授業概要及び連絡先

国際交流学専攻

教員名 李 炯喆(い ひょんちょる)教授
専門領域 国際関係領域
担当科目 日本政治外交史
担当科目の

授業概要

主に昭和期(1926-1989)の政治外交を中心として研究書を読み、原資料を検討することで、正確な専門知識と柔軟な認識を教授することを目指して、特に日本政治外交を専攻する受講生に対しては修士論文作成に備えて、幅広い専門知識と原資料を紹介する。戦前の昭和期では、政治と軍事が中心テーマとなり、(1)1930年代における軍部の政治支配過程、(2)1930年代の政党政治と政治社会の変容、(3)日米戦争と終戦過程について教授する。戦後昭和期では、(1)占領計画・占領政策と戦後日本の政治社会の変容、(2)親米外交と戦後日本の基層形成、(3)55年体制と自民党政治、(4)日本のアジア外交について教授する。その他、ポスト冷戦期における日本外交の争点についても検討する。日本政治外交史というものは単なる過去の物語ではなく、当時代の主要人物、国内の政治過程と国際関係が連動性を持ちながら織り成す相関関係であって、現代を生きる我らに常に大きな歴史の教訓を与えようとしている。昭和期とは日本が失敗と成功を共に招き、20世紀の半分以上を占めた長い時代である。現在と未来の時点から昭和期を振り返ることで、過去から引き継がれる力と未来を造ろうとする力を学ぶことができよう。以上のような観点を忘れずに講義に臨もう。
連絡先 095-813-5132

教員名 荻野 晃(おぎの あきら)教授
専門領域 国際関係領域
担当科目 国際関係史
担当科目の
授業概要
国際問題を読み解くうえで、歴史を知ることは不可欠である。さらに、現在の国際情勢を考える際、国際社会のシステムや構造を理解することが重要となる。
本講義の目的は、国際関係史、国際政治に関する受講者の理解を深めることにある。講義の前半では、近代主権国家成立から冷戦終結に至るまでの国際システムの変容について論じる。そして、外交政策と軍事力、戦争と平和について、事例を挙げながら歴史的考察を行う。
講義の後半において、国際政治、対外政策における理論的潮流を論じて、受講者が国際問題を考えるうえでの分析能力を養う。その際、国際政治学に関する英語のテキストを使用する。そして、講義の最後に、受講者は関心を持ったテーマについてリポートを作成する。
連絡先 095-813-5145

教員名 祁 建民(き けんみん)教授
専門領域 国際関係領域
担当科目 中国の政治
担当科目の
授業概要
本授業は「現代中国の政治構造及び政治社会」というテーマを取り上げる。現代中国の国家権力構造及び基層政治社会、国内政治及び外交政策(日中関係を中心とする)との連動などを総合的に捉えなおし、その性格と特徴を明らかにするとともに中国政治の将来を考えてみる。本授業の到達目標として、文献資料とフィールドワーク資料に基づいて、現代中国の政治を諸側面から分析し、それに関する問題の背景、状況及び展望を理解し、具体的な問題について自ら方策を考えられるようになることを目標としている。毎回の授業に出された課題を中心に、参考書を予習した上で講義に出席することを望む。課題に対する積極性も参考にして、レポートなどによって総合的に成績評価を行う。参考書:毛里和子『現代中国政治』名古屋大学出版会 2004年。宇野重昭・天児慧編『20世紀の中国 政治変動と国際契機』東京大学出版会1994年。家近亮子『日中関係の基本構造--2つの問題点・9つの決定事項』晃洋書房 2003年。祁建民『中国における社会結合と国家権力―近現代華北農村の政治社会構造―』御茶の水書房 2006年。
連絡先 095-813-5138

教員名 小原 篤次(おはら あつじ)准教授
専門領域 国際関係領域
担当科目 国際金融論
担当科目の
授業概要
経済問題は国際関係論では冷戦期、ロー・ポリティックス(low politics)と呼ばれた。しかし過去20年、国際経済が主要国の重要テーマになってきたことは言うまでもない。貿易・投資とともに金融が重要な柱になった。共通通貨ユーロの誕生や、通貨危機、世界金融危機など最先端の研究テーマを提供している。経常収支や為替レートの決定、金利や物価の国際的連関など国際金融論の基本的事項を理解する。同時に、実際のデータを利用しながら、主な国の国際収支や為替レートの動き、為替レートと購買力平価との関係、リスク・プレミアムを考慮した金利平価説の妥当性、内外実質金利の均等化の程度、といった点を実証的に検討する。後半は、現代国際金融の具体的問題について考察する。国際金融論の理論を習得し、現代国際金融の理解を深める。主要国がG7からG20に拡大する中、欧米のほかアジアなど新興国も対象とする。【講義の進行】学生の主体的なリーディング、プレゼンテーションを基本とする。
担当科目 国際経済学
担当科目の
授業概要
外国貿易、国際投資などに関する理論や国際経済を取り巻く情勢を理解したうえで、日本経済、アメリカ経済、中国経済、アジア経済の現状について学修していく。
【到達目標】 国際経済に関する基礎的理論や国際経済の枠組みおよび主たる国際機関の役割を修得し、内外で起きる諸問題が世界経済やわが国経済にどのような影響を及ぼすのか、また諸問題を解決するにはどのような政策が望ましいのか理解する。【キーワード】グローバリゼーション、貿易、直接投資
連絡先 095-813-5152

教員名 福島 涼史(ふくしま りょうし)准教授
専門領域 国際関係領域
担当科目 国際紛争と法
担当科目の
授業概要
「事件は現場で起こっている」という台詞もあるように、紛争は各地域で起こるものであるが、それを待ち構える規範は、しばしば普遍的で、国際的なものである。そのようなギャップを架橋する国際的コミュニケーションがますます要請されているのであるが、この授業では、その前提となるべき国際法のありようを考察する。
特にこの授業で着目するのは、伝統的に法的解決になじまないとされ、そのコミュニケーションを拒絶してきた紛争のカテゴリー、すなわち、「政治的紛争」である。授業ではこの「政治的紛争」をめぐる従来の議論の問題点を洗い出し、それを通じて、国際紛争と法との関係を明らかにすることを目指す。
方法的な特徴は、学際的なものであって、政治学の議論を常に参照しつつ、国際裁判実務の動向も取り入れる。それと同時に公法理論についても解説し、参加者と議論を深めたい。
連絡先 095-813-5150

教員名 和田 一哉(わだ かずや)准教授
専門領域 国際関係領域
担当科目 国際ビジネス論
担当科目の
授業概要
1980年代日本が経験した貿易摩擦、90年代後半に起こったアジア通貨危機、2000年代における中国やインド等の目覚ましい経済発展など、世界経済は大きく変動している。しかし現在、アジア諸国の経済発展が世界の注目を集める一方、アフリカ諸国に見られるように今なお停滞状況にある国々が存在することも事実である。経済のグローバル化は一層加速し、その影響が世界中の人々の生活に深く浸透するようになっているが、それは地域や階層によって一様でないことに注意が必要である。本講義では、国際的なカネやモノの動き、そして人々の生活がそれによっていかなる影響を受けているかを検討することを通じ、世界を取り巻く国際的な経済環境について学び、「どんな社会が望ましいのか?」という世界共通の問いについて考える。
連絡先 095-813-5739

教員名 上村 俊彦(うえむら としひこ)教授
専門領域 国際コミュニケーション領域
担当科目 英語学概論
担当科目の
授業概要
英語の研究や教育の専門家として必要となる英語に関する基本概念や理論を、英語文献(英語学または言語学の英文による概論)を用いて教授する。英文概論書の構成に従い、音韻論、形態論、統語論、意味論応用科学・認知科学としての言語学、英語の歴史などについて概観する。授業では、内外の英語文献や学術雑誌の記事はもとより、インターネット上の最新情報も、演習教材として適宜活用する。
担当科目 国際英語論
担当科目の
授業概要
「英語学概論」「英語音声学・音韻論」「英語コミュニケーション論」などのクラスで学ぶ知識や知見と関連づけながら、国際間のコミュニケーション言語としての英語の将来について検討する。
International English (Trudgill)、 Global English (Crystal)、 English Next(Graddol)などの英語観の検証、 Common European Framework of Reference for Languagesに基づく英語能力試験(IELTS、TOEFL、 TOEIC等)のレベル設定やCan-Do-List等についての考察などを通じて日本人の英語コミュニケーションについて論ずる。
連絡先 095-813-5135

教員名 下野 孝文(しもの たかふみ)教授
専門領域 国際コミュニケーション領域
担当科目 日本近代文学
担当科目の
授業概要
日本近代文学の動きを具体的な作品に拠りながら考察していきたい。二葉亭四迷、森鴎外、樋口一葉等の作品をテキストとして明治文学の流れを概説した後、田山花袋「蒲団」をもとに自然主義文学の特徴を整理し、その文学に抗するように登場した白樺派、新思潮派、新感覚派等大正期の文学作品を中心に検討を進めたいと考えている。時代的な背景分析も研究の基礎として取り込み、オーソドックスな実証的方法の習得という観点から、学生自身が積極的に検証へ参加し、各自の研究内容を深めていく展開を重視したい。
連絡先 095-813-5171

教員名 竹部 隆昌(たけべ りゅうしょう)教授
専門領域 国際コミュニケーション領域
担当科目 西洋中世史
担当科目の
授業概要
九~十一世紀の地中海社会は、サラセン帝国分裂によってイスラム圏は群雄割拠状態となると共に、イスラム匪賊行為も激化し、イタリア半島や南仏、アルプス山中までもが略奪の被害にあっていた。この事態を打開すべく西欧が援助を求めたのが東方キリスト教圏のビザンツ帝国であった。ビザンツと西欧の関係は軍事面だけでなく文化面にも及んだ。他方ビザンツとイスラムの関係も軍事衝突だけでなく、通商関係等を通じての文化交流も確認されている。この東西キリスト教世界とイスラムの三者関係について本講義は多角的に分析する。
連絡先 095-813-5163

教員名 唐津 理恵(からつ りえ)准教授
専門領域 国際コミュニケーション領域
担当科目 比較文化論
担当科目の
授業概要
本科目では、日本映画を比較文化論の視点から考察する。世界映画史の重要な一部を占める日本映画の伝統を振り返り、日本映画が日本文化の確たる伝統を築いてきたことを認識するとともに、西欧文化の基盤から誕生した映画という視覚芸術が、日本という文化風土のなかでいかに受容されていったのか検討する。日本映画を代表する監督である溝口健二、小津安二郎、黒澤明の作品を年代順にたどりながら、日本映画に対する概念と理論について分析・議論を重ね、その特性を理解することを目的とする。英語文献を教材とし、授業は学生の英語による発表を中心に進める。
担当科目 日本文化論
担当科目の
授業概要
本科目では、日本映画を文化論的視点およびフェミニズム、ジェンダーの視点から解読する。無声時代から今日までの日本映画における女性の表象の歴史をたどりながら、代表作のテクスト分析を行い、映画の研究及び表象文化の研究の基礎的な概念やアプローチを考察していく。日本映画に登場する女性像、男性像、家族像に着目し、そこに織り込まれた日本の文化的イデオロギーを検証し、さらには、それに挑戦する手段としての映画の試みについて考える。英語文献を教材とし、授業は学生の英語による発表を中心に進める。
連絡先 095-813-5165

教員名 周 国強(じょう ごおうちゃん)准教授
専門領域 国際コミュニケーション領域
担当科目 中国語コミュニケーション論
担当科目の
授業概要
講座名は「中国語コミュニケーション論」となっているが、単にコミュニケーションの理論を学ぶのが目的ではない。中国内外の政治・経済・社会情勢が複雑化するのに伴い、錯綜する情報をどのように自分で判断、整理するか、また、どうやって自分の考え或いは主張を発信していくかということがこの講座の目標である。言葉の学習に通して日中両国価値観の異同を考察し、それぞれの言語的・文化的認識を深める。言葉はコミュニケーションのツールではなく、民族性・人間性の表現そのものであることを再認識する。
担当科目 中国文化論
担当科目の
授業概要
中国三千年以上の社会、文化、歴史をたどりながら、その中から生み出された思想・芸術・風俗習慣等とその変遷を通じ、どのような文化的な変化が起こり、また、どのようにして文化的なものが形成されていったのか具体的に考えていく。特に近代以降の中国がおかれた国際環境を把握し、「中華思想」のプライド(過去の栄光)と近代への挑戦(屈辱の近代)を比較し、理解するように努める。
連絡先 095-813-5158

教員名 山田 健太郎(やまだ けんたろう)准教授
専門領域 国際コミュニケーション領域
担当科目 翻訳論
担当科目の
授業概要
異文化間コミュニケーションのひとつとしての翻訳について、翻訳における等価という基本的問題からマルチメディアの翻訳などを対象とする最近の研究まで、その理論について概観する。日英の翻訳を対象とし、文学作品の和訳や英訳、さらには日本のアニメの英語版など、実例を豊富に取り上げながら議論をすることで、実践的な理解を深める。
担当科目 アメリカ文学
担当科目の
授業概要
アメリカ文学作品に凝縮された多文化社会における異文化接触の問題を出発点とし、文化とアイデンティティはどのように作用しあうのか、また異なる文化を持つ者同士のコミュニケーションはどのように可能かを、エスニシティ、ステレオタイプ、スティグマ、といったキーワードを中心に考察する。さらに、表象文化として文学はどのように社会の中で機能しているかについて、映画と小説の比較、翻訳と異文化受容の問題など広く問題領域を設定し、文学批評理論や翻訳理論、コミュニケーション理論などを応用した実践的研究を行なう。
連絡先 095-813-5168

情報メディア学専攻

教員名 関谷 融(せきや とおる)教授
専門領域 社会情報領域
担当科目 教育とメディア
担当科目の
授業概要
<授業形態>  講義(一部実習)
<到達目標>
教育の現場で使用される各種メディア(媒体)の特質を踏まえ、それらを有効に利用できるようになる。また、情報化の本質をメディア(媒体・機器)に対応した「制限化」であると理解し、有効であるとされる教育メディアの「制限」のあり様について整理した上で、どのように「制限」すればどの程度まで有効な教育メディアとすることが可能か、あるいは阻害することになるのかについて提言できるようになる。
<授業計画>
全体を概ね五期に分けて実施する(各期3授業時見当)
 第一期 視覚メディア(アナログ/デジタル)
 第二期 聴覚メディア(アナログ/デジタル)
 第三期 メディアのメディア(アナログ/デジタル)
 第四期 実際に教材作品を試作する
 第五期 制作発表・相互評価・考察
<テーマ>
・様々なメディア(媒体・機器)は、それぞれどのように情報を「制限化」しているのか。
・それらの「制限化」のうち、どれ(何)が教育に有効か、逆に有効でないのか。
・教育メディア化されていない素材を有効な教育メディアにするためには、どのように「制限」をかければよいか。
連絡先 095-813-5170

教員名 村上 雅通(むらかみ まさみち)教授
専門領域 社会情報領域
担当科目 映像ジャーナリズム論
担当科目の
授業概要
映像ジャーナリズムはテレビドキュメンタリーによって深みを増した。現象を単に表層的に捉えるのではなく、深層まで掘り下げたものを映像と音によって表現することにより、現象の本質が説得力を持って伝わってくることになるからだ。一方で、説得力を持つ故の功罪も生まれた。それは「両刃の剣」とも言える。果たして、何が「功」と「罪」の分岐点になっているのだろうか。分かれ目は、時代(社会状況)や対象物を捉える取材者の視点だ。疑問を解きほぐすための取材活動、取材環境を整えるための様々なコネクション、情報の正確さを保持するための裏付け取り、対象物(者)との信頼関係、伝えるための映像表現など、視点を醸成するための作業は膨大だ。本講義では、映像ジャーナリズムの特性、歴史などの検証とテレビドキュメンタリーの秀作の分析、具体的制作手法について考察し、その可能性や課題について言及する。
連絡先 095-813-5103

教員名 森田 均(もりた ひとし)教授
専門領域 社会情報領域
担当科目 メディアと表現
担当科目の
授業概要
【キーワード】ローカル・メディア、ネットワーク社会、コンテンツ、メディア表現、ハイパーテキスト
【授業の目標等】ネットワークという言葉が様々な意味で使われ、放送や通信メディアが地球規模で変貌しようとしている中で、地域社会において生活する人としての立場や視点から、キーワードに掲げた他にメディアやインターネットに関連する事項を中心として、変わるもの、変わらないもの、変わってほしいもの、変わるべきでないもの、などを考える機会としたい。
【授業の内容・計画等】以下に記す二つのアプローチによって、受講生との議論を交え講義を行う。
Ⅰ ネットワーク社会:一般家庭にまで浸透したインターネットの社会的な影響について、その現状と課題及び将来的な可能性について述べる。特に情報通信による新たな共同体の形成については、従来のメディア利用との相違、パソコン通信利用との相違、地域特性やネットワークポリシーの相違など技術や制度の進展にも留意しつつ論じる。また、個人による知的財産権運用などを含めたネットワーク利用に関するルールの推移、放送など他メディアとの関係などの側面も含めて多面的に論じる。(1-1. 地域におけるメディアの活用・コミュニティ放送、1-2. インターネット上における共同体の形成、1-3. メディア融合の諸相、1-4. 技術的進展とその応用)なお1-4の補足として、「高齢者・障害者等配慮設計指針-情報通信における機器、ソフトウェア及びサービス第三部:ウェブコンテンツ」(JIS X 8341-3:2010)に基づき高齢者や障害者のWeb利用などについても考える。
Ⅱ メディア表現:画像・音・テキストとメディア表現には様々なものが存在する。人間は、直感による他、他人に説明するためにコンテンツに触れると、ほとんどは言葉に変換する。あるいは、そこまで具体化しなくても時間や事態の推移として物語化する。そこで、コンテンツの表現技法と物語論を接合する講義を行う。まず、物語がいくつかの構成要素に還元できることを示す。この知識に従って自ら物語のフレームを設定する作業を行うと、構造主義的な分析方法と物語生成のための基礎的な作業を体得することができる。そして最後に、メディア表現論が地域の文化とメディアとの関連を考える手がかりにもなることを実例から示してみたい。(2-1.物語の記号化 、2-2.物語とメディア、2-3.コンテンツに固有の表現方法、2-4.表現方法を横断するコンテンツ)
連絡先 095-813-5105

教員名 金村 公一(かなむら こういち)准教授
専門領域 社会情報領域
担当科目 情報政策
担当科目の
授業概要
デジタル化、ネットワークコミュニケーションの進化に伴い従来のマスコミュニケーション、ジャーナリズム、メディア、コンテンツは、その創造、表現、交換・流通、蓄積、伝達のどの局面においても構造変革が起こっている。しかも技術的変化と利用者の情報・コミュニケーション行動の変化が相乗する。このような変化の中で、新たな活動を展開する組織、変革を迫られる伝統的な企業の戦略とこれらを包含する社会の制度、政策について具体的な事例をもとに分析、構想を試みる。具体的な事例をもとに、現状分析、動向予測、課題抽出、戦略要素の抽出、政策目標設定、アクションプログラム立案、パフォーマンスレビュー等の視点で検討し、討議を行う。
連絡先 095-813-5125

教員名 河又 貴洋(かわまた たかひろ)准教授
専門領域 社会情報領域
担当科目 情報ネット経済
担当科目の
授業概要
「情報」と「ネットワーク」の特性から導かれる経済活動の特徴を「情報経済学」の観点から考察することを目的とする。なお「情報経済学」の射程として、イノベーション(創新)、テクノロジー(技術)、アート(芸術)の経済・経営学を基礎とする「文化経済学」や「クリエイティブ産業論」の展開、さらには今日的課題としての「バブル経済」や「格差」の問題をも考察対象とする。なお、本科目は文理統合領域として、知財政策・戦略のためのMOT(Management on Technology)をも講義対象とするものである。講義内容の大きな柱は以下の4項目である。
Ⅰ. 情報ネットワーク経済(The Information & Network Economy)
――情報(Information)/技術(Technology)/政策(Policy)~ネットワーク進化の経済学
Ⅱ. イノベーション政策と経営戦略(Innovation Policy and Strategic Management)
――知的財産政策(IPR Policy)と技術経営(MOT: Management on Technology)
Ⅲ. 文化経済学(Cultural Economics)とクリエイティブ産業(Creative Industries)
――「クリエイティブ財」の供給と需要~「権威」と「評判」の経済(Economy of Prestige and Reputation)
Ⅳ. グローバル化と情報ネット経済
――「バブル経済」と「格差」問題(Bubble Economy and the Gap Issue)
連絡先 095-813-5106

教員名 門部 昌志(もんべ まさし)准教授
専門領域 社会情報領域
担当科目 メディア・コミュニケーション
担当科目の
授業概要
この授業は、言語活動や記号過程についての基礎的な問題を考察するものである。言語、発話、言語活動、そして記号の分類(類似記号、指標記号、象徴記号)などをへて、コミュニケーションのモデル、さらには受容研究や言語行為論、社会的行為の理論を紹介する。研究対象は、音声言語に限定されず、文字言語や映像が排除されることはない。この探究は、伝達手段の物質性や媒介作用をめぐる問いと密接な関係にある。人間と人間の関係が物によって媒介され、物と人間の関係が人間によって媒介される以上、メディアをめぐる問いとコミュニケーションをめぐる問いは分かちがたく結びついているのである。
連絡先 095-813-5126

教員名 吉光 正絵(よしみつ まさえ)准教授
専門領域 社会情報領域
担当科目 文化と社会
担当科目の
授業概要
現代社会におけるコミュニケーション環境のグローバル化は、国家や階層といった全体社会における社会的・文化的脈絡を超えた、多種多様な感情的連帯や、社会的紐帯を作り出すとともに、人々が新たな文化を作り出す機会を創出している。本講義では、ポピュラー・カルチャーの諸スタイルが生まれ、そこにコミットした人々が集合的・個人的アイデンティティを創造していく過程について、カルチュラル・スタディーズや文化社会学の研究成果を検討しつつ学んでいくことを目的とする。
連絡先 095-813-5307

教員名 C.ソムチャイ 教授
専門領域 情報技術・コンテンツ領域
担当科目 情報セキュリティ
担当科目の
授業概要
昨今、ウイルス被害、個人情報や秘密情報の漏えい等の被害が数多く発生し、拡大の一途をたどる状況である。これらの被害に巻き込まれないように、情報を扱う人は情報セキュリティの正しい知識を持って適切にセキュリティ対策を実施することを要求される。当科目は、情報セキュリティ技術とその利用に関わる知識を学ぶことを目的としている。具体的には、セキュリティの考え方、脅威の手口と対策、コンピュータウイルス・スパイウェア等への対策、企業における情報セキュリティの基本ルール、情報セキュリティポリシー策定に関する基礎知識を習得する。また、情報セキュリティに対する理解を深めるために、情報セキュリティの課題を中心に、基本的な概念やそれを支える技術と運用などを学習する。
連絡先 095-813-5108

教員名 永野 哲也(ながの てつや)教授
専門領域 情報技術・コンテンツ領域
担当科目 微分幾何学
担当科目の
授業概要
多様体の幾何学について学ぶ。リーマンが創始した多様体の幾何学は、現在もっとも普及した幾何学である。その基礎に古来からのユークリッド幾何学を内包し、ニュートン・ライプニッツが発見した微分・積分法を手法として、曲がった曲面および空間の性質を、ユークリッド幾何学を遥かに凌ぐ内容と豊富さで現代の我々に提供してくれる。はじめは、基礎集合としての位相空間の概念を学び、位相空間に微分構造を入れて、微分可能多様体について基礎的な内容を調べる。その後、曲がった空間の例として、3次元ユークリッド空間内の曲線の曲率等を微分を用いて計算する方法と、意味について学び、最後は、n次元多様体でリーマン構造をもつリーマン空間について、その幾何構造を調べる。
連絡先 095-813-5127

教員名 辺見 一男(へんみ かずお)教授
専門領域 情報技術・コンテンツ領域
担当科目 ヒューマンインターフェース
担当科目の
授業概要
ヒューマンインターフェースとは、人間と親和性の高いシステムの構築方法を考える学問である。人間にとって便利で使い易いものを作ろうとすると、人間についての知識が不可欠である。本講義では、コンピュータを使用するときの人間の生理的、心理的振舞いなど、ヒューマンインターフェースの基礎理論について解説を行った後、拡張現実感、ハプティックインターフェース、テレイグジスタンスなど、最新の応用事例の紹介を行う。
また、本研究室では、以下に示した研究を行っており、これらの中からヒューマンインターフェースに関する研究例を取り上げながら講義を行う。

(本研究室の研究テーマ)
我々の研究室では、ヒューマンインターフェース、画像処理・画像認識、モーションキャプチャ応用、3次元CG、人間工学などの研究を行っている。したがって、情報メディア学特別研究Ⅰ,Ⅱのテーマはこれらの中から選択することとする。
内容の詳細については次のアドレスを参照のこと。

/prof/hemmi/LabIntroduction/LabIntroduction.htm

連絡先 095-813-5485

教員名 金村 公一(かなむら こういち)准教授
専門領域 情報技術・コンテンツ領域
担当科目 メディアコンテンツプランニング
担当科目の
授業概要
デジタル化、ネットワークコミュニケーションの進化に伴い従来のマスコミュニケーション、ジャーナリズム、メディア、コンテンツは、その創造、表現、交換・流通、蓄積、伝達のどの局面においても構造変革が起こっている。しかも技術的変化と利用者の情報・コミュニケーション行動の変化が相乗する。このような環境変化を念頭に具体的なコンテンツ分析を通して、メディアとコンテンツの企画に資する要素を発見的に学び、企画力、構成力を養う。
連絡先 095-813-5125

教員名 吉村 元秀(よしむら もとひで)准教授
専門領域 情報技術・コンテンツ領域
担当科目 画像計測
担当科目の
授業概要
視覚による空間把握やパターン認識をもとにして、人間は、外界の情報の多くを得ている。画像計測は、人間が視覚すなわち目と脳をもとに行う空間把握やパターン認識などの情報処理を、さまざまな計測機器を使って取得したデータをもとにコンピュータで演算処理を行う技術である。近年、画像計測は、マルチメディア社会の主要なセンシング技術となっている。本講義は、人間の視覚についての知識を得ることから始め、様々な画像計測機器によるデータ取得から、コンピュータによる演算処理までについて見てゆくことにより、画像計測技術の総括的な学習を目的とするものである。
連絡先 095-813-5186

教員名 前村 葉子(まえむら ようこ)講師
専門領域 情報技術・コンテンツ領域
担当科目 画像情報処理
担当科目の
授業概要
画像情報処理について2次元信号処理の側面から講述する。まず画像信号処理に必要な確率信号理論や線形代数について学ぶ。そのうえで、画像信号を2次元信号として扱う場合に必要な2次元線形システムについて理解し、2次元フーリエ変換をはじめとする代表的な画像の線形変換手法について学ぶ。これらをとおして、圧縮・解析・認識などの画像情報処理手法に関する基礎知識を修得する。
連絡先 095-813-5483

教員名 青木 研(あおき けん)教授
専門領域 情報システム・セキュリティ領域
担当科目 数理造形論
担当科目の
授業概要
数学的な手続きによって造形を行う数理造形は、コンピュータグラフィックスならではの表現方法のひとつである。3次元空間上の点・線・面といった図形の数学的な表現方法から座標変換や透視変換、面のシェーディングモデルなど3次元CGにおける数学的な操作を詳説するとともに、フラクタルなど数理モデルによる造形方法について解説する。また、自然や生物の形態に含まれる数理的な造形ルールを読み解き、なぜそのような形態をしているのかを考察するとともに、意味と構造から発する美について理解を深め、数理造形による表現方法とその可能性について学ぶ。
連絡先 095-813-5167

教員名 有田 大作(ありた だいさく)教授
専門領域 情報システム・セキュリティ領域
担当科目 コンピュータビジョン
担当科目の
授業概要
コンピュータビジョンとは、カメラで撮影した画像から対象物や環境の3次元的な情報を求める技術である。これを実現するためにはカメラと対象物との位置関係や複数のカメラ間の位置関係を表す幾何が必要となる。本講義では、コンピュータビジョンで必要となる射影幾何とエピポーラ幾何について学ぶとともに、それらの幾何を利用した応用事例を紹介する。
連絡先 095-813-5121

教員名 加藤 雅彦(かとう まさひこ)教授
専門領域 情報システム・セキュリティ領域
担当科目 ネットワークセキュリティ対策技術応用
担当科目の
授業概要
秘密情報の窃取やシステム破壊を目的とした標的型攻撃、膨大なトラフィックを発生させることで防御を困難とするDDoS攻撃など、コンピュータネットワークを使用した攻撃は年々高度化している。加えて、攻撃の対象となる企業システムやIoTシステムも年を追うごとに複雑化、巨大化しており、人手で管理する限界を超えつつある。新たな脅威に対するセキュリティ対策のトレンド、セキュリティ対策を行うために必要なネットワークシステム関連技術、セキュリティ対策の高度化や自動化に必要な要素技術などについて学習を行う。加えて、情報セキュリティ技術は変化が速いため、最新の攻撃トレンド、対策技術動向の調査も行い、状況にあった効果的な対策がどのようなものか考察を行う。
連絡先 095-813-5176

教員名 金谷 一朗(かなや いちろう)教授
専門領域 情報システム・セキュリティ領域
担当科目 感情工学
担当科目の
授業概要
分析心理学では「ひと」の心理機能(こころの働き)を思考、感情、感覚、直感の四つに分類することがよく行われる。これらのうち思考、感覚について我々人類は多くの知見を積み上げてきたが、感情、直感についてはまだ限定的にしか理解が及んでいない。本科目では、特にひとの持つ感情について、科学的理解とデザインへの応用を試みる。
連絡先 095-813-5088

教員名 日下部 茂(くさかべ しげる)教授
専門領域 情報システム・セキュリティ領域
担当科目 ソフトウェア開発方法論
担当科目の
授業概要
ソフトウェアの開発では一般にQCD(品質、コスト、納期)のトレードオフが問題になる。ソフトウェアに関する種々の特性によって開発において重視すべき事項も多様であり、また要求、設計、実装、運用といったライフサイクルのフェーズによって考慮すべきことも様々である中で、最適な方法論を選ぶ必要がある。大規模複雑化により難易度が高まる一方、技術の進展により自動化が進み人的労力が削減される、といった近年の動向をふまえ、産業界でも有効とされるプラクティスにもとづいた講義、演習を行う。
連絡先 095-813-5151

教員名 小松 文子(こまつ あやこ)教授
専門領域 情報システム・セキュリティ領域
担当科目 情報セキュリティと社会・個人
担当科目の
授業概要
サイバー空間における攻撃への対策や、安全な情報管理を実現するには、技術的な対策が必要です。同時に、リスクが社会経済にどのような影響があるか、また個人や社会がどうすえれば対策を進めるかを明らかにすることが重要となります。本科目では、計算機科学、情報セキュリティ技術、経済学、社会学、行動科学などの複数の分野における意思決定の研究を学び、情報セキュリティのリスクの考え方を、社会と個人のふるまいに焦点をあて、探求します。
連絡先 095-813-5153

教員名 平岡 透(ひらおか とおる)教授
専門領域 情報システム・セキュリティ領域
担当科目 空間情報工学
担当科目の
授業概要
本授業では、空間データを収集し、格納し、管理し、その空間データを処理して分布、配置、隣接関係などの空間分析を行い、その結果を表示したり総合化して意味ある情報を提供する空間情報工学について学ぶ。空間データは、地表、地下、地上の土地および構造物の地理的位置、高さ、形状、範囲を示す幾何学データと、その自然、社会、経済などの特性を示す属性データから構成される。空間データはきわめて広い範囲のデータで、地球規模では地球空間データと呼ばれ地球の形状、地球環境、世界統計データなどを含む。国土規模では国土空間データと呼ばれ、地形、地質、土地利用、自然資源、統計データなどが含まれる。都市規模では都市空間データと呼ばれ、道路、土地、家屋、上下水道、ガス、電気供給施設などが含まれる。
連絡先 095-813-5160

教員名 松崎 なつめ(まつざき なつめ)教授
専門領域 情報システム・セキュリティ領域
担当科目 暗号応用技術
担当科目の
授業概要
本科目では、暗号技術およびその社会における応用について学ぶ。暗号技術は、IoT(Internet of Things)時代における個人適用サービスや、価値や契約などをネットでやり取りする新サービスなどを、安全に運用されるための、核となる技術の1つである。サービスにおけるセキュリティ要件や実装要件と、その要件にあうように設計された暗号技術の事例を学ぶことにより、暗号技術応用の課題とその解決アプローチを習得する。
連絡先 095-813-5157

教員名 山口 文彦(やまぐち ふみひこ)教授
専門領域 情報システム・セキュリティ領域
担当科目 人工知能技術
担当科目の
授業概要
近年、人工知能という言葉が巷間に流布しているが、考える機械という発想およびその研究は古くからあり、計算機の誕生とともに具体化され発展してきた。その研究の中で創り出された様々な手法には、当初は「知的な作業を行うもの」と捉えられていたものの、性能や適用先についての知見が深まるにつれて、技術や道具としての「アルゴリズム」と捉えられるようになったものが少なくない。本講義では、そのような経緯を概観しながら、人工知能研究に由来する様々なアルゴリズムを紹介する。なお、アルゴリズムは実装して動かさないと意味がないので、プログラミングの演習を含む予定である。
連絡先 095-813-5116

教員名 穴田 啓晃(あなだ ひろあき)准教授
専門領域 情報システム・セキュリティ領域
担当科目 計算の複雑さ
担当科目の
授業概要
「コンピュータの原理的な能力とその限界はどんなものか?」
これが本講義の主題である。本講義は前半と後半に分かれる。前半では、まずコンピュータのハードウェアの理論的な模型である「オートマトン」や「チューリングマシン」について学ぶ。次いで、コンピュータのソフトウェアの理論的な基盤をなす「言語」について学ぶ。更に、コンピュータの能力の限界について学ぶ。コンピュータには原理的に解答不可能な問題があることを知る。
 後半では、コンピュータの能力をクラス分けしていく。クラス分けの過程で計算の複雑さに度合いがあることを知る。また、「乱数(サイコロ)」を取り入れることで、意外なことに効率が良くなる場合があることを知る。また、複数のコンピュータが「対話」することで、秘密を隠したまま「納得」させるという面白いことが出来ることを知る。
 計算の複雑さを学修することはコンピュータプログラミングに役立つ。また、コンピュータの原理を理解すれば、利用の仕方に広がりを持てるだろう。更に、日常生活や会社生活においても効率やタスク管理の向上を図れるのではないだろうか。
より詳しくはwebページを参照のこと:http://sun.ac.jp/prof/anada/
連絡先 095-813-5113

教員名 片山 徹也(かたやま てつや)准教授
専門領域 情報システム・セキュリティ領域
担当科目 色彩情報
担当科目の
授業概要
色彩は、視覚を介した非言語コミュニケーションの媒体として様々な情報を伝達する。そのため、衣食住はもとより、商品開発、建築・都市環境など様々な分野で見直しされている。特に、ICT(情報通信技術)が実用化されている高度情報化社会においても、色彩は重要な役割を果たしている。本講義では、色とは何かを概説し、人の視覚系の構造と機能、表色系、色の知覚と感情的作用など色を生理、物理、心理学視点から論じる。また、色彩計画に必要な色彩の見えに対する主観的印象を数量的に評価するための方法について解説する。さらに、人間の様々な色知覚に関する国内外の研究成果や色彩調節の実際を紹介し、それらをコンテンツ制作や色彩の研究に応用するための手法を学ばせる。ユニバーサルデザイン、アクセシビリティをキーワードにユーザーの視点から色彩を活用できる能力を習得させることを目的とする。
連絡先 095-813-5738

教員名 松田 健(まつだ たけし)准教授
専門領域 情報システム・セキュリティ領域
担当科目 数理科学とその応用
担当科目の
授業概要
数学やそれに関わるあらゆる科学分野に関する領域を数理科学という。
情報化が加速する現代に置いて数理科学は重要な基礎理論になりつつあるが、これを理解するには解析・代数・幾何のあらゆる分野に関する基礎的な知識の習得が不可欠である。
そのため、本科目では、多変数の微分積分学、代数学、位相幾何学の基礎に焦点を当て、このような多様な数学がどのように結びついていくかということを学ぶ。
また、このような概念がどのように応用されているかという過程について解説する。
連絡先 095-813-5155