ベルリン訪問

2018.11.30

 私の娘が、今ドイツはベルリンにいる。夫君の仕事か勉強のため一家で1年の予定で滞在である。ドイツには国際会議参加のため何回か行ったことはあるが、ベルリンには行ったことがないこともあり、この機会にと家内とお盆休みを使って出かけた。短期間で慌ただしい旅であったが、同じホテルに滞在したので、その意味では楽であった。
 ベルリンはドイツの、というよりヨーロッパの古い都である。泊まったホテルのすぐ近くにコンサートホールがあり、大変立派で荘厳な建物であった。他にもこのような建物が多く、しかも付近のものは高さもほぼ同じ四角いビルが揃っている。それほど高さはないので、空が広く見える。ベルリン郊外の一般家庭には暖房装置はあっても冷房はない。その程度の気温なのだが、今年は特別暑いそうだ。それでも30°Cにはなっていない。大都会ではあるが、公園や街路樹が多いことも暑さを和らげているだろうか(写真2)。
 市内見物には娘一家と共に観光バスに乗った。2階建てのバスで屋根の上の方が風に当たれるので涼しい。ある場所を起点に10分おきにバスが出発し、いくつかの観光スポットを回る。1日券(2日券や違うルートのバスもある)を買うと、好きな停留所で降りて建物なり公園を見て、またその停留所から乗ることができる。途中でレストランに入っても良いし、便利である。このバスで感心したのは、案内のイヤホーンが実に22ヶ国語用意してあることだ(写真3)。該当する国旗の番号に対応するボタンを押すことで言語を切り替えることができる。日本では2020までにどこまで行くか。
 「勝利の記念碑」という塔に登って(写真4)、街を一望した。写真2はその塔からのものである。真下が3平方キロの緑の公園である。全体的にフラットであることも手伝って、自転車が多い。街なかにはちゃんと自転車専用のレーンがあり、かなりのスピードで走って行く。きちんと意識して歩行者レーン上を歩かないと危険である。しかし感心なのは、自転車レーンを走る人もきちんと右側通行を守っていることだ。自動車と同じ方向にしか走っていない。したがって、自転車レーン上で自転車同士のスレ違いは有り得ない。スピードを出しても平気な訳だ。
 鉄道の中心は「中央駅=Hauptbahnhof」(写真5。大変美しく、しゃれているが複雑きわまりなく、お上りさんが間違いなく電車に乗るのは難しい。ベルリン市内、郊外で電車に乗るには1日券が断然お得。最初に乗るときに駅にある機械で「打刻」すれば、その日のうちならバス、地下鉄、電車どれにでも乗り放題。ドイツでは水は高いが、乗り物は安い。
 最後は「ベルリンの壁」(写真6)。1961年8月13日からベルリンを東西に分けていた冷戦の象徴とも言える壁は1989年11月10日に東ベルリン側から破壊された。今は歴史的遺産として一部が残っているだけである。西ベルリン側からはその壁まで近づくことができたので、「壁」として機能している頃から非難、その他の落書きがあったらしい。写真6は市内のポツダム広場駅という賑やかな一角に「展示」されている「壁」の一部である。高さは3メートル以上あり、上にはロープ等を引っ掛けて脱走することができないよう工夫がしてあった。


1.コンサートホール

2.公園

3.観光バスのイヤホーン

4.勝利の記念碑

5.中央駅

6.ベルリンの壁