プロ野球珍記録

2015.08.10

スポーツは、やるのも見るのも楽しいが、最近は年齢的に段々やることが難しくなってきたし、見る方も昔ほど「ハラハラドキドキ」はしなくなっているように感ずる。小西得郎さんや神風さんの解説はワクワクしながら「聴いていた」ものだが、今はたまに実況中継を見ても、時々は音を消す事もある。

 テニスは最近、錦織選手の活躍もあって見る機会が増えた。自分が唯一部活でやったことのあるスポーツであるからか見ていて退屈しない。単にボールをネット越しに打ち合うだけと言ってしまえばその通りだし、野球やサッカーに比べれば、「作戦」のバラエティの幅も小さいが、それでも面白い。サービスで決まってしまうとあっけないが、まともなリターンがかえるとそこからは一球一球の球筋が見えるので、自分がやっているような気分になるからだろうか。それにしても「サービス」とは、良く言ったものだ。「コーヒーを一杯サービス致します」とは、雲泥の違いではないか。外国で行われる試合を全部見ると寝不足になりそうなので、途中で寝てしまう。優勝はジョコビッチでもフェデラーでもどっちでも構わないという程度である。

 スキーは未だに自分でもやるので、アルペンスキー(斜面を滑る時間を競う種目)は、そのスリリングな競争には興奮する。ただ日本選手には、アルペンスキーで世界レベルの選手ほとんどおらず、TVで見る機会が少ないのは残念なことだ。
 TVを見ながら自分自身に何が面白くて見ているのかと自問自答することがあるのはマラソンだ。いつ誰がスパートするか、等考えている訳ではない。ただ単に走っているだけである。もちろんとても速いのだが、見た目にスピード感があるわけでもない。抜きつ・抜かれつの激しい争いも滅多に無い。でも見ていて飽きないから不思議だ。

 野球やサッカーの試合を初めから試合終了まで見ることはまず無い。野球は些か冗長で退屈に感ずることがあるし、サッカーは「ハラハラドキドキ」が得点に結びつかず失望に変わることが、私には多過ぎる。スポーツニュース等で点が入る場面だけを見ることが多いが、こちらは画面に映るのがチョット「局所的」な印象が拭えない。

 しかし、今年のプロ野球セ・リーグは新聞で順位を見るのが面白い。7月4日の朝刊には「セ界初 全球団借金」と野球に興味が無い人には意味不明の見出しがあった。ヤクルト,阪神,巨人,DeNA,広島,中日の順で首位が37勝38敗!首位が負け越しという有り得ないことが起こっているのだから見出しも大きくなる。前半戦終了のときは、首位DeNAで勝率5割。その後チョット変化があったが7月22日の朝刊を見ると、巨人が首位ながら負け数が多く43勝44敗!最早見出しには何も触れられていない。6チームで争うリーグ戦で全チーム勝率5割は可能性としては有り得ても、全チーム負け越しは原理的に有り得ないことである。要するにパ・リーグとの交流戦で負け越した17敗を皆で仲良く分け合っている。各チームの監督は精神的に大変だろうが、ひいきチーム無しで見ていると実に面白い。この文章が皆様のお目に留まる頃にはどうなっているだろうか?