男と女、男子と女子

2012.03.03

3月3日はおひな祭り。女の子のお祝いの日である。「女の子」と「女子」と「女」と、どう区別するのか?男についてはどうか?今回はこれに関する大考察である。あまり意味無さそうだけど・・・。サイエンスは、ありません。

「男子と女子」が最もしっくりくるのは学校に通う男女を意味する場合である。男子学生、女子高生等。スポーツでも男子、女子である。女子サッカー、男子シングルス、女子100メートル等。しかし、競技が男子か女子に限られている場合は男子、女子はつかない。シンクロナイズドスイミング、新体操等。だいぶ前であるが、朝日新聞に「中年弁当男」に子をつけて「中年弁当男子」とすると、積極的な印象に変わるというエッセイが載っていた。スポーツや若者からの印象であろうか。トイレも男子、女子で区別するのは何故なのだろう。

「男性と女性」が使われることも珍しくない。「男性社員が多い」、「女性の参加者が多い」等、多少他人に対する丁寧な言い方だろうか。「逃走した男の特徴は」という表現と比べると、実感できる。「女性ボーカル」等というと、丁寧とは若干気持ちが違うようだ。ここまで整理すると、「男子と女子」の後には一般名詞が続き、「男性と女性」の後は人を表す名詞が続く、となりそうだ。

お風呂の「男湯、女湯」という表現は、「逃走した男」の突き放した感じではなく、「泣いた女が馬鹿なのか、騙した男が悪いのか」と同じように、より性を強調した意味が感じられる。「男前が良い」はあるが、「女前」はどうだろうか。男ではカッコ良いのは少数だけど、女は皆さん魅力的ということか。
 「男を上げる」という言い方は、単なる性の違いではなく、男尊女卑の匂いがする。「女を上げる」というのは、聞いたことがない。「雄飛、雌伏、雄々しく、女々しい」あたりは最早禁句であろう。

女性であることを表すのに「女流」という言葉がある。「女流棋士」、「女流作家」等。碁や将棋は元々男のゲームだったのかと考えてみたが、2,3年前に人気を博した篤姫は碁を打っていた。小説家というなら紫式部が千年も前に傑作を残している。何故「男流」はないのに「女流」はあるのか、不思議である。

デパートの洋服売り場では「紳士物」、「婦人物」である。「ladies and gentlemen」は、通常順番を逆にして「紳士淑女の皆さん」と訳される。にもかかわらず「淑女物売り場」でないのは、デパートに来る女性は必ずしも「淑女」ではないということ?デパートで洋服を買う男性が皆「紳士」かどうか、怪しい。