沖縄出張

2016.10.10

  日本の大学の大部分は私立大学、公立大学、国立大学のいずれかである。他に放送大学、防衛大学校、基地内大学、外国の大学のJapan Campus等は些か趣を異にするが、数的には少ない。公立大学には都道府県立の他に市立大学も少なくない。規模も様々である。学生数が最も多いのは首都大学東京で9000人以上、看護系大学の多くは400人前後である。中には募集定員50人という小規模校もある。大学の数としては私立大学が圧倒的に多く、国公立大学の約5倍程度であろうか。公立大学は2016年4月現在88校で、数としては国立大学より多くなった。地方創生が言われる中、その役割は大きい。
 全公立大学の学長が一堂に集まる会議が年に2回あるが、これとは別に地区ブロックごとに集まる会議が年に1回開かれる。本学が属するのは九州・沖縄地区である。経済界の集まりでは、山口県が加わることが多いが、大学の集まりでは山口県立大学は他地区となる。いずれにせよ、道州制の論議で仮定されているブロックと一致し、大学も経済界(九州経済連合という組織が活発に動いている。多くの大学が正規会員となっており、産学の連携も進んでいる)もまとまりが良い方ではなかろうか。
 九州・沖縄地区には12の公立大学がある。佐賀、鹿児島県には無く、福岡県に4、沖縄県に3、宮崎県に2、そして大分・熊本、長崎県に1大学ずつである。地区協議会の議長校は、全国の公立大学と足並みを揃えて2年任期で勤めることとなっており、公立大学協会の地区代表理事の役割も持つ。現在は沖縄名桜大学学長がその任にあり、地区大会が沖縄で開催されることになる。
 協会全体のスケジュールからくる制約があり、地区協議会はどうしても8月後半あるいは9月上旬でなければならない。協会の事務局長や、文科省の方も参加されるので、全国6地区が別々の日程であることが望ましい。この時期に沖縄で会議となると、どうしても台風の心配をしなければならないが、天気予報を見てから決めるわけにはいかない。この点は、名桜大学学長にお願いするとき「私にお任せ下さい」と力強く言って頂いた。見事昨年も含めて2年とも予定通り開催できた。今年に関して言えば、出かけた当日は九州—羽田便は台風の影響で乱れていたし、九州—沖縄便は、1週間遅れていたら、台風16号の影響でどうなっていたか分からない。
 沖縄は海が美しい。上から見るだけでも奇麗であるが、ダイビングで潜ったらもっと神秘的なのであろう。慶應義塾大学理工学部で仕事を始めた頃の同僚に、学生時代沖縄の空き家に住み込み、1年中海に潜っていたという強者がいた。現在は東工大教授で、学士院賞という素晴らしい賞を受賞する程の世界のリーダーであるが、そういう人をも魅了して止まない海ともいえる。名桜大学は小高い丘の上にあり、会議場となった最上階からは美しい海を望むことができた。残念ながら雲の多い日ではあったが、素晴らしい眺めである。写真は、名桜大学の学長さんから頂いたものである。

名桜大学キャンパスから名護湾を望む(提供:名桜大学学長)

 

沖縄空港を離陸 沖縄空港のゲート数は38

間もなく長崎空港に着陸