南へ

2015.09.25

 8月末から9月初めにかけて出張が多かった。南への旅で、厳しい残暑を存分に体感してきた。

 まず、昨年も紹介しているが(2014.06.05)ヴェトナムのダナン。この地は北のハノイ、南のホー・チ・ミンに次ぐヴェトナム第3の都市で、ちょうど南北の中間である。長い海岸線や五行山等で有名なリゾートであり、同時に日系企業も数多く進出している工業都市でもある。ASEAN諸国へのアクセスも良い上に大きな港があるので物流の中心ともなり、まさに発展しつつあるヴェトナムを代表する都市と言える。今回の訪問は、8月の最終週に開かれた「ジャパンフェスタ」に参加することと、昨年から日系企業を中心にインターンシップを行っている学生を激励し、お世話になっている人民政府や共産党本部の方にお礼を申し上げるのが目的であった。休日ということで、各企業にご挨拶できなかったことは残念だった。

 ヴェトナムは雨季ということであったが、1日中シトシト降るということではなく、夕方にスコールが来る。ちょうど「ジャパンフェスタ」のオープニングセレモニーの時にそのスコールにあった。テントは張ってあるのだが、席が最前列であるため、テントに降った雨が目の前の机の上にザーザーと落ちてくる。Tシャツ・短パンなら、ついでに頭をシャンプーするかという気にもなるが、背広にネクタイではそんな気の利いたこともできず、机ごとチョット後ずさりして濡れるのを防ぐのが精一杯であった。ダナン大学の学生と一緒に本学の学生もお手伝いに加わっていたが、ジャパンフェスタでの長崎県のブースでは「和牛」も「カステラ」も長蛇の列の評判であった。

 ダナンに3泊して、さらに南のシンガポール(シンガポール共和国の首都がシンガポール)へ移動した。地図で見れば明らかなように、ヴェトナムからさらに西であるにもかかわらず、日本との時差は2時間が1時間に短縮される。とても不思議である。世界地図上に時間の線を引くと、概ね直線で表されるが、ここら辺は丸く出っ張りがあったり三角形で凹んだり複雑である。ついでに、日本との時差が3時間30分、3時間45分という国もあり、一筋縄ではいかない。
 シンガポールはアジア大陸の最南端(マレーシアとは橋で繋がっている)に位置し、面積は小さく(日本の500分の1以下、東京23区あるいは琵琶湖と同じ)、人口密度は高い(人口は約20分の1)。物流、金融、製造業で栄える(1人あたりのGDPは日本の1.4倍)豊かで近代的な国である。今年はマレーシアから独立して丁度50年ということでお祝いムードが溢れていると同時に国政選挙の年にも当たっている。
 ここでも、本学の学生がインターシップをやらせていただいている。幾つかの企業を訪ね、お礼を申し上げると同時に全員集合で夕食をとりながら意見交換をすることができて大変有意義であった。
 学生諸君はどちらの国でも非常に積極的に動いていて、頼もしい限りである。

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インターシップの詳細は「県立大学の挑戦―海外ビジネス研修」というタイトルで、長崎新聞に9月16日から連載された。

目覚ましく変わるダナンの街 龍を型どった橋

ジャパンフェスタの長崎ブース長い列

 

シンガポールは人工的な街 何の入り口かお判りですか(答えは次回)