の縮減=集権化」)。
  • 「古典的正戦論の世界観―近代的構成に対峙するその抑止の構成―」 『平和研究 戦争と平和の法的構想』 第41号 P127-145 (2013年10月20日) 福島 涼史 単著
    概要:本稿が試みたのは、古典的な正戦論の「再発見」であり、また、その弁明である。そこでは、正戦論が論難される原因を、それが近代の国際法の構成とは異なる構成をとっていることにあるとした。その上で、その独自の法的構成が、戦争を局限。抑制し、平和を護ることに貢献しえることを明らかにした。鍵となるのは、均衡性(proportionality)概念である。 本稿は、好戦的と目される正戦論が、近年注目されているproportionality(均衡性)の概念をすでに内包しており、目的に照らして不必要な戦争行為を禁止。抑止する理論であることを示し、平和を反対側から論じたものである。
  • 「憲法制定権力論の淵源―宗教・文明の交差がもたらす創造性―」 『日独文化研究所年報 文明と哲学』 第5号 P175-186 (2013年05月31日) 福島 涼史 単著
    概要: 本稿は、主権論・憲法制定権力論と神学理論との関係を有力学説に同調して、より広い視点で捉えつつ、個別の神学理論とその系譜に位置づけられる主権論0憲法制定権力論を論じた。その過程で、当の有力学説に対しても、その依拠するショーレムの神学理解を質すことで、整序を行った。 その上で、神学の焼き直しとされる憲法制定権力論の様々な神学的淵源を同定しつつ、それぞれの系譜の違いが憲法学の議論に及ぼす帰結について、「神の自己収縮」や「無からの創造」の整序を通じて、論じたものである。
  • 「Funktionen des Vertrags im Völkerrecht– Die Bedeutung des Grundsatzes "pacta」 『Nomos』 P25-34 (2013年02月) Ryoshi FUKUSHIMA, Michiko TAKATA 共著
    概要: 本稿は、「pacta sunt servanda(合意は拘束する)」の原則の論じられ方、用いられ方に即して、これを3つの種類、タイプに分類して、提示した。 さらに本稿は、それぞれのタイプに即した場合に、この原則が、目に見えるpacta、すなわち、条約を巡って、どのような実際的な帰結、あるいは、機能をもつかを明示した。 その上で、両大戦間の日本の軍事行動とこの原則との関係、及び、その克服としての戦後日本の国際法学説による原則受容・展開を、ドイツ語圏に向けて論じたものである。
  • 「長崎県にとっての生物多様性―その認識と実践―」 『長崎県立大学国際情報学部研究紀要第12号』 P25-37 (2011年12月) 福島涼史 単著
    概要: 生物多様性概念は、法的にも、科学的にも未確定なものであり、知的実践と民主的決定により確定されることを論じた。 その際、対馬に生息する希少動物であるツシマヤマネコを素材として取り上げ、県条例、基本法、条約、戦略の各次元の解釈、分析を通じて、ツシマヤマネコの法的地位は、民主的決定の対象であるとした。 その帰結として、長崎県(民)にとっての生物多様性という構成がありえることを指摘した。このことは、いわゆるエコツーリズムなどの生物多様性を掲げた地域振興に大きな道を開くものである。
  • 「『人間の安全保障』概念の国家論へのインパクト―国家と人間の二元論に対して―」 『長崎県立大学国際情報学部研究紀要第12号』 P39-49 (2011年12月) 福島涼史 単著
    概要: 本稿は、「人間の安全保障」概念を、理論的に整序し、その成果として、介入に関して4つの異なる「人間の安全保障」概念の段階を明らかにした。 その上で、そのポジティブなインパクトとして、人権からのアプローチを補完し核兵器使用を禁止しえること、一方、ネガティブなインパクトとして、軍事的な人道的介入の根拠となりえることを指摘した。 これらを通じて,「国家」と「人間」を対峙させる理論的傾向を批判的に検討し、国家理論の再論を導いた。
  • 「『長崎の教会群とキリスト教関連遺産』の射程―登録推進の意義―」 『長崎県立大学国際情報学部研究紀要』 第11号 P55-72 (2010年12月) 福島 涼史 単著
  • 「長崎県固有種(亜種)にとってのlocality―ツシマヤマネコの保護を中心に―」 『長崎県立大学国際情報学部研究紀要』 第11号 P37-54 (2010年12月) 福島 涼史 単著
  • 「憲法のratio―カール・シュミットの単位思考―」 『憲法学の最先端』 第17号 P147-063 (2009年10月) 福島 涼史 単著
  • 「カール・シュミットの秩序論―完成論に支えられた憲法基礎づけ論」 『大阪大学『阪大法学』』 第58巻 第2号 P439-468 (2008年07月) 福島 涼史 単著
  • 「トマス・アクィナスの完成論―ジョン・フィニス自然法論の公法理論へのインパクト」 『大阪大学『阪大法学』』 第57巻 第6号 P1095-1124 (2008年03月) 福島 涼史 単著
  • 「外国人労働者保護に関する国際法規範の位置づけ─移住労働者保護条約とILO条約・勧告の分析─」 『(社)京都勤労者学園『Vita Futura』』 第9号 P25-34 (2001年04月) 福島涼史, 西井正弘 共著

著書

  • 憲法学の最先端(憲法理論叢書第17号) 敬文堂 2009年04月 福島涼史 共著 「憲法のratio―カール・シュミットの単位思考―」 (pp.147~163)

科研費(文科省・学振)獲得実績

  • 2011年04月 ~ 2013年03月 若手研究(B) 憲法改正論議のための憲法制定権力論―その神学的淵源の意義と限界― 日本学術振興会科学研究費補助金(若手研究(B))

研究発表

  • 2011年11月05日 ~ 2011年11月05日 Nachwuchswissenschafler-Kongress Tokio5. November 2011 Funktionen des Vertrags im Völkerrecht Keio University シンポジウム・ワークショップ・パネル(指名) 国際会議

担当授業科目

  • 国際機構と国際協力 2010年04月01日 ~ (継続中) 専任
  • 国際法Ⅰ 2010年04月01日 ~ (継続中) 専任
  • 国際法Ⅱ 2010年04月01日 ~ (継続中) 専任
  • 国際人権法 2010年04月01日 ~ (継続中) 専任
  • コースゼミナールA 2010年04月01日 ~ (継続中) 専任
  • コースゼミナールB 2010年04月01日 ~ (継続中) 専任
  • 専門演習A 2010年04月01日 ~ (継続中) 専任
  • 専門演習B 2010年04月01日 ~ (継続中) 専任
  • 国際紛争と法 2010年04月01日 ~ (継続中) 専任
  • 卒業論文(国際交流学科) 2010年04月01日 ~ (継続中) 専任
  • 国際交流学特別研究Ⅰ 2013年04月01日 ~ (継続中) 専任
  • 基礎演習 2010年04月01日 ~ 2012年03月31日 専任

学外の社会活動(高大・地域連携等)

  • 2012年09月 ~ 2012年09月 地域公開講座 長崎にとっての世界遺産登録推進の意義―国際法の立場から―
  • 2011年05月 ~ 2011年05月 長崎県にとっての生物多様性-ツシマヤマネコ保護活動の意味するもの-、長崎県立大学地域連携センター公開講座 長崎県立大学シーボルト校