春爛漫

2018.04.25

 3月末から4月にかけて、暖かい日が続いた。桜をはじめ様々な花が咲き、木々が新鮮な緑の葉を付けて装いを新たにしていく。キャンパスでは卒業生が羽ばたくが如くに社会へ巣立ち、新入生が目を輝かせて行き交うようになる。教職員はガイダンスに忙殺され、上級生はサークルへの勧誘に懸命だ。年間を通じて、最も活気に満ちた時であろうか。誰ですか、「春眠暁を覚えず」とか「春の海、ひねもすのたりのたりかな」なんて呑気なことを言っているのは、という雰囲気だ。と、言いながら私は、娘一家が1年日本を留守にするというので、会食しようと川崎の家に週末を利用して行った。2年前に「川の流れは絶えずして」と題して多摩川河川敷や住処のマンションの周りの花や樹を紹介したが(2016.05.25)、今回も別の一面を紹介する。
 我が家から多摩川までは約1キロで、河口から10キロ足らずの地点に出る。上流へ3キロ行くと丸子橋という橋があり、そのすぐ近くで新幹線、横須賀線、東急東横線が多摩川を渡る。反対に下流へ同じ位行くと、東海道線、京急線の鉄橋がある。さらに下れば、河口の東京都側が羽田飛行場だ。大分蛇行しているので、直線距離では10キロはない。
 河川敷は広く、神奈川県側でも東京都側でも野球やサッカーができる。神奈川県側には、広くはないがゴルフ場もある。基本的に平らであるから、カートを自分で引っ張って歩く。フェアウェイは平均的ゴルフ場より狭く、広角打法厳禁なので、運動にも練習にも良いと言える。
 多摩川には多くの人が集う。野球、サッカー、ゴルフはもちろん、テニスも楽しめる。散歩、ジョギング、サイクリング、鉄棒で筋トレをやる人、読書で時間を過ごす人もいれば、家族連れでお弁当を広げる人も珍しくない。たまには金管楽器の練習に熱が入っている人も見かける。この季節、東京都側の桜の下は人でびっしり一杯である。

多摩川下流、左上に羽田を飛び立つ飛行機

多摩川を渡る新幹線(2キロ下流の橋から)

風に舞う桜

ユキヤナギの並木