能動的学び

2014.04.8

 3月13日の朝日新聞の「天声人語」に、「『少し』というところが、いい。」という書き出しで、以下のような紹介があった。「東京都品川区が『英語が少し通じます商店街』というプロジェクトを始める。2020年の五輪では区内でも競技がある。大勢の選手や観客を迎えたいと考え、企画した(以下略)」

 この文を読んで、本学の学生が佐世保商工会議所と一緒にやっていることと同じだ、品川区の一歩先を行ってるぞ!と感じた。佐世保市は、明治の時代に帝国海軍がここを軍港と定めたときから急速に発展した地で、村から「町」をスキップして「市」になった珍しい所である。今でも海上自衛隊と共にUS Navyも基地として使っている。したがって、アメリカ海軍関係者も市内に多く住んでいる。そのアメリカ人達に、佐世保商店街に馴染んでもらうことを目的に、本学の学生がボランティアで、商工会議所の方と一緒に「英語接客表現集」や写真入り「Friendship Business Map」を作成して関係方面へ配っているのだ。1例だけ紹介しよう。「こちらでお召し上がりになりますか、それともお持ち帰りですか」を英語で尋ねるときなんと言えば良いか?英文があり、カタカナ表記もついている(答えは文末)。

 学生諸君の自主的活動はもちろんこのほかにも沢山ある。逐一紹介したいのだが紙面(とは言わないのかな?)が足りない。昨年秋に本学が受けた、公立大学協会政策・評価研究センターの大学評価ワークショップの際に学生諸君にプレゼンテーションしてもらったものを再掲して、課外活動の一端を紹介したい。

 左の写真は、上記の英語活用のグループの写真だ。ハワイの学生との交流や、米軍基地内大学との交流を通して、自らの英語力を高めると共に、日本文化の発信、アメリカ人達の日本語学習の手伝い等をやっている。
 また、国際情報学部の学生は「Siebo」という組織を立ち上げ、実に様々なことを発信している。地元長与町のケーブルTVとの連携、県内他大学との共同イベント、各種イベントでの司会、各種行事の撮影や記録等々プロ顔負けの活動を展開しているようだ。UstreamとかYoutubeとか、私にはあまり馴染みない媒体も次々に出てくる(写真中央)。

 右の写真は栄養健康学科の学生が中心になっている「クックベジ」サークルの活動の一端を示している。クックベジとは、cook + vegetable(料理と野菜)である。学内の片隅を「開墾」し、そこで野菜を作っている。収穫を料理し、近所の保育園児を招待して大変喜ばれているようだ。他にも他大学との交流、餅米作り、伝統料理の調理に挑戦など、私が知らないことも多いことと思う。

 ここで紹介したこと以外にも、課外活動、「きっかけバス」による東日本大震災被災地の訪問とその報告をはじめとするボランティア活動等々、キャンパス外でも学生諸君は大活躍である。自らの計画、行動、反省、そしてまたその実行(PDCA=Plan, Do, Check, Action)のサイクルを廻して、地域の活性化に貢献すると同時に自らも成長している。新入生諸君にも活き活きとした活動を期待したい。今回は大学のコマーシャルにお付き合い頂いて有り難うございました。

 


答え:For here, or to go? 意外と簡単、でも知らないとこうは言えそうにない。