青少年の天地

2011.04.24

   4月23日から24日に行なわれた、本学経済学部経済学科の新入生オリエンテーション合宿に参加させて頂いた。先生方が引率し、新入生数名単位の班ごとに先輩が一人ボランティアで加わるというものである。昼間のスポーツ、夕方のカレー作りと飯盒炊爨(はんごうすいさん)、夜の賑やかな自主的懇談会とはじめての大学生生活に何かと不安を抱く新入生を大学に馴染ませるものとして成功であったと思う。

   学長が参加すると皆が何かと気を遣い、かえって邪魔かとも思ったが、様子を見てみたい気持ちもあり、頼み込んで混ぜてもらったのだが、学生諸君と直に話しができて良かったと思う。

   場所は佐世保市内の烏帽子(えぼし)岳にある「青少年の天地」であった。この会場の名前が、参加をヘジテートさせる。先生は引率だから良いとして、私は単にぶらぶらしていて、学生に「飯盒でご飯を炊くのは案外難しいよ、頑張って、カレーライス上手くつくってね」というだけである。それしかやらない、古稀を迎えた人間が「青少年の天地」という名前の場所に足を踏み入れても良いものだろうか!どうも一筋縄ではいかないような雰囲気が漂ってくる。「young at heart」なら入ることを許可してもらえるかと考えて参加を決意したのであった。

   当日幸いにしてお天気が良かったので「エイッ、ついでにyoung at legs!(そんな台詞聞いたことないが)」と、空元気を出して家から歩いて登ってみた。何とか予定の時間よりは早く着くことができて、烏帽子岳のてっぺんで持参のおにぎりをほおばることができた。しかし、途中とても気になる道標があった。道が2つに分かれる地点で、右は「烏帽子岳、青少年の天地」、左は「隠居岳」とのたまわれる。如何にも、お前は左に行くんじゃないの、と言わんばかりである。しかしここで挫けてはならじと、「俺はまだ隠居はしてないんだよね」と胸を張って、右への道をたどり、「青少年の天地」へと向かったのであった。

   この合宿は、たった1泊ではあったが成功裏に終わったと言える。同じような合宿が栄養健康学科でも日と場所を変えて行われているが、大変有意義であったと先生から聞いている。先生方にとっては、慣れない準備をし、週末を使っての大変なご苦労であるが、学生のために良かれと休日返上で頑張って頂いたことに新米学長として心から感謝したい。