キャンパスの四季 その5

2017.09.10

 大学の夏は、多分世間の皆様がイメージされているより慌ただしい。学生諸君は、8月上旬の期末試験が終わると9月末まで休業期間となる。しかし、実際にはこの間に非常勤講師による集中講義、長期間のインターンシップ、海外での語学研修・ビジネス研修、本学特有のプログラムである離島でのフィールドワーク等々、相当に忙しい。教員はというと、上記活動の監督が必要であり、授業がないので研究のための長期間の出張は行きやすいが、「夏休み」ではない。事務職員は毎日出勤である。今年度から大学閉校日が3日設定されたので、海の日を含めて6連休になったが、その程度である。
 夏の大学行事として恒例になっているものにオープンキャンパスがある。高校生及び保護者の方を大学のキャンパスに招待し、一言で言えば大学を紹介・PRする。学部・学科の説明、模擬授業、在学生による大学生活紹介、実習室の見学、学生食堂でのランチ、入試の説明等々盛り沢山である。本学では後援会総会も含めて、近い分野の学部の日程バッティングを避けて海の日を含む3連休を利用し行われる。学長が出る幕は極めて短時間ではあるが、ゼロという訳にはいかないので3日ともあっちへ行ったり、こっちに顔を出したりしなければならない。どの学部の会場で話しているのか、絶対間違わないようにしなければならない。

佐世保校

テッポウユリ

ノボタン

シーボルト校

 今年度からの試みとして「離島オープンキャンパス」も開催した。数多い会場を網羅するのは難しいので、今年度は壱岐市と五島市の高校を訪ねた。こちらから出かけて行くので「オープンキャンパス」とは若干意味合いは違うかもしれないが、模擬授業や在学生(高校生から見れば先輩)のキャンパスライフの話等々には高校生の興味を引くものがあったと手応えを感じた。私自身は五島へ出かけた。佐世保港からジェットフォイルで2時間弱である。佐世保港は米軍、自衛隊、海上保安庁、民間が棲み分けて使っている港で、大きなクルーズ船も入るし、離島と本土を結ぶ定期船も数多く、非常に活気のある港である。我々が乗った船は、その佐世保港から外海に出ると、時速80キロくらいで海を切り裂いて行くかのごときスピードである。白波を蹴立て、快適な船旅であった。五島高校は昔のお城の中に建てられていて、お堀にはハスの花が咲き、とても印象的であった。

数万トンのクルーズ船

軍用艦

高速船舷側の波しぶき

五島高校のハスの花