TOEIC S, W Testを受験

2018.08.25

 TOEICテストというと一般的には聴く試験(Listening=L)と読む試験(Reading=R)で、答えは4択のマークシート式解答である。この2通りのテストの答えは、基本的に会話、問題文、表の中にある。したがって、Lでは話されたことを正確に理解し、Rではどこに答えがあるかできるだけ早く見つけることがスコアを左右する。もちろん基本的な文法の知識は必要である。
 最近これに加えて、「話すこと(Speaking=S)」、「書くこと(Writing=W)」もきちんとできなければならないと言われ始めた。英語をツールとして使うためには、当然といえば当然である。それを大学入学試験にも取り入れようという考えや動きもある。入学試験となると、立場上知らん振りして通すわけにもいかないと考え、また自分の力試しも悪くないかと考え、受験することにした。
 どのような試験か全く知らずに受験するのもどうかと思い、Speakingテストに関しては参考書を1冊買ってにわか勉強をした。写真の説明、相手からの問いに対する答え、説明、問題を出されて解決法の提案等々相当難しい。ゆっくり考えればできそうな答えでも15秒、30秒で即答しなければならないので、英語に慣れる必要がある。日本語の問答でも「エー、それはですねー」という調子で話す人は、高いスコアは望めない。書く方はどんなテストか全く予備知識のないまま、ブッツケ本番。鉛筆の硬さはHBくらいで良いかなと自信のないままシャーペンを持参したら、解答はキーボード入力!考えてみれば当たり前かもしれない。
 朝、佐世保を出たバスは高速道路を降りた後、渋滞を避けて普段とは違う迂回路で博多天神に行くという。まさかTOEIC SWテストで交通渋滞はあり得ないので、何かと思ったら博多の特別なお祭りの初日であった。巨大な山車が商店街やデパートの中にまで飾ってあった(写真)。街全体としては「TOEICどころじゃないぞ、君!」という雰囲気。そうは言ってもこちらはわざわざ佐世保から2時間かけてきたのだ。「山車やお祭りどころじゃないぞ、君!」とは言わなかったが会場へ急ぐ。
 受験者はL, Rと比べて少ない。受験者1人に1台のPCと他人の声が気にならない程度のスペースが必要なのだから、少なくて当然と言える。待合室(実は廊下)にいる人を見ると若い人、女性が多い印象。ナントなく「あのおじ(い)さん、何か勘違いしているんじゃないの?」と見られている感じで、居心地が悪い。
 いよいよ、試験の始まり。ヘッドホーンをつけ、耳の辺りからスーと伸びているマイクの位置を調整する。「試し録音」をして、声の大きさやマイクの位置を調整する。居心地悪さに加えて、極度の緊張感が走る。これらの操作を全てPCの画面を見ながら、指示に従って自分でやるのだ。この操作中、テストは始まっていない。「こういうの苦手なんだよな、1時間経っても試験始めることができなかったら、どうしよう?そんなこと考えても仕様がない、余計なこと考えずに指示された通りにやればできるよ」と二人の自分が葛藤し始める。ともかくテスト開始までたどり着いてホッと一息する間も無く、画面に写真が現れ、ヘッドホーンからは「What are they doing?」と聞こえてくる。15秒考え、15秒以内で答えなさい、と矢継ぎ早の指示が来る。
 参考書には、Sテストでは、与えられた時間の9割は使って丁寧に説明を、とあったが、私は気持ちが焦って大分時間を余らせてしまった。逆にWテストの与えられたテーマに自分の考えを述べる問題では、少なくとも300語以上の作文とあったが、そこまでいかないうちに時間切れとなってしまった。

お祭り用の巨大な山車