SQLの文法
【注意!】コマンドの区切りは半角スペース
全角スペースと半角スペースは区別する。半角スペースの代わりに全角スペースが入るとエラーが出るので注意!
●SELECT文
機能: テーブルを検索し,その検索結果を表示する.
文法: SELECT フィールド名 FROM テーブル名
「商品マスター」テーブルの内容が次のようであったとき,SELECT文を適用した例を以下に示す.
テーブル名: 商品マスター
商品NO |
商品名 |
単価 |
A001 |
ピアス |
\1,500 |
A002 |
ネックレス |
\2,500 |
A003 |
リング |
\1,800 |
A004 |
ストラップ |
\650 |
【例1】「商品名」フィールドを抜き出す
SQL文 SELECT 商品名 FROM 商品マスター;
実行結果
商品名 |
ピアス |
ネックレス |
リング |
ストラップ |
【例2】「商品名」フィールドと「単価」フィールドを抜き出す
SQL文 SELECT 商品名,単価 FROM 商品マスター;
実行結果
商品名 |
単価 |
ピアス |
\1,500 |
ネックレス |
\2,500 |
リング |
\1,800 |
ストラップ |
\650 |
●SELECT WHERE文
機能: テーブルを条件付きで検索し,その検索結果を表示する.
文法: SELECT フィールド名 FROM テーブル名 WHERE 条件
【例3】商品名がピアスの「商品名」フィールドと「単価」フィールドを抜き出す
SQL文 SELECT 商品名,単価 FROM 商品マスター WHERE 商品名="ピアス";
実行結果
商品名 |
単価 |
ピアス |
\1,500 |
【例4】単価が1600円以上の「商品名」フィールドを抜き出す
SQL文 SELECT 商品名 FROM 商品マスター WHERE 単価>=1600;
実行結果
商品名 |
ネックレス |
リング |
【例5】単価が1600円以上の「商品名」フィールドと「単価」フィールドを抜き出す
SQL文 SELECT 商品名,単価 FROM 商品マスター WHERE 単価>=1600;
実行結果
商品名 |
単価 |
ネックレス |
\2,500 |
リング |
\1,800 |
【例6】単価が1000円以上,2000円以下の「商品名」フィールドと単価」フィールドを抜き出す
SQL文 SELECT 商品名,単価 FROM 商品マスター WHERE 単価>=1000 AND 単価<=2000;
実行結果
商品名 |
単価 |
ピアス |
\1,500 |
リング |
\1,800 |
【例7】商品名が3文字の「商品名」フィールドを抜き出す
SQL文 SELECT 商品名 FROM 商品マスター WHERE 商品名 LIKE "???";
実行結果
商品名 |
ピアス |
リング |
【例8】商品NOがA002以上で単価が1000円以上の「商品NO」フィールドと「商品名」フィールドを抜き出す
SQL文 SELECT 商品NO,商品名 FROM 商品マスター WHERE 商品NO >= "A002" AND 単価 >= 1000;
実行結果
商品NO |
商品名 |
A002 |
ネックレス |
A003 |
リング |
●ORDER BY文
機能: 指定したフィールドで並べなおす.
文法: SELECT フィールド名 FROM テーブル名 ORDER BY フィールド名 ASC / DESC
ASC:昇順 DESC:降順
【例9】単価の安い順に「商品名」フィールドを並べなおす
SQL文 SELECT 商品名 FROM 商品マスター ORDER BY 単価 ASC;
実行結果
商品名 |
ストラップ |
ピアス |
リング |
ネックレス |
【例10】単価の高い順に「商品名」フィールドを並べなおす
SQL文 SELECT 商品名 FROM 商品マスター ORDER BY 単価 DESC;
実行結果
商品名 |
ネックレス |
リング |
ピアス |
ストラップ |
●AS文
機能: フィールドを追加する.
文法: SELECT 参照するフィールド名 AS 作製するフィールド名 FROM テーブル名
【例11】「商品名」フィールドの商品を「品物」というフィールド名を付けて抜き出す
SQL文 SELECT 商品名 AS 品物 FROM 商品マスター
実行結果
【例12】「商品NO」フィールドの右3桁を「番号」というフィールド名を付けて抜き出す
SQL文 SELECT RIGHT( [ 商品NO ] , 3 ) AS 番号 FROM 商品マスター;
実行結果
●計算をする
文法: 算術演算子を用いる.
演算子としては + - * / などがある
【例13】「単価」×1.08を計算し,「税込価格」フィールドを作る
SQL文 SELECT 単価*1.08 AS 税込価格 FROM 商品マスター
実行結果
●関数を用いる(日付を求める)
【例14】「日付」フィールドを作り,今日の日付を求める
SQL文 SELECT DATE() AS 日付 FROM 商品マスター
実行結果