秋の珍事

2016.10.20

秋の珍事—その1
 10月18日付け長崎新聞の一面下段「水や空」欄に以下のような文があった。

<アイドル顔負けの容姿でも人気の将棋の女流棋士、竹俣紅さんが14日付で書いたブログがファンの間で話題を呼んでいる。「うーん、模試はですね・・・」と、18歳の高校生らしく何かの模擬試験を受けた感想を記した7行の短文が最初の文字だけ拾うと「うたがいはれロ」=「疑い晴れろ」と読める>

 「疑い」とは、竜王戦の挑戦者三浦九段への疑義であろう。対局中の“不自然な離席”と指す手が将棋ソフトの手と一致する度合いが高いことから不正を疑われて、挑戦者が差し替えられた。超一流棋士同士の対戦で、カンニングが有効とすれば、それ自体驚きであるが、そのことや離席してソフトを見ていたかどうかの真偽には触れないことにして、ブログの文を紹介しよう。

  M53928834073453

うーん、模試はですね…標準実施日前なので何も言いませんよ。
ただ、ひとつ言えるのは。
がんばりがほんのちょっとは出たかな、、、
いっきに点数にあらわれるわけではないけど
はっと、これこの前自分でノートにまとめたところだ!とかね。
れんしゅうれんしゅう。 さて、
ローソンで買ったおやつを食べよう

 最初の文字を並べると先に書いた通りで、それだけでも感心するが、タイトルは意味不明である。ネットを散見すると「元素記号」というキーワードがあった。元素記号となると、昔取った杵柄が役に立つと考え、数字を2桁ずつ区切って原子番号と看做し、対応する原子を記号で表すと、以下のようになる。

M 53 92 88 34 07 34 53
M I U Ra Se N Se I
  ヨウ素 ウラン ラジウム セリウム 窒素 セリウム ヨウ素

 「三浦先生」だ!そのセンスとイマジネーションの豊かさに、さすが高校生で一流棋士を張る才女と感嘆・脱帽だ。リケジョの才もある。

秋の珍事—その2
 2つ目も長崎新聞。10月20日付け25面の「石だたみ」欄。

<県立世知原少年自然の家付近で、季節外れの山桜が小さな花を咲かせ、住民を驚かせている。・・・あなたの周りでも、春が来たと勘違いしている桜が見つかるかも。>

 ご期待に応えて、県立大学佐世保校からお伝えします。本学では、山桜ではなくソメイヨシノが花を咲かせました!まだ葉をつけている木もある中、落葉して春の準備をいち早く整えた何本かの木の枝が、花をつけたのだ。「一斉に開花」というイメージのソメイヨシノにして、それぞれ我が道を行くのは大学ならでは、というのは考え過ぎかな?

  

 
写真は本学職員深江瑞子の撮影(2016.10.20)