経済の四要素「人・モノ・金・情報」の流れを地域性や歴史を踏まえ、理論的・実践的に学びます。

社会経済活動の一部分である流通・経営領域の重要度はますます大きくなり、「流通」、「経営」という学問領域に対する関心や興味も急速に高まってきています。本学科は、以上のような社会的背景を踏まえた上で、社会経済活動における四要素"人・モノ・金・情報"の流通全般に関して、その歴史、理論・実践、政策などを学びます。また、企業における経営、会計、そして情報領域などを重視した教育を行っています。特にIT化が進む現代においては、主体的に情報を入手・収集、分析、判断、創出・発信できる能力は必須で、広い意味での情報活用能力に優れ、実践力に富む人材(人財)の育成を目指しています。なお、アカウンティングプログラムを履修することにより、大学院までの一貫した教育体制で会計関連分野の資格取得も目指せるようになりました。
流通・経営学科の大きな特徴は、「流通・経営学科」という名称自体が旧国立・公立大学の中でも珍しいということ。その意味でも、長崎県立大学における「流通・経営学科」の存在は、社会的にも大きな価値を有しています。学生と教員のコミュニケーションもスムーズで交流も活発です。このことはきっと、あなたの大学生活にさらなるプラス効果をもたらしてくれることでしょう。
商品流通と市場システムの論理、実態、実務に関する知識に基づいて、経済社会における人・モノ・金・情報の流通を的確に把握し、それらの具体的な課題に即して正確な判断ができる対応能力を養成します。また、流通分野の営業、企画など企業の第一線で活躍できる人材を育成します。
流通学の基礎能力養成のためのいくつかの基幹科目を設け、さらに流通学の諸問題への深い理解と実践能力を高めるために、コア科目として流通システム論、流通産業論、市場開発論などを配置しています。
資金流通、情報流通などの幅広い分野の基礎的かつ理論的な知識をもとに適切な判断能力を動員して、的確な問題解決のできる人材の育成を目指します。特に、会計分野に関する大学院までの一貫した教育体制により、よりハイレベルな専門知識を取得した高度専門職業人を養成します。
今日、急激に進展している情報関連分野、そして会計関連分野における高度でかつ専門的な知識・能力を習得するために不可欠な情報処理論や管理会計論などをコア科目として配置しています。
本学科は、産業構造の高度化、複雑化、グローバル化などの構造変化と情報化の進展が著しい現在、生産や消費と並ぶ経済活動の重要な部分領域である流通を「人・モノ・金・情報の流れ」の観点から考察しながら流通の分野に関する多角的な分析能力と情報活用能力を養成するため、流通原理、マーケティング論、流通情報論、会計学といった分野を中心とした教育研究を通じ、地域的視野と国際的視野を併せ持った21世紀を担う実践的な産業人の育成を目的としています。
わが国の産業構造は現在、成熟化、情報化、国際化が進展し、複雑・多様化した社会経済情勢を迎える中、流通部門のウエイトはますます大きくなっています。
このため、本学科においては、流通に関する専門的知識を備えた人材を育成するとともに、流通システムの変革に対するグローバルな視野を持ち、地域の経済に貢献することが出来る人材の育成を図ります。
また、理論と実践を融合した教育を行い、商品流通、資金流通、情報流通の知識と感覚を習得した社会の第一線で活躍できる人材の育成、情報技術の利活用能力を習得した行動力、実践力を持った人材の育成を行います。
本学科では、流通の分野に関する多角的な分析能力と情報活用能力を養成し、社会の第一線で活躍できる人材を育成するため、商品流通と市場システムの理論、実態、実務に関する知識に基づいて、人と経済社会における人・モノ・金・情報の流通を的確に把握し、それらの具体的な課題に即して正確な判断を下しうる対応能力を養成する「流通学コース」と、資金流通、情報流通といった幅広い分野に関して、基礎的かつ理論的な知識をもとに適切な判断能力を動員して問題解決にあたりうる人材の育成を目指す「情報・会計学コース」を設置しています。
特に会計分野に関する大学院までの一貫的な教育体制により、学部で簿記、会計学の分野の専門基礎知識を教育し、大学院でより高度な専門知識の修得により高度専門職業人の養成を目指す。さらに、情報資源・ネットワーク環境を活用し、主体的に情報を収集、分析、判断し、創出・発信できる能力を養成します。
会計情報分析等を通じて、会計に関わるヒトの意思や行動を解明。

准教授 小形 健介
会計、とりわけ財務会計は、企業を中心とした経済主体の活動を貨幣単位に変換し、それらを損益計算書や貸借対照表などの財務諸表を通じて各種利害関係者に伝達するものです。財務諸表がもたらす情報は、文字と数字が中心となり、とても無機質なもののように思われます。
一方、最近では企業の粉飾決算や不正経理といった事例が新聞等において見受けられます。こうした行為は許されることではありませんが、別の面から捉えると、会計が社会的に大切な役割を担っており、そのために企業が会計情報に影響を与えようとすることの表れであるといえます。
では、会計の社会的な役割とはどういうものなのでしょうか。また、会計情報を通じて企業と社会はどのような関係を構築しているのでしょうか。本ゼミナールでは、企業が公表している会計情報を用いた財務分析や粉飾決算の事例分析等を行い、会計に関わるヒトの意思や行動を明らかにしたいと考えています。
流通政策の基礎を体系的に理解し、今後の課題について考察。

准教授 神保 充弘
いま、わが国の流通政策は、歴史的な転換期にあるといえます。第二次世界大戦以後、わが国の流通分野については、政府をはじめとする公的機関による介入が様々なかたちで実施されたことにより、規制の網が張りめぐらされているといわれてきました。しかし、1989年から翌年にかけて行われた日米構造協議を契機として、わが国の流通政策は従来の規制の強化から、緩和・撤廃へと大きく方向転換することとなりました。
この講義では、こうした政策のあり方をめぐる基本的な潮流の変化を念頭に置きながら、流通政策の基礎を体系的に理解するとともに、主要な流通政策を個別に取り上げ、歴史的な視点を交えながら現状分析を行い、今後の課題について考察します。
| 授業科目区分 | 1年次 | 2年次 | 3年次 | 4年次 | ||
| 全 学 教 育 科 目 |
時空間の探求 | 日本史概説/西洋史概説/東洋史概説/人文地理学/自然地理学/科学史 | ||||
| 生活の中の情報と科学 | 情報処理概論/情報処理演習Ⅰ,Ⅱ | |||||
| ライフスポーツ/健康科学/化学/生物科学/物理科学 | ||||||
| 人間性と文化 | 哲学/倫理学/文学/心理学Ⅰ,Ⅱ/文化人類学/国語表現 | |||||
| 現代社会と市民生活 | 日本国憲法/法学概論/政治学/社会学 | |||||
| 現代社会の課題 | 現代地域社会の諸問題/環境と人間社会/国際化、情報化の進展と諸問題/現代世界と平和/シーボルトと現代社会 | |||||
| 総合英語 | 総合英語ⅠA,ⅠB | 総合英語ⅡA,ⅡB | 総合英語Ⅲ | |||
| 英語コミュニケーション | 英語コミュニケーションⅠA,ⅠB | 英語コミュニケーションⅡA,ⅡB | 英語コミュニケーションⅢ | |||
| 海外語学研修(英語) | ||||||
| 外国語 | 中国語ⅠA,ⅠB/韓国・朝鮮語ⅠA,ⅠB/フランス語ⅠA,ⅠB/スペイン語ⅠA,ⅠB/ドイツ語ⅠA,ⅠB | |||||
| 中国語ⅡA,ⅡB/中国語ⅢA,ⅢB/韓国・朝鮮語ⅡA,ⅡB | ||||||
| 海外語学研修(中国語)/海外語学研修(韓国・朝鮮語) | ||||||
| 英語インテンシブ プログラム |
英語Ⅰ | 英語Ⅱ | 英語Ⅲ | |||
| 中国語インテンシブ プログラム |
中国語ⅠA,ⅠB | 中国語ⅡA,ⅡB | 中国語ⅢA,ⅢB | 中国語ⅢA,ⅢB総合 | ||
| 専 門 教 育 科 目 |
学部共通専門科目 | ミクロ経済学入門/マクロ経済学入門/統計学入門Ⅰ,Ⅱ/経済数学入門Ⅰ,Ⅱ/経営学総論/会計学概論/民法Ⅰ,Ⅱ | ||||
| 公共政策論/商法Ⅰ,Ⅱ/民法Ⅲ | ||||||
| 学 科 専 門 科 目 |
学科共通科目 | マーケティング論Ⅰ,Ⅱ/流通原理Ⅰ,Ⅱ/財務会計論Ⅰ/簿記論Ⅰ,Ⅱ | ||||
| 経営管理論/経営組織論/流通史Ⅰ,Ⅱ/ミクロ経済学Ⅰ/マクロ経済学Ⅰ/流通政策Ⅰ,Ⅱ/財務会計論Ⅱ/市場の連関分析Ⅰ,Ⅱ | ||||||
| 商法Ⅲ | ||||||
| 流通学コース科目 | 流通システム論Ⅰ,Ⅱ/コーポレートガバナンス(企業統治論)Ⅰ,Ⅱ/商業経営論Ⅰ,Ⅱ/流通産業論/西洋流通史/マーケティング・マネジメント論/流通学説史(マーケティング学説史)/市場開発論/消費者保護論/流通経済論/物流論/経営戦略論/国際経営論/国際マーケティング論/広告論/マーケティング・リサーチ/保険論/リスクマネジメント論/企業論/公共経済学Ⅰ/地域開発論/中国経済論Ⅰ/外書講読Ⅰ,Ⅱ/特殊講義 | |||||
| 情報・会計学 コース科目 |
簿記論Ⅲ,Ⅳ(工業簿記)/財務会計論Ⅲ | |||||
| 経営情報システム論/流通情報論Ⅰ,Ⅱ/情報処理論Ⅰ,Ⅱ/経営分析論/社会情報システム論Ⅰ,Ⅱ/ネットワーク論(eコマースを含む)/銀行論/国際会計論/税法Ⅰ,Ⅱ/管理会計論Ⅰ,Ⅱ/税務会計論/監査論/財政学Ⅰ,Ⅱ/貿易実務Ⅰ/国際金融論Ⅰ/外書講読Ⅲ,Ⅳ/特殊講義 | ||||||
| 演習科目 | 新入生セミナー | 総合演習 | 専門演習 | 卒業論文 | ||
| 行動科目 | キャリアデザイン | インターンシップ | ||||
| ボランティア活動 | ||||||
| 自由選択枠 | 全学教育科目及び専門教育科目の両区分から自由に選択履修した単位、行動科目の単位認定 | |||||