地球カレンダー

2015.1.20

 新年明けまして、おめでとうございます。皆様それぞれに新たな気持ちで新しい年を迎えられたことと思います。「大晦日・元旦といっても、単に昨日と今日ではないか」言ってしまえばおしまいだけど、何となく気持ちが変わる。「何となく」ではなく、どの家庭でも、オフィスでも一斉にホントに変わるものがある。そう、カレンダーだ。(仮に万年床は敷きっ放しでも、これはどうしても変えなければならない。)

 ネット上に「地球カレンダー」なるものがある。年の初めに気持ちを大きくするためにこのカレンダーを紹介したい。地球46億年の長さを1年に短縮すると何月頃、何が起こったのか表すカレンダーである。

 まず地球の構造についておさらいしよう。下図に示した通りである。表面が地殻(外側の緑の線)。ここに大陸や海があり、生き物が活躍している。地球の中心からは約6500 kmの薄い層である。生き物はいわばリンゴの皮の上で暮らしていると言える。その下がマントルで高温の岩石層である。これが地殻を突き破って表面に出て来ると火山となる。また、マントルで温められた地下水が表面に湧き出すと温泉となる。マントルの内側は外殻と呼ぶ。この層では、融けた鉄が流動している。鉄という金属の性質に由来するのであるが、これが流動しているために地球全体が磁石となる。地球全体が磁石であるが故に、人間に有害な宇宙線(高エネルギーの放射線)が極地に集まり、その他の地域がより暮らしやすい環境となる。逆に宇宙線が極地に集まるので、オーロラはその地域でしか見ることができない。ちなみに鉄が融ける温度は約1500度である。その内側に内殻がありあり、さらに高温である。地球にトンネルを掘って一直線でブラジルに行く事は不可能であることは言うまでもない。

地殻がほぼ固まり陸と海ができたのは2月9日。この頃から大陸は分裂、合体を何回か繰り返しているし、今でも変動が起こっていることはご承知の通りである。ちなみに南から移動して来た伊豆半島が本州に衝突したショックによる火山活動で富士山ができたとされる。またインド亜大陸がアジア大陸に衝突した力で陸地が盛り上がり、ヒマラヤ山系ができたと推定されている。

 光合成で自立的に増えることができる生物が発生したのは3月29日頃。5月31日頃には光合成の効率が上がり地表の酸素濃度が徐々に増加し、逆に炭酸ガスの濃度が減少し始めた。9月27日には多細胞生物が現れ、11月20日になってようやく魚類が現れた。そしてとうとう11月28日になって、植物が地上に進出し、それを追って節足動物(エビ、カニの類)が上陸し始めた。オゾン層の形成によって地表の紫外線強度が弱くなったことで生物が陸上で生存可能になったのだ。

 鳥類が出現したのは12月19日で、26日に恐竜が滅びて哺乳類が繁栄し始めた。ヒトの祖先と呼べる猿人の出現は大晦日の午前10時40分。現代の人類と同じホモ・サピエンスが誕生したのは、午後11時37分(20万年前)であり、農業が始まったのは11時58分52秒(1万年前)まで待たなければならなかった。

 大切なことは、「ナンダ、そんなに短い時間ならどうでもイイヤ」とは考えず、短いからこそ時間を大切にして一生懸命生きようと考えることである。

<前回コラムで紹介した「Happy Planet Index(地球幸福度指数)」図上の緑のマルの国は、コスタリカ。この周辺の国は他にも緑に近い所に位置している。>