北九州出張

2016.11.10

 9月には、公立大学九州・沖縄地区協議会で沖縄県名護市へ出かけた時のことを書いたが、10月の連休には、全国学長会議で北九州市に出かけた。沖縄同様「散歩」ではないが、これは大変特徴のある会議なので紹介させて頂く。公立大学学生の全国大会が同時並行で開催され、ある時間帯は学長と学生が同じ会場で時間を共有し、議論する。このようなスタイルの会議は公立大学独自のもので、2011年の東日本大震災の際に学生ボランティアが支援に立ち上がったことがきっかけとなって大きなうねりとなり、体制が整いつつある。学生が参加し易いように、会議は週末の休日を利用して開かれるのが通例である。

 学生諸君は2泊3日、我々は1泊の日程である。我々が到着した時には、既に体育館は学生のポスター発表で熱気がムンムンしていた。何人かの学長さんは最初から学生に付き合って1日早めに来ていたようだ。会場内に用意された教室用の机で学生諸君と一緒にお弁当を食べ、大いに話が盛り上がった。こういう会に参加する学生はさすがに積極的、自分たちの日頃の活動を次々に話すので、こちらはほとんど聞き役になる。その後会議が始まるまで時間、いくつかの大学のポスターの前で、日頃のボランティア活動、地域の中での活動等々を聴かせて頂き、また議論もした。本学からの広報担当の学生スタッフが1名ではあるが参加していて、大変嬉しく感じた。参加学生は全88大学中39校から100名くらいで、教職員の方も20名近く参加していた。
 会議場での合同討論のテーマは「地域づくりと公立大学の教育」というテーマで、パネラーは学長3人、学生2人である。学長と学生が対等な立場での話題提供、フロアを含めての質疑応答、ディスカッションであり、堂々たるものである。まさに「地域づくり」はこうあらねばならないというものが目の前にあるように思えた。学生の活動に関しては以下のサイトを参照して頂きたい。
URL : https://311nc.wordpress.com/
 会議終了後、門司港の近くで昼食をとり、最後に安川電機ロボット工場を見学した。門司港には「レトロ」な建造物と近代的なビルが共存し、対岸の下関は目と鼻の先である。安川電機ではロボットがロボットをつくる様子、医療用ロボット等々を見学させて頂いた。ロボットと言っても人の形を模したものではなく、基本的には片腕、あるいは両腕の組み合わせである。しかし、ヒトの関節より自由に動くし、速い。アームの動きで許される誤差は0.1 mmだそうだ。アームの動きを分かり易く1 mとすると、1/10000の誤差ということになる。まるで意味のない例えをお許し願うと、ゴルフで110ヤード先のカップを狙うと誤差1 cmということで、ホールインワン確実だ。ITの発達を目の当たり見て感嘆するばかりであった。

レトロとモダンの門司

九州と本州を一望に

医療用ロボット