TOEICテストを受験

2012.01.03

昨年暮れにTOEICテストを受験した。TOEICとは、Test of English for International Communicationの略で、990点という中途半端な数字が満点である。600点が「何とか英語で意思の疎通ができる」レベルとされているようだ。

Communicationのためには、自分の考えていることをきちんと順序だてて整理し、分りやすく相手に伝え、説得するという基本的能力が必須である。このテストでは、そのことはできていると、前提にしているように思える。問題をやってみると、この力も点数に影響するようには思う。また、communicationのためには、listening, reading, speaking, writingの4種のスキルが必要であるが、TOEICでは前二者の能力が問題になる。とは言っても、これらの受信の力もspeaking, writingという発信の力とある程度相関するから、ツールとしての英語力の目安として、間違いはないだろう。

私は、英語に関して特別の訓練を受けたことはないし、外国に住んだことも残念ながらない。しかし、慶應義塾大学に勤務していたときには、少なからず国際会議に参加し、発表もしていた。少なくとも私が関与していた分野では全ての会議で「official language is English」である。また、研究成果の文章による発表は、原則英語を使う。したがって、専門分野に関しては、「何とか英語で意思の疎通」はできていたと言える。但し、一般的会話に関しての語彙は不十分であり、しゃれた言い回しはできない。これで、テストで何点か、学生に要求しているレベルはどのくらいなのか、実際に試してみようというのが受験の動機である。

さて、実際のテストでは、多くの場合、「要領」も馬鹿にならない。参考書を1冊買って、読んでみた。いわく、「Part 3, 4では、塗りつぶすのは後回しにして、軽く印を付け、次の問題の問いを先回りして読むこと。まとめて塗りつぶすのに1分半」、「Part 5, 6に20分、Part 7に55分」と、実に細かい指示が書いてある。要するに、全部で2時間の試験時間の配分に1分単位で気を配らなければならない。実際に模擬試験に挑戦してみると、Reading Testは75分では足りない。要するにじっくり考える時間は無い。communicationのために、「Just a moment, please.」も「Pardon?」も許さん!というわけである。ある意味、当然だ。

テストの2時間、高いレベルで集中力を切らさないことが重要である。試験が終わってから、こんなにストレスがかかったのは大学入試以来50年ぶりかと感じた。目もショボショボする。入試のときには、1題解いて、一瞬の安堵感があったが、それすらない。当時は若かったし、老眼鏡も使っていなかった。

で、何点ですかって?こういう文章は、結果が出ないうちに書くに限るということで、現時点で点数は?です。残念でした!